【コーヒー消費、増加中】タイのカフェ業界

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タイ国内にある様々なカフェチェーン店が店舗数拡大に向けて他業種とコラボレーションしたりしています。今後はどのように企業展開していくのでしょうか?

今回は、そんなタイのカフェ業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020

10代消費者と観光客を狙う! Greyhound Café

2019年10月7日の発表によると、Greyhound Caféは、バンコクサイアムセンター支店、Greyhound Cafe旗艦店を「バンコクの新しい魅力」をコンセプトに改装した。同店は、タイ人と観光客双方に需要がある。

設計作業はタイの有名なデザイナーにより行われた。グレースケールを使用した装飾に焦点を当てているこのカフェは、ショップのコンセプトを再設計し、オールドタイだけでなくオールドタウンスタイルも取り入れている。

同店は、10代のコーヒー消費の拡大傾向に合わせて、コーヒーバーを設置している。コーヒーバーを備えた最初の支店となり、さらなる観光客来訪を促す戦略である。また、支店にはバンコクの物語を描いた絵画、犬用チェア、ブラインドを改造した折り畳み式の鉄製ドアを導入している。

中国南部で支店拡大を目指す、Cafe Amazon

2019年10月4日の発表によると、タイのガソリン会社PTT Oil and Retail Business(OR)が所有するタイのコーヒーチェーン、Cafe Amazonは、中国に最初の支店を開設した。中国は10番目の外国市場参入となる。

同店は、世界2,924店舗の中で最新の支店である。中国への支店拡大はCafe Amazonがビジョンに基づいてグローバルブランドになるための重要な段階となる。現段階で中国南部の支店拡大を目指す。

Cafe Amazonは、顧客が日陰で自然な雰囲気を体験できる「自然の味」のコンセプトを引き続き維持する。また、ココナッツキャラメルラテなど、中国の消費者に特製ドリンクも開発する。

店舗拡大で10%の売上成長! Wawee Coffee

Wawee Coffeeは、BJC Big C Groupの管理下で、20を超える支店とキオスクを持ち、カフェとビストロの形で支店を拡大している。店舗拡大に伴い10%以上の売上成長を生み出した。

2019年9月9日の発表によると、24時間営業のMini Big CおよびBig C Supercenter Sukhaphiban 5に12番目の支店を開設する。新店舗は伝統的なWawee Cofeeのコンセプトを維持しつつ、若い労働者と家族両方のライフスタイルへ対応する。

顧客調査によると、コーヒー愛好家の殆どがダークコーヒーを好む事が判明した。そのため、2種類のコーヒー豆を組み合わせた専用の「スペシャルブレンド」コーヒー豆を焙煎し、顧客に提供する。

The Coffee Club、タイ最優秀雇用者賞を受賞

2019年11月15日の発表によると、Minor Food Groupのブランドの1つであるThe Coffee Club(Thailand)は、2019年のタイ最優秀雇用者賞を受賞した。この賞の目的は、アジア太平洋地域で最高の雇用者を認定することに加えて、人材を通じて競争優位を高める要因を探ることである。

この賞は、従業員の関与、信頼、組織運営および人材の保持という4つの側面を測定している。これら4つの分野はThe Coffee Club(Thailand)の主要な人的資源の焦点であり続けている。

この成果により、従業員がブランドの成功を促進し、最高の顧客体験を提供するための鍵と捉え、従業員育成と能力開発を含む優れた実務経験の確保に対するコミットメントの重要性を認識、再確認する。

2019

Thailand Coffee Fest 2019

タイのスペシャリティコーヒー協会は2019年3月14日から「Thailand Coffee Fest 2019」を開催した。「Start Sippin…Endless」のテーマのもとで展示会が行われた。今回の展示会の目的は、タイのコーヒー産業を国際標準まで引き上げることにある。

100以上のタイ国内、国外のコーヒーショップが参加し、さらにコーヒー関連の製品やサービスの展示も行われた。また、若手のカフェオーナーを支援するためのワークショップなども同時開催された。

良質の農家から最高の種類の高級コーヒー豆を選ぶ「タイで最高のコーヒー豆」コンテストも開催され、タイのコーヒー産業が国際競争力をつけられるよう、各企業に対しエンパワメントが施行された。

タイの産業省、コーヒーの輸出拡大を促進する

農家を主体としたコーヒー豆生産がさかんなタイの北部地方と南部地方において、2019年1月24日及び25日、産業省によるセミナーが開催された。セミナーではタイにおけるコーヒー産業が海外市場においても拡大を続けていることが指摘された。

ASEAN経済協力体をはじめとする多くの国際間取引の中で、タイのコーヒー豆原材料の流通を拡大するため、コーヒー豆から加工工程、コーヒーショップとの連携の重要性が強調された。

タイでは産業省が中心となって、高い品質を誇るコーヒー豆の開発促進のための土壌改良や収穫方法、貯蔵方法の改善などを指導している。現在のタイ国内におけるコーヒー豆の年間生産量は23,000トンとなっており、今後はさらなる生産効率の改善を目標とする。

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マクドナルドカフェ、新商品「FRESH BRUE」の販売開始

タイMcDonald’sは1月22日、19バーツからの「FRESH BRUE」の発売を発表した。多くのフランチャイズ店舗によって競争が激化しているタイの低価格フレッシュコーヒー市場へマクドナルドが参入を表明したことで、今後市場動向が大きく変化することが見込まれる。

McDonald’sの新商品「FRESH BRUE」の一番の強みは、100%純アラビカ豆を使用したコーヒーを低価格で提供していること。同社は、新商品の発表記念キャンペーンとして、10万杯の「FRESH BRUE」の無料配布も行う。

McDonald’sは他チェーンと比較して、非常に安価な19バーツという値段設定でコーヒーを販売することで顧客獲得をねらっており、タイのカフェ市場がさらに拡大すると見込んでいる。

財閥系企業CP ALLによる新たなフランチャイズカフェ

セブンイレブン・タイなどを運営する財閥系企業、CP ALL社は、コーヒー市場とカフェ業界へ、アラビカ豆を使用した屋台形式のフランチャイズ「CAFFE MUAN CHON」で参入することを発表した。

同社はタイ全国各地で約1万件のコンビニエンスストア「セブンイレブン」の展開を手掛けており、セブンイレブン店内でも「7-Café」によってフレッシュコーヒーの提供を行なっているが、「CAFFE MUAN CHON」では、同じアラビカ豆を使用しながらロースト方法など細部の変化にこだわることでオリジナリティを追求している、と述べている。

また、「タイのカフェ/コーヒーショップの事業者は現在120以上存在し、市場成長率は年間15〜20%、400億バーツ以上の成長が見込まれる」と予測している。

2018

店舗平均300杯/日の人気店、CaféAmazon

タイ石油公社(PTT)傘下のCafé Amazonはタイ国内に1800の支店を持ち、店舗あたりの売上が一日平均で300杯を誇る人気チェーンである。多くの店舗はPTTのガソリンスタンドに併設の形をとっているが、2017年11月より新たにドライブスルー併設型店舗がバンコク市内でオープンした。

昨年にはWorld Branding Forumによって、コーヒー小売の部門で最も優れたブランド(National Tier 2017-2018)に選出された。また、ドライバー向けに「Amazon Drive Awake」というアプリを開発。眠りに落ちそうな状態を検出すると、最寄りのCafé Amazonへのルートを通知。交通事故を未然に防ぐという機能を持たせている。

Starbacks、タイ進出から20周年

タイstarbacksは1998年のタイ進出から20周年を迎えたが、現在391の支店をタイ国内で展開している。2017年は国内で新たに40店舗を開店させた。

2017年にStarbucks Siam Square One Flagshipと題した430㎡の新スタイル店舗を展開し、コーヒーもBlack Eagle VA 388 社のマシンを新たに導入して抽出する。また店舗2階部分には、Starbucks Reserve™ Experience Barと名付けた、バリスタの淹れたコーヒーを提供するスペースが設置されている。

2015年に発売され、即完売となった人気ブランド「 Alice + Olivia」のタンブラーも2018年2月6日より地域限定再販された。

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ガソリンスタンド大手PTG、飲食業買収で多角化経営に弾みをつける

ガソリンスタンド「PT」で知られるPTGエナジー社は、GFA Corporation社の株式を2億500万バーツで取得した。GFA Corporation社はコーヒーチェーンCoffee Worldの親会社であり、PT社は本業のエネルギー業界の外での市場開拓を目論んでいる。

これまでガソリンスタンド「PT」内には別のコーヒーチェーンである「PhunThai Coffee」が展開されていたが、今後は順次CofeeWorldの店舗が増えていくことになる。

石油ビジネスへの依存度を下げることは同社の課題のひとつであり、今回の買収はそのための具体的な施策と言える。

Inthanin Coffe、隣国でフランチャイズ展開へ

Inthanin Coffeeは、Bangchak Corp傘下のコーヒーチェーンである。隣国のカンボジアとラオスへの進出を念頭に、カンボジアのRCG Retail社とのフランチャイズ契約を行った。

“More than just a high quality coffee”のコンセプトのもと、2018年の第1四半期中にはプノンペンで旗艦店の開店を予定。これを皮切りに100店舗をオープンさせていく。

2006年にBangchak社のガソリンスタンドに開いた第1号店からスタートしたInthanin Coffeeは、ショッピングモールや大学のキャンパスなどタイの様々な場所に支店を開き、現在は1,000以上まで拡大している。

地元コーヒー豆に拘り、DoiChang Coffee

タイのDoiChang Coffeeは、チェンライ県のDoiChang地方で栽培するアラビカ種の豆に拘ったコーヒーチェーンである。オープンから15年が経ち、「15th Anniversary of Doi Chang Coffee The world‘s best coffee」と題したキャンペーンを行った。

同社は世界に向けたタイ原産コーヒー豆の発信も力を入れており、2018年3月15~18日にはThailand Coffee Tea & Drinks 2018にも出展した。

現在の店舗数50を、5年以内に200店舗まで増加させる目標を立てている。また、北部チェンライ県の生産農家からの直接の買い付けを行い、無駄をなくすことで「廃棄物ゼロ・カンパニー」を目指している。

まとめ

品質にこだわりを持つことで店舗数拡大へ動き出しているタイカフェ業界。大手コーヒーチェーンスターバックスも進出20周年を迎え今後も店舗数を増やしていくことと思います。今後どこまで広がっていくのでしょうか?

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