【2桁成長のインスタントヌードル】ベトナムの加工食品業界

vietnam-food

ベトナムにおけるインスタントヌードル市場は、売上が2桁成長を続けており、今後も長期的な成長を見込まれています。

今回は、そんなベトナムの食品業界に焦点を当てて、最新の業界情報をお届けします。ベトナム進出を考えているなら必見!気になるベトナムの食品業界事情とは?

読了時間の目安:5分

2020

ベトナムで一番人気の製麺メーカーは?

2019年、エースコックベトナムは2018年に引き続き、ベトナム国内で最も選ばれたインスタントヌードルメーカーとなった。

ベトナムは世界的に見ても製麺メーカーにとって魅力的な市場である。そのため競争が激しく、業界をリードし続けるのは容易ではない。そのような中、同社は常に厳格な国際基準と顧客の厳しく多様な製品に対するニーズを満たすべく、新製品の革新と開発に取り組んできた。

現在では最新の生産設備がベトナム国内6カ所で稼働している。さらに、栄養価、食品安全性と言った基準からも生産工程や材料まで厳しく管理しており、こうした取り組みが今回の受賞に貢献したと言えそうだ。

Vinamilk、オーガニックミルクを販売

2019年12月3日の発表によると、新鮮な牛乳やVinamilkが提供するその他多くの製品が、シンガポールのSheng Siong、FairPrice、U-starと言った人気のスーパーマーケットに並んだ。

シンガポールの乳製品のほとんどは世界中から輸入されたものである。また、同国は経済も発展しており生活水準も高い。そのため、消費者の要求水準は、特にオーガニックと言ったハイエンド商品に対しては厳しい。

そうした中、製品が流通し始めたことは同社にとって大きな一歩である。世界一攻略が難しいといわれる市場でありながら、同社は自社の製品で消費者を満足させることに自信を見せている。

VINASSAN、事業拡大の戦略とは?

2020年1月10日、VISSANは2019年の業績と2020年の方針を総括する会議を開催した。同会議には会長であるNguyen Phuc Khoa氏などが参加した。

2019年の同社の業績は、収益が前年比10%増の 4,903,583,000,000 VND、税引前利益は同22%増の212,663,000,000 VNDに達した。

2019年の加工食品生産量は26,060トンに達し、前年比で15%の増加となった。これは、低温殺菌ソーセージと言った新製品を10品を投入したことも貢献していると考えられる。同社は引き続き販売チャネルの拡大などに取り組むことで事業拡大を進めていきたい考えだ。

ベトナムの持続的企業トップ10に選ばれたのは?

2019年11月27日、Nestle Vietnamは、ベトナムの持続可能な企業の表彰において、2019年の製造業部門トップ10に入選した。

同ランキングは、ベトナム政府が発表した持続可能な開発のための国家行動計画に基づいた企業の功績を称えるもので、同社は3年連続の入選となった。

企業の選定に際しては98の指標を含む基準に基づいて評価が行われる。ベトナム国内の製造業は、再生可能エネルギー、持続可能なエネルギー、環境処理システムに多額の投資をするなど環境保護にも力を入れつつある。同社もコーヒー生産における農薬削減などの持続可能性への配慮に力を入れてる。

2019

大手加工食品企業Masan group、食肉事業で収益改善

Masan groupは2019年1月30日、2018年度における決算報告書を公開した。報告書によれば、中間利益は前年比57.1%増加の3兆4780億VNDと大幅な収益拡大となった。

同社は2018年度において、ブランド食肉の販売プラットフォームであるMEAT Deliの立ち上げによる中長期的な食肉事業における収益改善を達成しており、グループ内の金融部門であるTechcombankの拡大などをはじめとし、多くの事業を成功させてきた。

大幅な利益の増加は、こうした各事業セクターにおける1つ1つの積み上げによるものであると分析されている。2019年度の目標についても、売上高前年比18%-30%増加、税引後利益44-58%増加と野心的な数値を掲げている。

精肉加工会社VISSAN、衛生管理や食品の安全確保を徹底

保健大臣、保健省幹部を含む保健省グループは2018年12月21日、国有食品加工メーカー大手、VISSAN (Vissanジョイント・ストック・カンパニー)を訪問した。

訪問の目的は同社との協議および工場の視察。ミーティングでは、同社の社員より、ベトナム旧正月(テト)に向けた製品の生産計画や生鮮食品の衛生管理に関する対策に関する説明がなされた。

同社は食肉の加工を手掛けており、1日あたり1200〜1500頭の豚を屠殺・加工している。工場の運営はVietGAP(ベトナム適正農業規範)に準拠しており、衛生管理や食品の安全確保に力を入れている。国内でも同社の製品は高品質であると評価されており、保健省各グループも期待を寄せている。

NESTLE VIETNAM、コーヒーの品質改善に農産業の従事者と協力へ

2018年12月9日から11日にかけて開催されたベトナムコーヒーの日のイベントの中で、ベトナムコーヒーカカオ協会とダク・ノン(Đăk Nông)人民委員会、Nestle Vietnamは、コーヒー豆の品質改善に関するプロジェクトの情報を共有した。

8年に及ぶ同プロジェクトは、ベトナム農業従事者との協働で展開されてきた実積を有しており、同社だけでなくベトナムのコーヒー産業全体にとっても大きな意味を持つ事業となっている。

同社は2010年から世界10カ国でコーヒーに関する同様のプロジェクトを実施している。プロジェクトの目的は、持続的な農産業やコミュニティの運営を実現することだ。

NESTLE VIETNAM、ジェンダー平等推進へ

NESTLE VIETNAMは2018年12月8日、UN Womenなどが推進する女性(特に農村部)の活躍を支援・エンパワメントする運動(WEP:Women‘s Empowerment Principles)へのサポートに対するコミットメントに署名したことを明らかにした。

WEPの目的は、ジェンダー平等を推進し、職場やコミュニティにおけるエンパワメントを経営の中核に据えることにある。NESTLEグループは2013年より、UN WomenとWEPを推進するコミットメントに署名し、積極的に活動をサポートしてきた。

NESTLEは昨年9月、男性従業員と同じ量の労働を行なった女性従業員に対し、同水準の賃金の支払いを推進していくことに対する宣言書を発表している。

2018

VINASSAN、新規オープンで店舗数は176に

VINASSANは、加工食品と生肉を販売するチェーン店であるSATRAFOODSの新店舗を、2018年4月24日と27日ホーチミン市のゴーバ地区(Go Va)とニャーベ地区(Nha Be)にそれぞれオープンした。SATRAFOODSの店舗数はこれで176店舗となる。

SATRAFOODSで取り扱われる生肉と加工食品は、VINASSANによって生産から店舗に運ばれるまですべてのプロセスにおいて安全性・衛生面が管理されている。

3月6日から11日までアンザン省(An Giang)で開催された「ベトナム高品質商品フェア」では、出展した150社のひとつであったVINASSANは自社のブースにてゲーム等を交えながら、自社製品の安全性や品質、パッケージの美しさをアピールした。

VINAMILK、タインホア省に自社農場をオープン

2018年3月28日、VINAMILKは、タインホア省に自社農場をオープンした。オープンに伴いセレモニーが開催され、VINAMILKの幹部や、省人民委員会などの政府関係者が参加した。

本農場は、世界中から最新の加工技術を導入したハイテク農場として稼働させる計画だ。例えば米GEA Farm Technologies社の技術を導入することで、牛を1頭ずつ電子チップで管理したり、仔牛を中央監視センターでモニタリングできるようになる。

生産された牛乳は、国内用のみにとどまらず輸出用としての供給も視野に入れている。2020年までに更に4箇所の農場をオープンする予定で、年間1.1億リットルの牛乳供給を目指す。

vietnam-food(ベトナム 食品)

Kinh Do、中秋節に欠かせぬ月餅を米に輸出

2017年8月28日、中秋節のお祝いに合わせてKinh Doの月餅がアメリカに到着した。同社はここ数年アメリカ向けの月餅輸出を続けており、現在はナッツ入り、ハスの実入り、ドリアン風味、抹茶、緑豆、パイナップルという6種類のバリエーションで輸出している。

この月餅輸出はアメリカのアジアコミュニティ向けで、中秋節は旧正月に継いで重要なイベントとなっている。アメリカへの商品輸出が数年にわたって継続できている事実は、Kinh Doの商品がアメリカ市場の要求品質を満たしているということの証左であり、同社が高品質の商品の生産に向けて努力してきたことを示しているとも言える。

ネスレ、越コーヒー産業の栽培環境改善を目指す

2017年12月9日から11日の3日間、「ベトナムコーヒーの日」と題したイベントがラムドン省ダラット市で開催された。コーヒーの生産性・付加価値・品質の向上を推し進めるというテーマの下、コーヒー産業の持続的な発展を行っていく方策を検討すべく、様々なアクティビティやワークショップが開催された。

ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国だが、ベトナム産コーヒーの競争力は品質よりもむしろ、その価格の低さに依るところが大きいのが現状である。コーヒー農家は旧時代的な方法で栽培を行なっており、科学的な栽培技術の導入は進んでいない。

コーヒー栽培の効率を改善するため、ネスレと農業農村開発省は官民共同のタスクフォースを立ち上げ。2020年までに20-20-20ビジョン(生産性20%アップ、農家の収入20%アップ、温室効果ガス20%削減)の達成を目指す。

エースコックとリンガーハットベトナムにレストランをオープン

エースコックベトナムは、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」をベトナムでチェーン展開するため、リンガーハットとレストランのフランチャイズ契約を締結した。

リンガーハットの持つレストラン運営のノウハウを活用し、おいしさ、品質、安全性を担保しながら、ベトナム国内でのレストランの展開を目指す。リンガーハットの特殊な技術を活用した調理方法や味付けを用いて、日本独自の特別な味わいの麺類を提供する。主なメニューとしては、長崎ちゃんぽんや長崎皿うどんが計画されている。

ベトナムではフォーなどの麺類を食べる食文化もあるが、味付けはさっぱりした薄味を好む傾向にある。日本風の味付けが現地の顧客に受け入れられるか、今後の展開に注目が集まる。

まとめ

自社工場としてハイテク工場の稼働を始め牛乳の供給量を増やす動きやコーヒー栽培技術向上を図ったりと新たな対策が練られているベトナム食品加工業界。そうした対策は品質向上につながっていき、更なる発展を遂げるのでしょうか?

関連記事

  1. indonesia-food

    【加工物の多様化】インドネシア食品業界の最新動向

  2. vietnam-shipping

    【高付加価値のサービス】ベトナムの海運業界

  3. vietnam-elecricity-gus

    【拡大する需要】ベトナムの電気・ガス業界

  4. philippines-fastfood

    【中長期的な成長が期待】フィリピンのファストフード業界

  5. thai-eatingout

    【利便性ニーズをつかむ】タイの外食・中食業界

  6. vietnam-shoppingmall

    【Eコマースの効果とは?】ベトナムの百貨店・ショッピングモール最新情報

  7. 【今、選ばれるバイクとは】ベトナムのバイク業界

  8. vietnam-telecommunications

    【革新的な動きが活発】ベトナムの通信業界

ABOUT US

BIZLABマガジンは、東南アジア・中華圏で販路を拡大したい経営者、経営幹部、海外担当者向けに、役立つ情報を提供している専門メディアです。個別相談・調査サービス「BIZLAB」が運営しています。くわしくはこちら

人気記事

  1. singapore-private-banker
  2. singapore-pharmacy
  3. singapore-cosmetics
  4. malasya-fashion
  5. indonesia-supermarket
PAGE TOP