【海外ブランド多数進出!】マレーシアのファッション業界

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積極的に海外ブランド企業が多数マレーシアに出店を始めています。日本ブランドユニクロもその一つであり、そうした状況の中、マレーシアブランドはどのように活躍していくのでしょうか?

今回は、そんなマレーシアのファッション業界に関する最新情報をお届けします!

読了時間の目安:5分

2019

マレーシア貿易開発公社、豪州でマレーシアファッションを促進

マレーシア貿易開発公社は、メルボルンでマレーシアのファッション業界の販売促進のためのミッションを組織した。2013年から2017年の期間中、オーストラリアに輸出されたマレーシアのファッション製品は年間6.27%の成長率を記録している。

この輸出促進ミッションは2018年11月18日から24日に実施され、インターナショナル・ソース・エキスポ・オーストラリアと連動して行われた。イベントにはマレーシアを代表する企業11社が参加し、200社以上のオーストラリアバイヤーとの交渉を行った。

また、マレーシア企業は今後現地で開催されるビジネス会議やグローバルセミナーへの参加の意向を表明しており、オーストラリア有数のファッションブティックを訪問する予定である。

ニューヨークを目指すマレーシアのファッション業界

マレーシア貿易開発公社と『ビジネスとプロフェッショナルマレーシアにおけるブミプトラ女性協会(PENIAGAWATI)』は、米国のファッション業界関係者へマレーシアのファッションデザイナーを紹介するため、ニューヨークにおけるミッションを組織した。

米国はマレーシア最大のファッション輸出先であり、輸出額は22億3,000万リンギットになる。

malaysia-fashion(マレーシア ファッション)

世界に330店舗以上を展開、PADINIとは?

マレーシア最大規模ローカルブランドPADINIは、低価格ながらデザイン性の優れたラインナップが魅力の総合ファッションブランド。

世界中に330店舗以上を展開。2017年新たにBrands Outletsを国内6店舗、PADINI4店舗をオープン。さらにはカンボジアに進出し、着実に拡大をはかっている。しかしながら、2018年1期の売り上げは予想を僅かながら下回った。多様化する顧客ニーズに対応するため、製品コスト費用がかさんだことが原因と考えられる。  

(サプライヤー国比率:中国70%、マレーシア25%、その他5%)

今後国内に12店舗、カンボジアに3店舗を新規開店予定。既存店舗は適切な戦略を採用しつつ収益増をキープ。しかしながら、カンボジア新規開店コストが予想外にかかっていることで、全体収益は現在水準を維持する見込み。

ザローラ、マレーシア鞄専門店のコラボ商品をローンチ

アジア圏でファッション・オンライン・サイトを運営するザローラは、ジェーソン・ユウ・グレイとサムタイム・バイ・アジアンデザイナーのコラボレーションによるエディートートバッグをローンチした。商品はマレーシアとシンガポール、インドネシア、台湾、香港、フィリピンのEコマースプラットフォームにて購入できる。

サムタイムは2012年にマレーシアに設立された鞄専門店であり、自社工場において高級デザイナーバッグを製造している。同社は創業以来、マレーシアで数多くのブランドやファッションデザイナーとのコラボレーションを果たしており、注目されているコレクションにはリバッグ、ソフィア、ニコニコ、バスタなどがある。

ヴィクトリアズシークレット、マレーシアに初出店

バリラムグループは、マレーシアで初めてとなるヴィクトリアズシークレットランジェリーストアーを開店した。マレーシア店は東南アジア圏の販売拠点としてシンガポールとマカオ、バリに次ぐ4店舗目となる。

店舗はクアラルンプールのミッドバレー・メガモールに位置し、売り場面積は764㎡となっている。店舗では、ヴィクトリアズシークレットのランジェリーコレクションの他にも、ボディケアコレクションや女子大生をターゲットとしたヴィクトリアシークレットピンクも取り扱う。

バリラムグループは、今後も域内における旗艦店の展開を目指しており、ジャカルタ、バンコク、メルボルンで開店予定となっている。

2018

海外発祥なのに国民的靴ブランド「BATA」

老舗ブランドBATAは、大小問わず国内ショッピングセンターには必ず入っており、マレーシア人なら一度はここで靴を買ったことがあるのではないだろうか。スイス発祥ながらも、マレーシア国民的ブランドとしての地位を確立している。

BATAの特徴の一つに、各公立学校規則に沿った独自ブランド“B-first”があげられる。保護者の財布に優しい価格と安心品質で展開。スクールホリデー期間は「BATAでスクールシューズを買おう!」という広告を必ずと言っていいほど耳にする。

2017年マレーシアで行われたSEA Game (Southeast Asian Games)ではOlympics Council of Malaysia (OCM) と提携し選手用の靴のデザインも手掛けた。日本人にはあまりなじみがないが、SEA Gameは東南アジア版オリンピックでかなりの盛り上がりを見せる。その選手用の靴のデザインを依頼されたことから国民的靴ブランドであることがうかがえる。

malaysia-fashion(マレーシア ファッション)

国境を越えて愛される人気ブランド「ZARA」

日本でも人気を誇るInditex傘下のスペインブランドZARA。2003年にマレーシアにオープンしたのち、現在約12店舗を構える。クアラルンプール中心街で働く女性に人気。

近年、マレーシアではムスリムフッションを楽しむ人気ブロガーが出てくるなど、おしゃれを楽しむムスリム女性が急増。それを受け、ZARAはイスラム断食時期になるとムスリム向けのコレクションを大々的に展開するようになった。マレーシアの女性は信仰を守りつつも、おしゃれも楽しむ。

ZARA特有のハイセンスなデザインは、近年著しい経済成長を遂げている背景もあいまって高い人気を誇っている。実店舗こそ他ブランドに比べると少ないが、国籍を超えて愛されるブランドZARAはここマレーシアでも健在。

本家スペインが中心となってECにもかなりの力を入れており、マレーシアでもEC売上が毎年4%増と順調のよう。

おしゃれで意識の高い若者に人気「COTTON:ON」

1991年オーストラリアで誕生し、2009年マレーシアに進出。現在76店舗をマレーシアで展開しており、主要ショッピングモールには必ず入っている。ターゲットは20代半ばまでの若者層。

ブランド名の通りコットンを使用したカジュアル服が売り。各カテゴリーで独自ブランドを作り各店舗のサイズに合わせてコンセプトごとにディスプレイしている。陳列方法も見やすく、選びやすいのも魅力。また、ハイセンス雑貨を取り扱うTypoも展開しており、働く女子や高所得層に人気を得ている。

また、同社独自の取り組みとして、慈善活動にに力を入れている。レジ横には魅力的なアクセサリー等が並べてあり、会計時に笑顔で勧められる。これらの収益の一部は慈善団体に寄付される仕組みだ。こうした取り組みも意識の高い若者ファンが多い一因ではないだろうか。

しかしながら、2018年1月Cotton On傘下のFactrieがマレーシアのみならずシンガポールからも撤退すると発表。理由は明らかにされていないが、店舗売り上げが著しく落ちていたとされている。

民族問わず幅広い支持を得た「UNIQLO」

2010年クアラルンプール中心街に大々的に第一号店をオープンした。それ以降、破竹の勢いで店舗を増やし、現在43店舗をマレーシア国内に構える。オンラインショッピングも好調。

UNIQLOの特徴は各国の習慣・文化に合わせた戦略だ。イギリス生まれのムスリムデザイナーHana Tajimaを起用し、おしゃれなムスリム女性の心を掴んだ。また、ムスリム男性が好んで着るマレーシア伝統デザインも取り入れ、国民の60%以上を占めるムスリム層から高い支持を得ている。

旅行前に良質且つデザイン性の優れたUNIQLOで冬服を揃える事がトレンド。UNIQLOは海外旅行が大好きなマレーシア人の必須ブランドとなりつつある。

新たな戦略として、ローカル人材のマネジメント育成に力を入れており、2020年には東南アジア全体で3千億円の収益を見込んでいる。

まとめ

マレーシアブランドも店舗数拡大に向けて動きを見せていますが、コスト面など考慮すべき点がまだまだ多いのが現状です。一方で海外の有名ブランドはマレーシアの消費者に向けた戦略でさらなる規模拡大を続けています。日本をはじめとする海外ブランドは今後どのように発展していくのでしょうか。

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