【最新】シンガポールにおける保育業界の全貌

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共働き世帯の多いシンガポールでは、保育施設の拡充が急ピッチで進められています。要保育児童数の増加に応じて、保育所数も右肩上がりに。

今回は、そんなシンガポールの保育業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2020年 シンガポールの保育(教育)業界

シンガポール政府、低料金での保育サービス提供開始へ 〜保育業界動向〜

National Day Rally 2019で、リーシェンロン首相は、手頃な価格で質の高い幼稚園へアクセスするための取り組みを強化すると発表。2025年頃までに、未就学児の80%が、政府の支援する幼稚園に就学できるようになる。

今後5年間で、ECDAは指定されたセンターに資金援助を提供し、育児および乳児ケアサービスのアクセシビリティ、価格、および品質を向上させる。資金援助により、任命されたセンターは次のことが可能となる。

シンガポール市民の子供たちの料金上限は、既存の月額800ドルと1,400ドルと比較して、新しい期間では、終日保育サービスと乳児ケアサービスでそれぞれ月額760ドルと1,330ドルに引き下げられる。また、シンガポールの就学前認定フレームワーク(SPARK)に基づく認定の取得や組織能力の強化などの取り組みを通じて、保育サービスの品質の向上を目的とした投資も行う予定である。

出典: https://www.ecda.gov.sg/PressReleases/Pages/More-Families-to-Benefit-from-Lower-Fee-Caps-at-324-Childcare-Centres-Appointed-as-Partner-Operators.aspx

シンガポールのEton House、IBディプロマ認可を取得〜保育業界動向〜

EtonHouse International Schoolは、正式にディプロマプログラム(IB)を提供するInternational Baccalaureate (IB)World Schoolに認定された。IBとは、世界的の大学で広く認められているプログラムのことである。

2020年8月より、EtonHouseの Year 12の生徒がIB ディプロマを受け始める。今回の認定で、EtonHouseグループでIBディプロマの認定を受けた学校は10校目となる。また、この認定を受けたのはシンガポール国内初である。

EtonHouseはIBの認可に加えて、IGCSEの奨学金制度も開始する。この奨学金は、申請料、資本税、学費を完全にカバーする。これは、IB DPの場合は、年間推定37,000ドル支給される。

出典:https://www.etonhouse.edu.sg/wp-content/uploads/2020/07/Orchard-IB-DP-Media-Release.docx.pdf

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シンガポールの就学前の子供、家族を支援する政策〜保育業界動向〜

Early Childhood Conference 2020で、社会家庭振興大臣のMasagos Zulkifliは、就学前の子供と家族を支援するための新しいイニシアチブを発表した。これらのイニシアチブは、EC教育者の育成を強化し、就学前プログラムの質を向上させ、追加のニーズを持つ子供たちにより大きなサポートを提供するための幼児発達庁(ECDA)の継続的な取り組みに基づいている。

ECDAは、Skills Future Singaporeとともに、幼児期のケアと教育のためのスキルフレームワーク(ECCE)の改善を行う。 2016年に開始されたECCEスキルフレームワークは、ECセクターでのさまざまな職務に必要なキャリアパスと能力を詳しく説明している。

ECDAは、ECCEスキルフレームワークの職務とキャリアパスを見直し、スキルの向上とキャリア開発の機会についてEC教育者をより適切に指導する。改訂されたECCEスキルフレームワークは、幼稚園の人事管理および人材育成イニシアチブの設計と実装をガイドし、トレーニングプロバイダーがECセクターのニーズに合わせてトレーニングプログラムをレビューおよび革新できるようにしていく。

出典:https://www.ecda.gov.sg/PressReleases/Pages/Boosting-Professional-Development-of-Preschool-Educators.aspx

シンガポールのNTUC First Campusの母国語指導方法〜保育業界動向〜

未就学児が自信を持って母国語を習得できるように、NTUC First Capmusでは下記のような母国語指導方法をしている。

例えば、NTUCに在籍するマレー語の教師は、日常のレッスンにマレーの民族音楽、ダンス、演劇など、文化的知識を組み込んでいる。他にも、教室でのリアルな体験と表現をサポートするための実践的な活動を計画している。

また、子供たちにマレー語を使って自分で答えを表現し、発見するように勧めている。たとえば、教師は子供たちが「Getuk Ubi」(マレータピオカ「Kuih」)の作り方を学ぶための実践的なレッスンを計画することもある。これらの刺激的な文化活動は、子供たちが積極的に参加し、興味深く魅力的な方法でマレー語とその文化を学ぶように促している。

出典: https://www.ntucfirstcampus.com/news/ntuc-first-campus-my-first-skool-teachers-apply-creative-ways-for-young-learners-to-pick-up-their-mother-tongue-language-mtl-and-learn-important-life-values

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2019年 シンガポールの保育(教育)業界

シンガポールのPCF、今後5年間で15,000以上の施設を提供〜保育業界動向〜

PAPコミュニティ財団(The PAP Community Foundation, PCF)は2018年9月9日、今後5年間をかけて大規模な保育施設を建設し、既存の保育施設の設備をアップグレードすることで、15,000ヶ所以上の幼児向け施設においてのプレゼンスを高める意向を示した。

PCF Sparkletotsは過去3年間において子育てセンターと乳児ケアセンターを約10,000か所新設したという実績を持っており、さらに今後5年間にわたり15,000の施設を追加する方針。PCFは国内最大規模の未就学児のための施設であるSparkletotsを運営しており、2018年現在国内に360ヶ所以上のSparkletotsセンターを有している。

PCFは「共働き世帯が安心して仕事に取り組めるよう、託児サービスを充実させていきたい。ひいては、家族間における信頼関係の向上や出生率の改善など社会的なテーマにも積極的にかかわっていく」とコメントしている。

出典:https://www.facebook.com/leehsienloong/posts/2044690608926968

シンガポールでバカロレア初等教育プログラムの候補校となったのは?〜保育業界動向〜

イートンハウス・インターナショナルスクール・オーチャード校は2018年9月7日、同校が初等教育プログラム(PYP)教育機関として認定を受けるためのプロセスの一環として、正式に国際バカロレアPYPの候補校となったことを明らかにした。

PYPは知識詰め込み型の教育ではなく、探究心を育てることを目的としたIBL(Inquiry Based Learning)を中心としており、22世紀の社会を視野に入れた、ただ知識が豊富だけでなくバランスの取れた「学力」を備えた学生の輩出を試みている。

イートンハウス・国際エデュケーショングループはシンガポールに本社を置き、世界11か国100の教育施設で15,000人以上の子どもたちへ質の高い教育サービスを提供している。近年ではアジア全域で革新的な教育を提供する国際教育機関として名高い。

出典:https://www.etonhouse.com.sg/news/etonhouse-international-school-orchard-now-an-ib-pyp-candidate-school/

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中国進出の方針を固める、シンガポールのMindChamps〜保育業界動向〜

2018年11月18日の発表によると、未就学児向け教育機関の運営事業に携わるMindChampsは中国進出の方針を固めた。現在は北京に位置する教育機関で提供されている就学前教育事業を引き継ぐことについて協議が進められている。具体的な教育機関名は明かされなかったものの、3~4ヶ所の教育機関と協議中であり、今後間もなく具体的な内容について発表があるとされる。

MindChampsによると、2018年11月現在北京においては約30,000の未就学児向け教育機関が存在すると推計されており、北京への進出をもってグローバル展開への足がかりとする方針だ。11月18日にMindChampsが北京で開催したシンポジウムでは、北京における未就学児向け教育市場において5%のシェアを獲得することを目指すことについて言及がなされた。

MindChampsは現在、シンガポール、オーストラリア、アラブ首長国連邦、フィリピン、ベトナム、ミャンマーの各国に100校に上るチャイルドケア施設を展開しており、そのうち40施設をシンガポールに有している。

出典:https://www.mindchamps.org/blog/mindchamps-china-symposium-beijing/

シンガポールにおける未就学児童向け学校の半数がSPARK認可を取得〜保育業界動向〜

2018年10月現在、国内880施設(全施設の50%)の未就学児童向け教育機関が幼児教育開発局(Early Childhood Development Agency; ECDA)によってSPARK認定を受けており、昨年の770施設より40%以上の増加が見られた。

SPARKは幼児教育プログラムの質を評価し継続的に向上させるためのベンチマークであり、保護者が保育サービス施設の質を判断する際の客観的な指標となっている。

SPARKがこれまでスポットを当ててきたのは4~6歳までの就学前教育プログラムであったが、同国における就学前教育ニーズの高まりとともに今後0~3歳まで拡張される予定。次回のSPARK評価時期を見据えサービス改善に取り組む。

出典:https://www.ecda.gov.sg/PressReleases/Pages/HALF-OF-THE-EARLY-CHILDHOOD-SECTOR-NOW-CERTIFIED-UNDER-THE-SINGAPORE-PRESCHOOL-ACCREDITATION-FRAMEWORK-(SPARK).aspx

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2018年 シンガポールの保育(教育)業界

シンガポール政府が遂行、就業前保育施設に関する新ECDC法案の概要は?〜保育業界動向〜

シンガポール政府は2017年2月、国内の就学前教育の質を高める一つの施策として、新たな共通ライセンス基準に関わる新・幼児発達センター (Early Child Development Center: ECDC)法案を通過させた。詳細規則が定められたのち、2018年より運用される見通しだ。

この法案は、2013年に設立された監督機関、Early Child Development Agency(ECDA)の機能を強化するもの。現在保育施設と幼稚園は異なる法と規制の下で管理されているが、これからはより一貫した基準に統一される。

同社は今後も戦略的な買収を行い、事業拡大を続ける見通し。1998年に撤退したインドネシアにおいても新たなパートナーとなる企業と相互連携を図り、再参入を試みる方針を示している。

既存の施設につき、保育施設は新法案下でのライセンスを付与される。一方で、幼稚園は最大1年の新基準の浸透・理解を深める期間を設け、ライセンス取得までECDAから各施設へのサポートが行われる。

実績のあるセンターは最大3年間(以前は最大2年)のライセンスを取得する。また、更新時には認定基準を保っていることを示さなければならない。

また、全ての職員はECDAの承認を受ける必要があり、職員の質の安定に繋がる。保育施設・幼稚園での業務に不適格と認定された者は当該施設での労働を許可されない。

保育施設・幼稚園の運営基準に関しても、たとえば施設の閉鎖に際して子どもや家族の混乱を最小限に抑える方法など、明確なガイドの整備が行われる。

出典: https://www.msf.gov.sg/media-room/Pages/Early-Childhood-Development-Centres-Bill-Passed-in-Parliament.aspx

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2020年までにシンガポール内の幼児施設と教育者の大幅増実現へ〜保育業界動向〜

2017年の予算発表によると、2020年までに国内の幼児ケア施設数を8,000以上に増やすとの目標が掲げられている。

これに伴い、幼児教育の監督機関であるECDAは2017年3月末からトレーニングプログラムを試行。新たに1,000名以上の幼児教育者を確保することを目的としている。

プログラムの候補者選定では学歴よりも本人の能力や適正を重視。経験豊富な指導者の下で、OJT中心のコーチングを受けさせ、実践的な知識をつけさせる。

これは同時に、ベテラン幼児教育者の職責を広げ、施設内のスタッフチームでの指導的役割を担わせる機会を与えることにも繋がる。

同時に、幼児教育者育成プログラム(Professional Development Programme :PDP) の刷新も行われた。ECDAの審査に合格した者は、3年間のカリキュラムに参加。当該施設での勤務継続とマイルストーンの達成を条件に、合計1万2000SGD(約96万6300円)のインセンティブも獲得できる。

出典: https://www.ecda.gov.sg/PressReleases/Pages/NEW-INITIATIVES-TO-ATTRACT-AND-DEVELOP-INFANT-EDUCARERS.aspx

シンガポールでバイリンガル教育にかかる費用(1)インターナショナルスクールの場合〜保育業界動向〜

シンガポールで子どもにバイリンガル教育を受けさせる場合、年額いくらかかるのか。インターナショナルスクールとローカルスクールに分けてみていく。

以下の表は、バイリンガル教育やホリスティック教育を掲げて幼児教育を展開しているEtonHouseを例にとった、インターナショナル幼稚園で必要な教育費用。

【表1】Eton Houseの保育費(単位SGD)

年額は下記の4倍で、その他諸費用等を含めれば日本円で約250万円/年が必要となる。

出典:https://www.etonhouse.com.sg/school-page/thomson-fees/

シンガポールでバイリンガル教育にかかる費用(2)ローカルスクールの場合〜保育業界動向〜

以下の表は、労組会議を母体に持つ大規模企業グループNTUCが運営する、ローカル幼稚園で必要な教育費用。


【表2】ローカル幼稚園の保育費(単位SGD)

外国人がローカルスクールを希望する場合、シンガポール人のような政府助成金もなく割高になる。幼稚園児の場合、諸費用等を含めて日本円で約100万円/年が必要となる。

出典:https://www.etonhouse.com.sg/school-page/thomson-fees/

まとめ:シンガポールの保育業界

政府主導で保育サービスの質・量の向上が目指されているシンガポール。少子化が叫ばれている一方で、共働き夫婦の増加や所得の向上により、保育児童数は増えています。需給ギャップがある今こそ、新規参入のチャンスではないでしょうか。

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