【増加し続けるホテル】マレーシアのホテル業界

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ホテルの建設ラッシュが続いているホテル業界。マレーシアでは東南アジアで最大級のホテルも建設が進んでおり観光都市化しています。

今回は、そんなマレーシアのホテル業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2019

クロックフォーズホテル、国内唯一の5つ星

ラグジュアリーサービスを特徴とするリゾートワールドゲンティンのクロックフォーズホテルは、2017年後半に開業した。海抜6,000フィートの雲に包まれ、優雅なロンドンの大邸宅の雰囲気を醸し出している。

2019年2月20日にニューヨークで発表された2019年フォーブストラベルガイドでは、同ホテルは最も権威ある5つ星を獲得した。世界中で210のホテルがこの栄誉ある賞を受賞し、マレーシアでの受賞は同ホテルのみとなっている。

クロックフォーズホテルには、111室のスーペリアルーム、8室のジュニアスイート、18室のシグネチャースイート、3つのエグゼクティブスイートがあり、ボタンを押すだけで簡単に快適さを得られる最新技術を導入している。

フォーシーズンズホテル新規開業

2018年7月1日、超高層ビルであるペトロナスツインタワーに隣接したロケーションに、フォーシーズンズホテルクアラルンプールが新規開業を発表した。

ゴールデントライアングルの中心に位置する地上65階建てのホテルは、滞在者がホテルで食事や買い物、娯楽等を楽しむことできる。

209室の客室とスイートルームを備え、長期滞在を希望する宿泊者へはサービスアパートメントとフォーシーズンズプライベートレジデンスがある。また、ホテルには6軒のレストランとラウンジ、屋外プール、スパ、フィットネスセンターを完備している。

トラベロッジ、ジョージタウンにホテル開業

トラベロッジホテルアジアは、2018年第3四半期にクアラルンプールに開業したトラベロッジセントラルマーケットとトラベロッジブキッビンタンに続き、マレーシアで3つめとなるトラベロッジジョージタウンを開業すると2019年2月25日に発表した。

トラベロッジジョージタウンは、 ペナン国際空港から車で30分の距離で、ジョージタウンにあるユネスコ世界遺産のマカリスターロードに位置している。同ホテルは現代の旅行者のニーズに合わせ、スタンダード、スーペリア、デラックスルームを提供する。

また、同社はイポーに国内4つめとなるホテルを2019年第3四半期に開業する予定としており、コタキナバル、マラッカ、クチン、ジョホールバルも検討している。

マリオット傘下でWクアラルンプールが開業

マリオットホテル傘下であるWホテルワールドワイドは、Wクアラルンプールの開業を発表した。Wはニューヨークで誕生し、世界中で50以上のホテルを展開している。

トロピカーナコーポレーションが所有するこのホテルはペトロナスツインタワーから徒歩圏にあり、大胆で革新的なデザインとなっている。ホテルは150室のスタイリッシュなゲストルームとスイートルームを持つ。

エクストリームWOWスイートは520平方メートルのリビングルームを有しており、全室とも伝統的要素と現代的要素の両方を取り入れている。ホテル内には6つのレストランやスパ、フィットネスセンターを完備している。

2018

M101、「モノポリー」をテーマにしたホテルで差別化

M101 Holdings は2012年に創業、クアラルンプール市を中心に持続可能なプロジェクトを建設・投資するために設立。「Built To Stay」というコンセプトで、建設された物件の永続的な価値提供をポリシーとしている。

同社は、モノポリーのライセンスを所有する玩具メーカーの Hasbro社とライセンス許諾契約を締結、モノポリーをテーマとしたホテル開発を発表した。この案件は M101 Bukit Bintang と呼ばれる複合開発の一角であり、ホテルの他にSoHoや店舗区画で構成される。GDV(総開発値)は2.8億リンギット。2年前から建設を開始しており、管理・運営を行う Siroccoホスピタリティーグループへ今年末に引渡し予定。

同社は M101 Skywheel や M101 Bukit Bintang など3つのプロジェクトを立ち上げており、GDVは26億リンギット。M101 Skywheelのプロジェクト完了は2022年の予定。

政府系投資ファンドのPNB、高層タワーにHYATTと入居契約

PNB(ペルモダラン・ナショナル)は、1978年に設立されたマレーア政府系投資機関。マレーシアを代表するコングロマリッド企業であるSime Darby、アセアン最大の商業銀行 Maybank など多くの企業に資本参加している。

同社が開発中のPNB118タワーは、世界で3番目、東南アジア域内で最も高層のタワー(118階) となり、2020年に完成予定。HYATT関連会社はホテル運営会社として、PNB 傘下の PNB Merdeka Ventures と契約を締結している。

クアラルンプール初となる Park Hyatt Hotel は、ハイエンドなホテルとして2021年開業予定。PNB118タワーの17フロアーを占有し、客室はスイートルーム28室、居住用アパート30室を含む全232室となる。

malaysia-hotel(マレーシア ホテル)

マレーシアのホテル建設数、前年比で増加

マレーシア財務省傘下の資産評価・不動産サービス局が発表した「Property Stock Report 2017」によると、2016年には国内で23ホテル (3,713室) が建設を完了したが、2017年は30ホテル (5,777室) へと大幅に増加。最大の割合となったのはジョホール州で、全体の21.3%を占めた。

2017年時点でのホテル総数は3,126 (246,564室) で、これに関してもジョホール州が433ホテルで最多、部屋数ではクアラルンプール市が39,230室で最多となっている。全体の76.4%は都市部に位置しており、ビーチ (14.9%) 、高原 (3.3%) が続いている。

2017年に20ホテル (4,677室) の建設が始まり、前年比で111.4%の増加。ジョホール州が4ホテル (1,551室) で最多、ペナン州4ホテル(1,139室) 、クアラルンプール市3ホテル (1,078室) 、ペラ州3ホテル (105室) となっている。

旅行業者協会、外国人宿泊者への観光税の廃止を訴え

2017年9月1日以降、マレーシア政府は滞在中の外国人に対して、ホテル宿泊1泊につきRM10を課す観光税を導入している。マレーシア旅行業者代理店協会は財務省に対して、この観光税の税率の見直しまたは廃止を訴えている。

2017年のアセアン諸国内の観光客数は、タイ (7.8%) 、シンガポール (6.2%) 、フィリピン (11%) でプラス成長を記録したが、マレーシアは前年比で3%減少 (2016年:2,676万人、2017年:2,595万人) しており、観光税の導入もその一因ではないかと同協会は主張している。

まとめ

都市にあるホテルの数は多く、顧客獲得が難しいマレーシア国内。どのように差別化を図るかが重要視されているなかで玩具業界とコラボレーションしたホテルは話題性もあり他とは異なる形態は差別化も実現しています。今後都市部以外のホテル建設はどのように進んでいくのでしょうか?

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