【中東へ市場開拓】インドネシアのドラッグストア業界

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サウジアラビアの医薬品企業を買収したことをきっかけに今後中東へ市場開拓を推進していく見通しのあるインドネシアドラッグストア業界。インドネシア国内で培った経営ノウハウを生かすことはできるのでしょうか?

今回は、そんなインドネシアのドラッグストア業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020

ミレニアル世代の需要に応える!キミアファルマ

2019年10月27日の発表によると、インドネシア全国に1,276店舗の薬局を展開しているキミアファルマは、新しい取り組みとして健康と美容のアウトレットの展開を始めた。

アクティブでダイナミックなライフスタイルを持つミレニアル世代や、プロ向けの健康および美容製品に対するニーズに応えることが目的。キミアファルマヘルス&ビューティーは、スラバヤのトゥンジュンガンプラザとジャカルタ、チブブールのトランススタジオモールに続き、3店目が2019年10月27日にバリでオープンした。

スタイリッシュにデザインされたアウトレットでは、化粧品、スキンケア、ヘアケア、多様な健康補助食品などが提供される。

ガーディアン、顧客に人気商品調査を実施

インドネシアの薬局チェーン店Guardianは、2019年ガーディアントップスター調査の結果を発表した。

調査は9月23日~10月17日の間、5,000名以上の顧客を対象にオンラインで行われたもので、化粧品、スキンケア、パーソナルケアなどの部門で、国内外の健康および美容製品が選ばれた。また、お気に入りの製品を選択するために参加したビューティーインフルエンサーたちによって調査は盛り上がった。

お気に入りのブランドに選ばれたのは、化粧品部門ではメイベリン、ワルダなど。スキンケア部門ではセタフィル、ワルダなど。パーソナルケア部門では、マカリゾ、ロレアルなど。ガーディアンではこの調査結果を今後のプロモーションに生かしていくとのこと。

MAP、英国の老舗薬局BOOTSと提携

スポーツ、ファッションを中心に国際的に有名なブランドショップを展開するインドネシアの大手ライフスタイル小売業者であるPT Mitra Adiperkasa Tbk(MAP)は、2019年11月8日、イギリスに本社を置く薬局チェーンの老舗BOOTSを運営するWalgreens Boots Alliance、Inc.とパートナーシップを締結したことを発表した。

発表によるとMAPは、BOOTSブランドの薬局主導の健康および美容小売業を設立する。BOOTSのファーストストアは、2020年の後半にオープンする予定である。

MAPはMAP Club、デパートおよび専門店チェーンとのコラボレーションを含むグループの相乗効果を活用して、インドネシアのBOOTSを最適な場所にアクセスできるよう検討している。

行列なし!Apotek K-24のAPMマシンとは?

インドネシアの薬局チェーン店Apotek K-24は、新たに開発したAPM(独立したサービスプラットフォーム)を順次店舗に導入している。

K-24薬局の最新のイノベーションであるこのAPMマシンにより、顧客は行列を作って待つことなしにK-24薬局で買い物ができる。 顧客はAPMマシンで会計を行うので、K-24薬局の従業員のサービスを待つ必要がない。

同社は、このAPMマシーンによるイノベーションにより、Top Innovation Choice Award 2019を受賞することができた。この賞はINFOBRAND.IDとTRAS N CO Indonesiaが主催する賞である。

2019

Guardian、2019年スキンケアトレンド紹介

ドラッグストアGuardianは2018年12月31日、同社Facebook上で「2019年のスキンケアトレンド」と題して6つの化粧品を紹介した。いずれも美容意識の向上が見られるインドネシアの消費者をターゲットとした主力商品。

①クレイミネラル:油分を吸収し保湿効果があることから乾燥肌に良く赤い発疹の発生を抑える効果もある。②トーンアップクリーム:内面から自然に肌を明るくし肌色のムラを抑える効果がある。③ゆずクリーム:ゆずは抗酸化物質であるビタミンCを豊富に含み肌を明るくする効果を持つ。

④スリーピングマスク:夜「スリーピングマスク」をつけて寝ると乾燥肌対策に効果的⑤ナチュラルスキンケア:天然成分で安全性が高く敏感肌に最適。⑥ミセラーウォーター:オイルクレンジングの小さな分子からなる水のような洗顔製品で化粧のりを良くする。

Kimia Farma、PB化粧品新製品発表

ドラッグストアKimia Farmaは、2018年12月13日~16日に西ジャワ州バンドン市のトランススタジオモールバンドンで開催された「2018健康と美のフェスティバル」において二つの化粧品プライベートブランド「Marcks’ teens」と「Venus」の新製品を発表した。

マークス・ティーンズからはコンパクトパウダーとミセラーウォーターが発表され、ビーナスからはリップシリーズとアイシリーズが発表された。

歌手のリズキーフェビアンなどをはじめとするインドネシア人スターらがフェスティバルに花を添えた。マークス・ティーンズの愛用者である俳優のアリッサ・ゾバンドーノは「敏感肌の自分にとって安心して商品が選べるブランドのひとつ」と語った。

APOTEK K-24、最優秀PRプログラム2018を獲得

2018年11月1日、ドラッグストアAPOTEK K-24はMIX-マーケティングコミュニケーション誌が主催する〈2018年インドネシアPRプログラムオブザイヤー〉を受賞したことを同社ウェブサイト上で報じた。授賞式はジャカルタに位置するMercantile Athletic Clubで行われた。

今回のApotek K-24の受賞は、「Youtube Channel Doctor 24」の取り組みが対象である。このチャンネルは2014年に開設されたもので、ヘルスケア関連動画を提供している。2018年時点で登録者数は約7万人、総再生回数は100万回を超えている。

昨年のヘルシーインスピレーションマガジン社の〈The Best Owned Media 2017〉の受賞に続き、2年連続の受賞となる。

Titi Murni、偽造医薬品に警告

ジャカルタの薬局Titi Murniは2018年5月11日、同社ウェブサイト上で偽造医薬品についての記事を掲載した。

食品医薬品監督庁(BPOM)のデータによると、2014年に押収された偽造医薬品は総額240億ルピア、摘発件数は583件に上った。一方、国際医薬品製造グループ(IPMG:日系では明治、大塚、大正、武田、田辺の現地法人が所属)は偽造医薬品に注意するよう消費者に警告している。

IPMGによると、高血圧薬や男性の精力剤などに偽造医薬品が多い。患者が負うリスクは金銭的だけでなく、健康にも関係していることから、IPMGはBPOMと共同で偽造医薬品とオリジナル医薬品の区別を一般の人々に教育するためのウェブサイトwww.stopobatpalsu.comを運営している。

2018

ドラッグストアのCentury、ベトナムに進出

Centuryは、1993年にインドネシアのジャカルタで設立され、現在はインドネシア全土にドラッグストアを展開するパイオニアである。

同社はベトナムへも進出済みで、2017年1月18日にベトナムのホーチミンに第1号店、同4月16日には同じくホーチミンで第2号店をオープンさせた。Centuryの経営者であるAlexander氏は、インドネシア全土での店舗運営経験を活かし、ベトナムでの事業拡大を進めていきたいとコメント。

ベトナムの医薬品は海外からの輸入に依存しているため、海外企業にとってはビジネスチャンスがある。

Guardian、マーケティングにSNSを多用

Guardianは、医薬品や健康関連商品を取り扱うドラッグストア大手で、スーパーマーケット大手のHero Supermarketの傘下にある。現在、インドネシア全土で300を超える数の店舗を展開している。

SNSの利用・活用が盛んであるインドネシアらしく、同社は商品のプロモーションやセール情報などを主にFacebook、Instagram、Twitterによって告知している。

2018年2月20日のfacebook投稿を例にとると、40枚もの画像でセールの告知が行なわれた。イスラム教国家らしくヒジャブを身に着けたモデルの姿や、深刻な環境問題のひとつである大気汚染の対策に目薬を薦める記事も掲載されている。

Indonesia-drugstore(インドネシア 薬局)

kimia farma、主力商品に関するPR活動の例

kimia farmaは、1817年に東インド会社によって設立された、インドネシア製薬業界で第一号となる企業がはじまりである。幾度かの合併や国営企業としての運営を経たのち、2001年に株式会社化された。

同社の主力製品のひとつであるSalicylはかゆみ止め薬であるが、これにちなみ「Teman Main Salicyl Fresh(サリチルフレッシュと友達)」と名付けたプロモーションを行なっている。都市部で育つ子どもの健康に着目し、自然と触れ合う機会の少ない子どもたちに屋外の遊び場を提供して、様々なゲームや活動を通じて自然について学ぶ機会を提供している。

kimia farma、サウジアラビア企業を買収

インドネシアの製薬・ドラッグストア大手であるKimia farmaは、国内事業の拡大のみならず海外事業も積極的である。2018年3月5日には、サウジアラビアの製薬会社、Marei Bin Mahfouzグループの子会社、Dawaa Medical Limited Company (Dawaa)を買収した。

Kimia farmaはDawaaの60%の株を所有する筆頭株主となり、同社の社名もKimia Farma Dawaaに変更、両社のジョイントベンチャーはKimia Farma傘下に入ることとなった。

サウジアラビアの医療品市場は2020年に200億米ドル規模になると予想され、同社はこれを突破口に中東市場での浸透を図る。

まとめ

インドネシア大手ドラッグストアはベトナム国内に第一号店を出店し、今後もベトナム国内で勢力を拡大していくと予想されます。SNSを多用するインドネシア国民の特性を生かし企業のプロモーションもSNSを主力としています。また国内企業は海外事業に積極的でありアジア圏だけでなく中東進出も視野にいれており今後の市場拡大が楽しみですね。

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