【オンラインサービスのニーズ】マレーシア旅行業界のトレンド

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最近では、航空券もオンラインで取得したり、パッケージツアーもオンライン上で予約できるサービスが主流になっています。利便性が高いオンラインサービスはさらに発展していくのでしょうか?

今回は、そんなマレーシアの旅行業界に関する業界情報をお届けします。

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目次

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2020年 マレーシアの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界

マレーシアにおける対コロナツーリズム回復戦略とは?〜旅行業界動向〜

2020年2月5日の発表によると、マレーシア旅行代理店協会は、観光芸術文化省及び保健省、業界関係機関と会議を開催し、マレーシア政府観光局がコロナウイルスによる旅行者の大幅な減少に対応する戦略を示した

示された戦略は、まずプロモーションとマーケティングの拡大。2つ目は補助金の要件緩和、3つ目は観光税率の見直しとなっている。特に、マレーシアが安全でないといった誤った印象を修正するため、マーケティングの努力が必要とされている。

この他にも、マレーシアホテル協会との協力によって、#MalaysiaIsSafeを認知させるソーシャルマーケティングキャンペーン、インドと中国のビザ制限緩和、多言語で頻繁に安全情報を更新することなどが示された。

出典:https://www.matta.org.my/press-release/90843-economic-stimulus-package-needed-for-tourism-recovery-says-matta

マレーシアのアビリオン、旅行事業収益は大幅減〜旅行業界動向〜

2019年7月31日の発表によると、ホテルやリゾート、不動産管理、及び旅行代理店業を手掛けるアビリオンは、2019年度の収益が前年度比で15.28%減となる1億1,135万リンギットを記録した。厳しい事業環境の中、ホテル及び旅行部門で収益が大きく減少した

旅行部門は低収率と競争激化によって、前年度比で20.87%の減少となった。ただ、同部門は事業運営の再構築とコストの合理化を強化した結果、営業損失の削減に成功している。

2020年度については、不測の事態を除けば緩やかな回復に向かうと予想されている。旅行部門はよりスリムな事業構造と収益最適化を進める。また、2020年は『ビジット・マレーシア・イヤー2020』によって東アジアからの観光客増が予想されており、様々な機会を模索している。

出典:http://avillion.listedcompany.com/misc/ar2019.pdf

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シャオミとマレーシア政府観光局が提携〜旅行業界動向〜

スマートフォン及びスマートハードウェアを中核事業とするシャオミは、マレーシア政府観光局との提携を発表した。この提携により、両社はシャオミの最新スマートフォンMi Note 10を使ってマレーシア国内の景勝地を共同で撮影し、『ビジット・マレーシア2020』キャンペーンのプロモーション動画を制作する。

3分間のプロモーション動画はシャオミ・マレーシアのフェイスブックページとユーチューブチャンネル、同社の公式ソーシャルメディアプラットフォームで公開される。

同時に、同社はフェイスブックページにてオンライン写真コンテストを開催する。参加者はMi Note 10を使用してマレーシアの風景を撮影し、フェイスブックかインスタグラムへ投稿する。

出典:https://www.tourism.gov.my/media/view/xiaomi-partners-with-tourism-malaysia-for-vm2020

2018年のマレーシア観光産業は好調〜旅行業界動向〜

マレーシア統計局は、2018年の観光産業が良好な実績を残したことを発表した。まず、2018年の観光産業の粗付加価値(GVATI)は前年比10.0%増となる2,206億リンギット、そして国内総生産に占めるGVATIの割合は15.2%となり、前年の14.6%から拡大した。

また、インバウンド旅行者の支出額は877億リンギットで前年から2.3%増加、国内旅行者の支出額は同12.3%増となる827億リンギットを記録した。支出額で最も多いのがショッピングであり、インバウンドは全体の33.5%、国内旅行者は42.0%を占めた。

次に、観光産業における雇用は前年から4.9%増加して350万人となり、全雇用の23.5%を占めた。特に飲食サービスと小売業の雇用が多く、観光産業の雇用で各々34.1%と33.1%であった。

出典:https://www.dosm.gov.my/v1/index.php?r=column/cthemeByCat&cat=111&bul_id=Wk1KWlpxZTRDWnVhVWNMV21ZVVY3Zz09&menu_id=TE5CRUZCblh4ZTZMODZIbmk2aWRRQT09

マレーシアのメイフラワー、プレミアムな旅行を提供〜旅行業界動向〜

2019年8月28日の発表によると、プレミアムでラグジュアリーな旅行を提供するインサイトバケーション及びラグジュアリーゴールドは、マレーシアの大手総合旅行代理店であるメイフラワーホリデーズをマレーシアの総合販売代理店に任命した。

メイフラワーは、同社のB2CオンラインチャンネルとB2Bネットワークを通じてインサイトバケーションとラグジュアリーゴールドの商品をプロモートする。現在、同社は国内500超の旅行代理店にサービスを提供している。

インサイトバケーションとラグジェリーゴールドのアンソニー・リム社長は、メイフラワーの広範でグローバルな観光産業ネットワークを活用し、プレミアムでラグジュアリーな休暇を提供することを楽しみにしているとしている。

出典: https://www.mayflower.com.my/post/insight-vacations-and-luxury-gold-appoints-mayflower-holidays-as-general-sales-agent-for-malaysia/

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2019年 マレーシアの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界

マレーシアのアビリオン、旅行部門収益が大幅減少〜旅行業界動向〜

アビリオン社は、旅行代理店業とホテル業、不動産業を中核とする企業であり、マレーシア、シンガポール、香港、オーストラリアで事業を展開している。旅行代理店業では、ツアーや旅行サービス、レンタカーや航空券予約を提供している。

同社の2018年度第3四半期の収益は2,570万リンギット、前年同期比で25.4%の減少であった。事業別では、旅行代理店業が全体の45.7%を占める1,176万リンギットであったが、旅行者減少に伴って前年同期比では37.8%もの減少となった。

同社の旅行代理業においては、合理化によって収益の最適化を進めている。ただ、業界が逆風を受けていることから、引き続き利幅圧縮の圧力を受けており、慎重な姿勢を維持している。

マレーシア旅行業協会、観光管理サービス税見直しを要求〜旅行業界動向〜

マレーシア旅行業協会はマレーシア連邦政府に対して、2019年3月1日から施行されるマレーシア税関が定めた2018年サービス税(改正)規則によるサービス税の見直しを要請している。

同協会のタン会長は、観光管理サービスを課税対象としたマレーシア税関の決定は根本的に欠陥があり、観光業界に深刻な影響を及ぼすと警鐘を鳴らしている。本サービス税は、マレーシアのほとんどの旅行代理店に適用される。また、観光管理サービスの定義は曖昧であり、旅行代理店の収入が手数料ベースの場合の扱いが不明瞭である。

2018年にマレーシアを訪問した観光客は減少傾向にあり、観光業界は国内旅行の奨励と海外旅行者の獲得において競争優位を維持する必要がある。

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マレーシア旅行業協会、中国人とインド人のビザ免除を要請〜旅行業界動向〜

2019年1月15日の発表によると、マレーシア旅行業協会は、マレーシアを訪問する中国人及びインド人観光客にビザなしの旅行を許可するよう、マレーシア連邦政府に要請している。

マレーシア連邦政府は中国とインドからの観光客に対する15日間のビザ免除を2019年1月1日から2019年12月31日へ延長すると発表した。一方で同協会のタン会長は、両国からの観光客を更に惹きつけるためにビザなし旅行を検討すべきとしている。

マレーシア政府観光局によると、2018年1月~9月のマレーシア訪問者は、2017年同期比で中国人観光客が34.2%、インド人観光客が10.4%増加した。また、近隣諸国においては中国やインドの観光客を誘致するためにビザ免除を促進している。

2018年のマレーシア訪問者2,580万人〜旅行業界動向〜

マレーシア観光局は、2018年にマレーシアを訪問した旅行者は2,583万2,354人となり、前年比で0.4%減少したと発表した。対して同年の観光収入は841億リンギットとなり、前年比で2.4%の増加であった。一人当たりの支出額は3,257リンギットで、前年から2.9%増加した。

国別では、シンガポールからの訪問者が最も多く1,061万5,986人、次いでインドネシア、中国、タイ、ブルネイ、韓国、インド、フィリピン、日本、台湾となっており、東南アジア諸国からの訪問者数が全体70.1%を占めた。

次に観光収入については、買い物が全体の33.4%、宿泊施設が25.7%、飲食が13.4%であった。平均滞在期間では、最長は西アジアで9.7泊、欧州、南アジア、東アジアが続いている。

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2018年 マレーシアの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界

マレーシア観光文化省大臣、「Malaysia Truly Asia」をアピール〜旅行業界動向〜

スペインの首都、マドリードで開催された世界最大規模の国際観光見本市で、マレーシア政府観光局(Tourism Malaysia)は国家ブランド戦略「Malaysia Truly Asia」を盛大にアピールし、バイヤーやメディアから注目を浴びた。

観光文化省大臣のモハメド・ナズリ氏は「2017年は40,000人以上のスペイン人旅行者がマレーシアを訪れ、前年比で28.4%増を達成した重要な市場だ。マレーシアのインバウンド成長の鍵を握るパートナーとして、欧州市場に大いに期待を寄せている」と話した。

ナズリ氏はまた、2020年度に3,600万人の観光客獲得・約4.6兆円の収益目標を定めた観光誘致キャンペーン「Visit Malaysia Year 2020」の実現に、欧州パートナーとの関係が重要であることを強調した。

マレーシア観光局、中東航空会社と協力してアラブ人観光客を誘致〜旅行業界動向〜

マレーシア観光局代表団は、4月22日から25日にかけてUAE首都ドバイの貿易センターで開かれた、中東地域のアウトバウンド市場展示会に参加した。ツアーパッケージや名産物のプロモーションを行ない、巨大なアラブ人観光市場の開拓を図った。

ドバイ世界貿易センターでの記者会見では、観光局長のセリ・ミズラ氏がカタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空など中東の航空会社と協力関係を結んで観光誘致を進めることを発表。2020年に向けたキャンペーンを促進し、UAEをはじめとした中東からの旅行者を取り込む。

マレーシアはイスラーム教が国教であり、世界最大のハラール・ハブになるという国家ビジョン掲げている。18億人にのぼる世界のイスラーム教徒市場を見据えた活動を続けており、その成否はマレーシア観光業界の成功に直結する。

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ラマダン月に「宗教ツーリズム」を展開、マレーシア観光局〜旅行業界動向〜

マレーシア観光局はイスラーム教の断食月「ラマダン」の期間に合わせ、クアラルンプールに国内外からのイスラーム教徒を誘致する「Iftar@Kuala Lumpur」を主催した。イスラーム教徒同士の連帯感を高める、宗教ツーリズムというマーケティング戦略に注目が集まっている。

慈善活動の一環としてラマダンを活性化させ、イスラーム教に限らず様々な宗教や人種間の交流を推進するものとして企画された。期間中は芸術や学問の分野で活躍する著名人がクアラルンプールに集い、断食月を過ごす。

昨年度開催された同キャンペーンにはASEAN諸国や韓国、アラブ首長国連邦、カナダからの訪問者を含む93,588人の旅行客が集まった。

マレーシアのMayflower、変化する旅行客ニーズに対応〜旅行業界動向〜

マレーシアの旅行業界で市場占有率首位 (9%) のWarisan HDが保有する Mayflower Holidays が、2017年の年次報告書を発表した。同社は旅行業界という競争の厳しい業界で、世界60ヶ国以上に及ぶネットワークを生かし変化する顧客のニーズに対応している。

マレーシアの若い世代ではパッケージツアーの人気が低下し、航空券とホテルを自ら購入して旅行をデザインするスタイルがトレンドとして育っている。同社はウェブ上で顧客がツアーをカスタマイズできる、自由度の高いサービスを開始して好評を博した。

グループのCEO、ヘン・チュー氏は「不安定な国内経済と成長率の鈍化という困難な環境においても力を尽くし、事業を展開させることができた。市場の動きを注意深く見定めながら、新たな戦略を描いていく」と述べ、2018年度の決意を新たにしている。

まとめ:マレーシアの旅行業界

観光誘致にはヨーロッパが重要な起点であるとの考えや最近の若者の旅行スタイルのトレンドなどを見極め、そのためにはどのような対策が必要であるかを考えマネジメントした結果マレーシアの旅行業界は成長しています。今後はハラールのハブとして更なる観光地誘致につながるのでしょうか?

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