【日本企業と共に】インドネシアの文房具・事務用品業界

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日本の文房具メーカーとコラボレーションして今までにない文房具の商品化を実現させたインドネシア文房具業界。どのようなニーズがあり、需要があるのでしょうか?

今回は、そんなインドネシアの文房具・事務用品業界に着目し、最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020

コクヨ、インドネシアでの戦略とは?

2019年4月22日、コクヨ株式会社はホームページで、ファニチャー事業のアジアでの持続的成長を目的に、インドネシアに現地法人を設立し、2019年4月から営業を開始すると発表した。

コクヨは2012年よりインドネシアにおける代理店を通した間接販売を行ってきたが、昨今の現地企業の購買力の向上とオフィスへの投資意欲の高まりを受けて、現地法人による販売体制へと変更を行うことで、収益基盤となっている日系顧客に加え、成長する現地企業の需要獲得を狙い、アジアでの持続的成長を図る。

2019年3月19日に設立されたPT. KOKUYO FURNITURE INDONESIAは、コクヨが67%、残りは現地パートナーが出資し、インドネシア国内での家具販売事業を行う。

Chitose、減収減益の要因とは?

インドネシアでビジネス家具を生産販売する日系のPTChitoseInternasionalTbk(CINT)では2019年4月29日に株主総会が開催され、2018年の決算が承認された。

2018年の売上高は3,704億ルピア(約30億円)で前年比99%、純利益は136億ルピアで前年比46%と減収減益であった。また、事業計画は販売が前年比103.5%、純利益が前年比111%であったので、大幅な計画未達で終わった。当初予定していたプロジェクトが遅延した一方で、最低賃金の上昇やインフレ・為替が大きく影響した結果である。

2019年は南スマトラの市場拡大やC-PROブランドのクッション製品など、2018年に種まきしたものが実ってくることや値上げによる収益改善が見込まれている。

Indovickers、品質の高さをアピール

インドネシアでオフィス家具を製造販売するIndovickersは、2019年10月30日、インスタグラムにチルンシー工場を紹介した。

Indovickersは、ジャカルタのチピナンにある第一工場(約1万㎡)と西ジャワ州、ボゴールのチルンシーにある第二工場(約3万㎡)の二つを持つ。ジャカルタは組立工場で、チルンシーは木材および金属加工も行う本社工場。

インスタグラムでは、チルンシー工場の全貌や、均一な品質で家具の金属部材溶接を行うための自動溶接工程の様子、顧客ニーズに応じて様々な種類の家具をタイムリーに組み立てられる広く明るい組立工場の写真が掲載された。品質の高さを物語る手段として、どのように製造しているかを見せる戦略のようだ。

Zebra、Ruangguruとコラボ

2020年1月20日、インドネシアで文房具を生産販売する日系のPT.ZebraAsabaIndustriesは、モバイル教材を提供しているRuangguruとのコラボの一環として、ダブルチャレンジ2020を共同で行うことをホームページで案内した 。

まず、限定オファーということで、「賞品としてZEBRA製品がついてくるRuangguruの製品を購入して、パケットを手に入れよう」という案内から始まる。賞品のパケットは、Paint Marker, FM1 Mild, PicCandy,KokoroSweetの筆記具4点とペンケース。

このパケットの中のPaint Markerを使ってペンケースにイラストを描いて、写真を撮ってインスタグラムにタグ付けする。5人の入賞者に総額5百万ルピアをプレゼントするというもの。

ペンテルインドネシア、インスタ展覧会を開催

2019年12月19日、ペンテル・インドネシアはインスタグラムで「Pentel Tagging Award」への参加者を募った。

これは、クリスマスを題材にして、ペンテルの画材を使った作品をペンテルのインスタグラムにタグ付けするというイベント。入賞者にはペンテルから魅力ある賞品が贈られるのですぐに作品を作ってペンテルインドネシアのインスタグラムにタグ付けしようというもの。

併せて、参加条件が付記された。まず、Instagram@PentelIndonesiaあるいはLIKE FacebookFanpagePentel Indonesiaのフォロワーに登録されていること。次に、参加者本人のインスタグラムがロックされていないこと。そして、ペンテル製品を使って作品を作ることなどである。

2019

Highpoint, MEGABUILDに出展

オフィス家具・事務用品を販売するHighpointは2019年3月14日から17日までの4日間ジャカルタ・コンベンションセンターで開催されるインドネシアで最大規模の建築・内装・建設資材展示会、MEGABUILD INDONESIA 2019に出展することをフェイスブックで報じた。

Highpointは顧客に展示会への来場を要請している。そのため、いくつかの展示品を最大45%ディスカウントする特別価格も準備している。そして、来場記念としてグッディーバッグがもれなくもらえることや展示場で実施しているフォトコンテストに参加すると魅力的な賞品がもらえることを宣伝している。

なお、Highpointのブースの位置はPre-function Hall A PA – 4ということ。

尼TiTi, 製品サンプルプレゼント

韓国に親会社があるクレヨンなどの幼児用筆記具を販売するTiTi Indonesiaは2019年3月19日に同社のフェイスブックで無料サンプルの募集を行った。

今回はおとぎ話の世界をこよなく愛する人が対象。つまり、寝る前におとぎ話を読んでもらうのが好きな子どもたち。今回、TiTiが用意したのはオイルパステル36色セットとツイストクレヨン12色セットを10名の方に。

今回の無料サンプルの応募は①フェイスブックでTiTiのフォローを忘れないこと②読んでもらうのが一番好きなおとぎ話に関するコメント③あなたの友だちや家族にタグ付けする(当選のチャンスが増えるようにタグは出来るだけ多く付ける)④#titigiveawaypendongengのハッシュタグを使うことが条件である。

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尼ゼブラ、色鉛筆画コンペ

筆記用具を販売するゼブラ・インドネシアではゼブラの筆記用具を使って描いた絵のコンペを定期的に行っている。2019年1月17日にホームページに色鉛筆を使った絵のコンペの第4弾の案内をした。

今回のテーマは「私の好きなインドネシアの交通機関」。応募期間は2019年1月17日~3月31日まで。優勝賞品は、①氏名・写真プロフィール・作品が色鉛筆10色セットの化粧箱に印刷され6カ月間インドネシア全土で販売される。②賞金1千万ルピア(約7万8千円)③作品を展覧会に出展するチャンスが与えられる。

ゼブラでは絵の分野で芸術的な才能を持っている多くのインドネシアの人たちに、自分自身を表現する機会を提供している。

StationaryCo、ダイモラベルメーカーを紹介

企業向けに文房具や事務用品を販売するStationaryCoは2018年11月18日にホームページでダイモのラベルメーカーを紹介している。とりわけ、ダイモブランドのラベルメーカーの中でもモデル1610がベストセラーだと紹介している。

使い方はとても簡単。まず、ラベルメーカーにプラスチックテープカートリッジを挿入する。②打刻したいアルファベット・数字・記号のダイアルを合わせてセットする。③レバーを握ってプラスチックテープに文字を打刻する。④ラベルをカットする。⑤ラベルの裏面の保護シールをはがしラベルを張り付ける。

また、このラベルメーカーには電池も電源も不要で、簡単に安全に使えることも特徴だと紹介している。

2018

ASABA、文具2商品で優秀ブランド賞を受賞

Asaba はインドネシアの文房具およびオフィス家具の製造・販売を行う企業である。Asaba は文房具卸も行なっており、インドネシアのジャワ島主要都市に販路を持っている。

同社は、鉛筆と彩色鉛筆の2カテゴリーにおいて、2017年の優秀ブランド賞を受賞した。受賞した鉛筆は Staedtler Mars Lumograph 2B という商品で、今回が4度目の受賞。一方、彩色鉛筆 のStaedtler Coloring Pencil は今回が初めての受賞となった。

Asabaの担当者は「今回の受賞で消費者に満足いただいていることが分かり、当社チームにとって大きなモチベーションになっている」とコメントした。

ZEBRA、アラビア語筆記に特化したペンを発売

日系の文房具メーカーである ZEBRA は、インドネシアの文房具・オフィス家具の製造販売企業である Asaba グループと連携し、ボールペンの製造も行っている。

同社は、2017年5月に「Zebra Penciltic Callip」という新製品を発売。これはアラビア文字を書くために開発された特別なペンである。特徴はペン先にあり、尖った部分と平たい部分を併せ持つことにより、アラビア文字を美しく書くことができる。

インドネシアでは人口の9割近くがムスリムであり、子供は幼いころからコーランに用いられるアラビア文字を学ぶ。上記のペンは、このようなインドネシアの宗教的特徴に対応したものと言える。 

indonesia-stationery(インドネシア 文房具)

尼文房具業界、欧州市場での拡大目指す

インドネシア文房具業界から、2018年1月下旬にドイツで開催されたオフィス用紙・文具に関する展示会、Paperworld 2018 への参加があった。この展示会は1990年から続くドイツ最大規模のもので、出展者1,600、訪問者35,000人を誇る。

参加した企業は、PT. Solo Murni、PT. Global Asia Santoso、PT. Cermai Makmur Abadi International、PT. Margono Dian Grahaの4社。各参加企業は、最新商品の視察、市場動向の把握、バイヤーとの意見交換をすることができ有益であったと語った。

インドネシアの紙製品・文房具はドイツ、イギリス、スペインなどのヨーロッパ各国の市場に参入しており、今後もさらなる成長を目指している。

Canon販売代理店のDatascrip、ブランド賞を受賞

Datascripは、オフィス家具を扱うITOKIのインドネシアパートナーである。オフィス家具のほかに、オフィス用品なども取り扱っている。

インドネシアのソロ市の消費者による顧客満足度調査に基づいてブランド価値が評価される「ソロ・ベスト・ブランド・インデックス 2018」において、Canonデジタルイメージ製品に関してインドネシア独占販売権を持つ Datascrip が、カメラおよびプリンター部門でブランド賞を受賞した。

ソロ市は、経済成長が著しいジャワ州の都市のひとつ。同社は専門の販売コンサルタントを配置し、消費者のニーズに合った商品提案を展開している。

Canonがバンドンに映像機器専門店をオープン

インドネシア最大規模を誇るデジタル機器卸、Datascripは4月12日、Canon Image Squareの開店を発表した。オフィス向けプロジェクターやプリント機器を取り扱うCanonが、「ジャワ島のパリ」といわれる芸術の街バンドンの景色に新たな一枚を映し出した。

Canon Image Squareでは、顧客が実際に製品を手に取りその機能を体験することが出来る。また、商品に関してコンサルタントに相談することも可能だ。近年経済成長の著しいインドネシアの都市部では、効率的で生産性をより高めるオフィス環境について日々議論がなされており、Canonのオフィス機器部門ではそのニーズを埋める商品開発が活発に行われている。

まとめ

文房具業界で最も大事なことは消費者のニーズにどこまで合わせられるかということです。国外からの考えも積極的に取り入れることで視野が広がりまた新しい商品を開発することになるかもしれません。

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