【中長期的な成長が期待】フィリピンのファストフード業界

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ファストフード業界は近年、国民全体の可処分所得増加と就業率の向上による好影響を受け、急速に成長を見せるセクターとなっています。

今回は、そんなファストフード業界の最新情報をお届けします!

フィリピンのファストフード事情を知るなら、以下の記事をチェック!

読了時間の目安:5分

2020

フィリピン初!Panda Expressをオープン

2019年12月12日の発表によると、フィリピン最大のファストフードチェーン「Jolibee」の母体であるJolibee Foodsは、フィリピンで最初となるアジア系アメリカ人による中華料理チェーン「Panda Express」をSMメガモールにオープンした。

Panda Expressのフィリピン進出は、Panda Restaurant Group(PRG)とJollibee Foods Corp.(JFC)の50/50の合弁事業であるJBPX Foodsの設立によって実現した。

PRGのCEOは、就任式において「Panda Express全体の被雇用者において2番目に大きいグループはフィリピン系である。多くのフィリピン系アメリカ人家族の本拠地であるハワイで非常に活躍しており、フィリピン本土でも受け入れられる」と強調した。

McDonald’s、高齢者の雇用を積極的に推進

2019年11月29日の発表によると、大手ファストフードチェーン、McDonald‘sは、パサイ市で開催された就職説明会にて高齢者および障害者(PWD)の雇用に関する合意書に署名した。今後パサイ市の40店舗で100人以上の高齢者と障害者(PWD)を雇用する。

同社が結んだ覚書(MOA)の下で、パサイ市のMcDonald‘s各店舗は2人の高齢者と1人の障害者を雇用する。これは具体的な数字を示しており、労働雇用省(DOLE)はMcDonald‘sの積極的な姿勢に感謝の意を示した。

DOLEの行った労働力調査によると、2017年に雇用された65歳以上の高齢者が150万人だったのに対し、現在は約180万人が雇用されており、高齢者の雇用機会が増加傾向にある。DOLEは今後もスーパーマーケットなど高齢者向けの雇用機会を提供していく。

Binalot Fiesta Foods、農家の生計向上を支援

フィリピンのローカル家庭料理を提供するBinalot Fiesta Foodsは、DAHONプログラムと呼ばれる貧しいバナナ農家から裏庭で成長しているバナナの葉を買い取り、農家が利益を得る機会を提供している 。

Binalot Fiesta Foodsは、伝統的なフィリピン料理と同様に、料理をバナナの葉に包んで提供している。本プログラムでは、マニラ首都圏のすべての店舗で安定した信頼できるバナナの葉の供給源であることを保証しており、30世帯の農家が参加している。

本プログラムは開始から13年目を迎えている。最近では「 Embrace 」と呼ばれるプログラムと提携し、バナナの葉の買い取りだけではなく、同地域の農家で塩漬け卵の生産を導入し、さらなる経済的利益を農家に広げている。

Mang Inasal、600店舗を達成

2019年11月18日の発表によると、本格フィリピン料理を扱うファストフードチェーン、Mang Inasalは、 バタンガスのリパシティに国内で600番目となる店舗をオープンした。オープニングセレモニーにはリパ市長、副市長、母体であるJollibee Foods Corporation(JFC)の役員が招待された。

リパ市はビジネスフレンドリーな環境、観光地としての人気の高まり、文化的および宗教的に魅力的な都市として、注目度の高いエリアである。本店舗はリパで4番目、バタンガスで21番目のMang Inasalとなる。

店舗にはリパ市出身のビジュアルアーティストのデザインした記念ポスターが飾られた。同チェーンは年間100店舗の新規出店を目指しており、今後は国際市場への進出に向けて現地ネットワークを積極的に拡大している。

2018

JFCグループ、海外進出策を今後も拡大へ

Jollibee Foods Corporation(JFC) グループは海外に924店舗進出しているが、その中でもフィリピンの大手ファストフードチェーンである「Jollibee」の出店数が最も多く、198店舗(内訳: アメリカ 37, ベトナム 98, ブルネイ 15, サウジアラビア 12, UAE 9 他)。それに続くのが中華ファストフードの「Chowking」の45店舗 (内訳: アメリカ 15, UAE 20, カタール 3, カタール3, オマーン 3, サウジアラビア 1)。

2018年1月にはイタリアのミラノにJollibeeがヨーロッパ初進出。3月にはChowkingがグループ初となるアフリカ進出をリビアで果たした。

2017年の財務報告によれば、国内のインフレ対応を目的とした価格調整の影響で売上利益は前年度をやや下回った。一方で、海外事業は前年比約2.4倍の伸びを見せており、今後もさらに海外進出への投資を行なう見込みである。

Jollibee 米大手バーガーチェーンを子会社化

アメリカのハンバーガーチェーンSMASHBURGERは2月13日、Jollibee Foods Corporation(JFC)が同社株式の45%を1億米ドルで取得したと発表。これによりJFCの持ち株比率は85%に到達し、最大株主となった。

SMASHBURGERは2007年に開業し、アメリカを中心に世界11カ国に365店舗を展開する。’SMASHED FRESH, SERVED DELICIOUS’をモットーにハンバーガーのビーフパテを冷凍せずに提供する点が特徴。

子会社化の後もブランドは存続する方針で、JFCとしては拡大する海外事業に合わせて北米市場を抑える狙いである。またMASHBURGERの既存海外店舗が傘下に入ることで、JFCの海外進出国数は21ヶ国に拡大した。

philippines-fastfood(フィリピン ファストフード)

フィリピン市場第2位、McDonald‘s

マクドナルドは2017年にフィリピンで52店舗を新たに拡大させたが、2018年には20億ペソを投資してさらに40店舗を新規オープンすると発表した。昨年の売上は新店舗の開店だけでなく新メニュー開発やマーケティング策の効果もあって、前年比で14%増加の426億ペソに達した。

マクドナルドは東南アジアを中心にフードデリバリーサービスを展開するfoodpandaと提携し、2018年3月21日からサービスを開始した。また誕生日パーティー・ビジネスミーティングを想定して店舗一部を貸切専用にするなど大人数の顧客グループ確保も図る。

フィリピン市場第3位、Yum!グループ

Yum ! グループはファストフード系のレストランを135ヶ国で45,000店舗展開している。主軸となるブランドはKFC、Pizza Hut、Taco Bellである。

フィリピン国内のビジネス展開状況は、計513店舗(KFC 313店舗、Pizza Hut 193店舗、Taco Bell 7店舗)。特にKFCは、フィリピンのファストフード業界においてJollibee、McDonald’sに次いで3番目のシェアを誇る。

2018年2月、KFCは携帯キャリア大手のGlobeと協働して「GCash Scan to pay (店頭でのQRコード読み込みによる電子支払サービス) 」を展開すると発表した。

まとめ

大手ファストフードチェーンは海外進出も積極的に行っており、またアメリカのバーガーチェーンを買収するなど活発な動きをみせるフィリピンファストフード業界。そうした動きはフィリピン国内の貧困問題を解決する策になるのでしょうか?

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