【ニーズにどこまで合わせるか】ベトナムの最新・家電量販店事情

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ベトナム政府が掲げているキャッスレス化や消費者が求める商品の低価格化。それらのニーズに合わせ、どこまで市場拡大ができるのでしょうか?家電業界の掲げる指針とは?

今回は、そんなベトナムの家電量販店に関する最新情報をお届けします!

ベトナムの最新業界事情を知るには、以下の記事をチェック!

読了時間の目安:5分

2020

FPT、ベトナムのラップトップ市場を牽引

FPTの発表によると、2019年における12月までのラップトップ市場は、2018年の同期比で販売台数で7%、売上では15%の増加となった。一方で市場全体では、小売業者間での競争が激化しており、値引きやプレゼントの提供などといったプロモーションが広がっている。

GfK Vietnamによると、市場で流通している主なラップトップのブランドはApple、Asus、HP、Dell、Masstel、Acer等で、価格帯をはじめとして、様々な製品が流通している。

同社によると、FPTショップがラップトップ市場をリードしており、販売台数ベースでシェア25.4%、売上ベースでもシェア26%とトップとなっている。

業績好調のMWG、国内40%のシェアを狙う

The Gioi di dongなどを展開するMobile World Investment Corporation (MWG) の業績が好調だ。

2019年は家電小売を収益成長の主要な柱として、ベトナムで40%の市場シェアを獲得することを目標としている。携帯電話小売事業では、市場において主導的な地位を確保しつつ、プラス成長を続けている。

同社は現在よりグループ内ブランドの中でも利益率の比較的高いDien May Xanh, Dien May Xanh miniへ、他ブランドを切り替えている。2019年末での同2ブランドの総店舗数は約1900店舗が見込まれている。また、店舗ではQRコードを用いることでオペレーションの最適化に取り組んでいる。

Phuc Anh、新しいショールームオープン

Phuc Anhは、20年近くに渡り発展し続け、その過程で多くの成功を収めてきた。最高品質と名声高いテクノロジー製品を提供する企業の1つとしての地位を確たるものにしてきた。

同社は顧客へ更に良いサービスを提供すべく、2019年7月5日、 ハノイ市の134タイハストリート(Thái Hà)に新店舗をオープンした。

開店日に開催されたオープニングイベントでは、参加した顧客やパートナーに多くのプロモーションやギフトが提供された。同立地はハノイで最もにぎやかなエリアの1つである。また、店内はモダンな空間に高品質なテクノロジー製品を展示し、顧客に新しい体験を提供することをコンセプトとしている。

Nguyen Kimが選ぶベトナム発のSNS3つ

2019年のベトナムにおけるソーシャルネットワーキング市場は、ベトナム発のブランドにより活況となった。

Nguyen Kimが選ぶ、最も人気のある3つのベトナム発SNSサービスは以下の通りだ。

Lotus:VCCorpが開発しているオンラインコミュニティサービス。他のソーシャルネットワーキングサービスより高品質なコンテンツを提供。 Hahalolo:2019年6月にスタートしたサービス。他のサービスと同様に友人を検索したり、つながることができる。また、チャットや投稿のシェア、投稿へのリアクションが可能。 Gapo:2019年7月よりGapo Technologyによりリリースされたサービス。Facebookに近く、商品の売買などの機能は実装されていない。

2019

Samsung, CESで8KQLEDテレビを発表

大手電子機器メーカー、Samsungは、CES(Consumer Electronics Show)2019において、同社の新製品である8KQLEDテレビを発表した。CESはCTA(Consumer Technology Association)が開催する年次イベント。毎年、生活家電に関する新しい技術や製品が発表される。

サイズは98インチ、解像度は8K (7,680 × 4,320 ピクセル)の同製品はFullHDのおよそ16倍の画質を誇る。また、AIや、8Kに満たない映像を8Kへ変換する機能など最新技術を活用した機能が搭載されている。

さらに、Samsungが開発したバーチャルアシスタント、Bixbyを通じたテレビの画面操作や視聴履歴に基づくおすすめ番組の選定なども可能となる予定だ。

Mobile worldが急成長

Mobile Worldは2019年2月16日、同社の2018年度における売上高が86兆5160億 VNDに達したことを報告した。2017年度との比較では30%以上の成長を達成しており、10年前の1兆9600億 VNDとの比較では実に44倍となる。

純利益は2兆8800億 VND。2009年との比較では59倍に達する急成長ぶりだ。電子商取引(EC)を含むオンライン上での販売額は、近年急拡大を続けており、売上高は12兆3500億 VNDに達している。2014年から2018年までの年間平均成長率は50%を超える。

同社は既に携帯電話市場でマーケットシェア45%を達成している。今後も収益向上への積極的な姿勢や、市場の先見性など創業当初からコアとする企業の要素を重視していく考えだ。

注目のスマートフォンGalaxy S10 Plus

Samsungは2019年2月21日、同社スマートフォンの新製品、Galaxy S10 Plusを発表した。同製品はSamsungのスマートフォン発売10年を記念するもので、同社にとっては特別な意味を持つ商品となった。例年の新製品発表よりやや前倒しとなるスケジュールの発表となる。

製品の特徴としては、強化されたボディや水平にならぶ3つのカメラなどが挙げられる。同製品ラインの旧モデルであるGalaxy S9 Plusの本体裏面に搭載されていた指紋認証は姿を消し、ディスプレイ上での認証へデザイン変更がなされている。

指紋認証には超音波センサーを内蔵しており、偽の指紋を見分けること可能となる。スマートフォンで同様の機能を持つセンサーを備えるのは同製品が初。

Phuc Anh、ハノイに6店舗目をオープン

Phuc Anhは2019年1月11日、6店舗目をハノイ市、コウザイ地区の160 Pham Van Dongにオープンした。同社はハノイを中心に、スマートフォンやテレビ、パソコンなどIT関連機器の販売を行なう専門家電量販店である。

同日にはオープニングセレモニーが取り行われ、同社の役員等が出席した。また、1月11日〜13日にはオープンと同時に開店記念セールも行われ、同期間に商品を購入した顧客を対象とした最大5,000,000 VNDの商品を贈呈するプロモーションも開催された。

同社は「これまでの事業により獲得してきた顧客の信用や支援に応え、今後も顧客満足度の向上や商品のより一層の改善に努めていく考え」であることを示している。

2018

ベトナムで人気の乾燥機メーカーは?

高温多湿で雨期もある国ベトナムにおいては、乾燥機は重要な存在である。下記は、ベトナムの大型家電量販店PICOが推薦する、2017年モデルの乾燥機トップ6選。

首位には国産メーカーであるAlaskaがランクイン、その他の順位はスウェーデンのElectroluxとイタリアのAristonが分け合った。価格帯は日本円で約2万3千円〜約4万9千円だが、Alaska製品の安さが目を引く。

  メーカー 型番 価格(VND) 価格(日本円)
1  Alaska  S60 4,990,000 23,209
2 Electrolux EDV6552 8,990,000 41,814
3  Ariston TVM70C6PZEX 7,990,000 37,163
4 Electrolux EDS7552 10,790,000 50,186
5 Electrolux EDS7552S 10,490,000 48,791
6  Ariston TCF97B6H1 9,990,000 46,465

ベトナム家電の雄、拡大戦略を今後も続行

家電業界のリーディングカンパニーであるTran Anhは、2016年に打ち出した積極的な店舗展開とは対照的に、2017年に入って以降はそのペースを落としている。2017年の中期時点では、中部地域のダナンの2店舗のみの展開に留まった。

ダナンへの出店は2016年に発表した南部での店舗展開の足がかりとなっているとの見方もあるが、南部地域への拡大自体は全く進展が見られない。一方、北部地域では順調な展開を見せており、特にハノイでは、11店舗を展開している。

同社チェアマンによれば、今後も店舗網の拡大戦略自体に変更はなく、ハノイに3店舗、ハイフォンとラオカイに1店舗の新規出店が予定されている。

Vietnam-electronics(ベトナム 家電)

クレカ普及率増加へ知恵を絞る家電量販店

クレジットカードの普及率が低いベトナムだが、政府はキャッシュレス社会の拡大に向け、電子決済の普及を推進している。家電小売大手のPHUC ANHも、一般的なローン契約よりもクレジットカードの割賦払いの方が利便性が高いとして、利用を推奨している。

具体的には、一般的なローン契約より低金利、所得証明などの書類作成による負担がない、割賦払い利用者への割引やプロモーションの適用といったメリットを挙げている。

ベトナム最新スマホ人気ランキング

近年ベトナム国内で急速に普及しているスマートフォン。下記は通信機器販売のVien Thong Aが集計した、人気機種・ブランドのランキングである。ブランドはSumsung、OPPO、VIVOなど韓国・中国系のメーカーが大勢を占め、価格帯としては1万円台後半~3万円台前半の、比較的リーズナブルモデルの人気が高いようだ。

  メーカー 商品名           価格(VND)                    価格(日本円)
*1円=VND215
1        Samsung Samsung
Galaxy J7
Pro
6,990,000 32,512
2 OPPO OPPO F5 6,990,000 32,512
3 Samsung Samsung
Galaxy J2
Pro
3,290,000 15,302
4 OPPO   OPPO A83  –  –
5 OPPO  OPPO
A37
3,290,000 15,302
6 VIVO  VIVO
V7
 –  –
7 VIVO  VIVO  Y55s 3,990,000 18,558
8 OPPO  OPPO
A71 2018
3,690,000 17,163
9 Samsung Samsung
Galaxy J7 Prime
 –  –
10 Apple Apple Iphone 6 32GB Gold  –  –

ベトナムも4Kクラスのテレビ需要が高まる?

ベトナム人がテレビを買う際に一番重視する要素は、画像がくっきり綺麗に見えるかどうか、という点である。市場に出回るテレビは数年前からHD・フルHDクラスのモデルが主流で、テレビ局もHD専用のコンテンツ放映を行なってきたが、最近では4Kへとさらに高品質化が進みつつある。

4Kモデルは家電小売店で数十万円台が相場であったのが、現在は数万円で手に入るものも出てきており、一般の消費者にも手が届きやすくなっている。残念ながら、現時点では、ベトナム国内では4Kのプログラムを提供していないが、世界的にテレビの大画面化、高画質化の流れがあり、今後ベトナム国内でも4Kが普及していく可能性は高い。

まとめ

消費行動を考慮し商品の低価格化を図り、支払い方法の変化への対応も求められる家電業界。そうした状況のなか4Kという新たな商品の定着化にもどう対応していくかも今後の家電業界には重要な指針となってきます。

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