【テクノロジーへの期待が高まる!】シンガポールの広告業界

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シンガポールでは広告媒体としてSNSやブログなどのデジタル媒体が急速に頭角を現している一方、テレビや新聞などといった伝統的メディアがまだまだ根強い状況にあります。

今回は、そんな広告業界に関する最新情報をお届けします。

読了時間の目安:5分

2020

広告業界大手の電通、シンガポール含む7つの市場で人員11%削減へ

電通は、海外市場において事業を取り巻く環境が複雑化しており、ここ数四半期連続で不振が続いている状況を受け、オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、シンガポール(地域統括オフィスを含む)と英国(海外事業統括オフィスを含む)の7つの市場を対象とし、構造改革の実施を発表した。

この構造改革では、対象市場全体の約11%(海外事業を支える全従業員のおおよそ3%に相当)の人員削減に加え、不動産の適正化や他の関連施策も含まれる。年間ベースで1億ポンド(約138億円)以上の人件費と関連コスト削減が見込まれる。

今後は、クリエイティブ、CRM、メディアの3つの事業ユニット(ライン・オブ・ビジネス)から構成されるシンプルな組織に変更を予定している。データやテクノロジーを活用し、アイディア発のアプローチと統合ソリューションを提供することで、クライアントによるベストカスタマーの獲得、維持に貢献することを目指している。

出典:https://www.dentsu.co.jp/news/sp/release/2019/1216-009980.html

シンガポールのSMXが新たなメディアとパートナー契約〜広告業界事情〜

Mediacorp傘下のSMXは、新たに7社のメディアとパートナー契約をすると発表した。この契約により広告主は、地域全体の視聴者にアプローチすることができ、かつブランドイメージを損なうことなく安全に掲示できる広告スペースをさらに拡大させることが可能となる。

パートナー企業は下記の7社。シンガポール、タイ、フィリピンのViu(ビデオストリーミングサービス),Carousell(インターネット売買),マレーシアのMudahand Blaze Digital by Astro(デジタルマーケティング),タイのSanookandKaidee(Webポータル),フィリピンのGMA New Media(デジタルメディア)。

これまでに比べ、正確で効果的なターゲティングのための豊富な視聴者データを蓄積し、さまざまな角度から分析することが可能となる。

出典: https://www.mediacorp.sg/en/mediacorp-in-the-news/media-releases/programmatic-ad-exchange-singapore-media-exchange-expands-to-11403732?articleYear=2019&articleId=11403732

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シンガポールで広告業界大手のMindshare、WARC Media100でNo.1に選出

WPPの子会社である大手グローバル広告代理店のMindshareが2019年、3つの最優秀省を獲得し、WARC Media 100のナンバー1広告代理店ネットワークにランク付けされた。

WARC Media 100ランキングは、メディアの卓越性に関するベンチマークであり、マーケターがエージェンシーのパフォーマンスを同業者と比較することを可能にしている。MindshareはトップのMediaAgency Networkに選ばれただけでなく、第2位に上海、第3位にシドニー、第4位にムンバイなど、世界トップ50の代理店の中に8もの代理店をランクインさせている。

ランキングで優勢を示したMindshareのクライアントである、KFCとユニリーバはBrandand Advertiserで1位となり、WPPはナンバー1のホールディングカンパニーに選ばれた。

出典:https://www.mindshareworld.com/news/number-1-agency-network-warc-media-100

シンガポールで広告業界大手のDDB GroupとNEA、リサイクル、再利用を推奨

大手広告代理店のDDBGroupは、シンガポール環境庁(NEA)のコマーシャルパートナーとしてリサイクルを推奨するCMを打ち出した。CMでは、時間の経過とともに大量に蓄積される使い捨てのごみを、雪だるまとして表し、国、そして最終的には次世代にとって大きな問題となることを示している。

シンガポールでは2018年だけで約16万トンもの使い捨てゴミが出ており、その量は年々増加している。このような状況を改善するために、再利用やリサイクルを国内の大手企業と協力して推奨している。

“Say YES to Waste Less”と掲げ、50もの企業が参加している。協力企業には7eleven,Capitaland,Fair Price, IKEA, McDonald‘sなどがある。映画館やSNS,ウェブCMなどで広告が流れている。

出典:https://www.ddb.asia/catchfire/ddb-joins-nea-in-a-nation-wide-nudge-to-reduce-disposables-encourage-reusables/

シンガポールで毎年開催のSpikes Asia 2020が延期、2021年に開催予定〜広告業界事情〜

Spikes Asiaは、ヨーロッパのEurobest、中東のDubai Lynxと共に、カンヌライオンズの地域版フェスティバルとして、毎年9月にシンガポールで開催されるアジア地域最大級の広告コミュニケーションフェスティバルである。

今年はコロナウイルスの影響で延期が発表され、2021年に開催予定だが、日時は未定。詳細はホームページにてアップロードされる。

4月21日火曜日世界クリエイティビティ・イノベーションデイに合わせ、#SpikesInspirationキャンペーンを開始。週2回、過去のトークや過去の入賞作品を、Spikes Asia YouTubeチャンネルで公開している。このキャンペーンのキックオフの為に、「It All Starts With A Pencil–Nils Andersson–」「DADS #sharetheload」2つのビデオをアップロードしている。

出典:https://www.spikes.asia/S

2019

広告業界大手のHavas、シンガポール支社をRed Havasへブランド統合

2019年5月16日の発表によると、世界的な広告企業のひとつであるHavasグループは、近年各国に展開する地域拠点においてブランド改革を進めており、事業の一環としてシンガポール支社におけるソーシャルメディア機能とPR機能を新ブランドであるRed Havasへ統合した。今後、オーストラリア、シンガポール、フィリピンのアジア太平洋地域にオフィスを構えるRed Agencyは、Red Havasという新しいブランドとなる。

今回のブランド統合は、データ、コンテンツおよび分析ツール部門に対する大規模なグローバル投資のもとで行なわれる予定で、広告・メディア業界のグローバル・マーケットに大きなインパクトを与える動きとなりそうだ。Red Havasは「統合メディア」と呼ばれる、デジタル出版やコンテンツ、ソーシャルメディア、PRを1つのカテゴリーとして統合する戦略モデルを採用している。

Red Havasは、「コンテンツ、社会データ、予測データを中核とする、多様で幅広いメディアソースを統合し、広告やPRの従来の定義を覆すモデルの構築を進めている」とコメントしている。

広告業界大手のDentsu、シンガポール・Happy Marketerの全株式を取得

2019年2月21日、日本の大手広告代理店Dentsuは、Dentsu Aegis Network Ltdを通じて、シンガポールに本拠地を置き、デジタルマーケティング会社を運営するHappy Marketer Pte. Ltd.(HappyMarketer)の全株式を取得すると発表した。

今回の株式取得の目的は、Dentsuグループのブランドのひとつであり、テクノロジーを活用したデータ分析を行っているデータマーケティング会社Merkleのシンガポールにおける事業規模を拡大し、データ分析サービス機能を強化することである。今後、HappyMarketerは「Happy Marketer, a Merkle Company」という名称となり、両者の強みを生かし融合させることで、より競争力の高いデータマーケティングサービスを展開することとなる。

HappyMarketerは2009年に設立され、データ分析テクノロジーを活用したサービスを提供しており、デジタルマーケティング会社として高い評価を受けてきた。 Google、Adobe、HubSpot、SalesForceやBoston Consulting Groupなどの企業との強力なパートナーシップを活用して顧客にサービスを提供している。

シンガポールでデジタル広告業界大手のSMX、7社とのパートナーシップを新たに締結

2019年4月2日の発表によると、デジタル広告大手Singapore Media Exchange(SMX)は、メディア出版社を含む7社と新たなパートナーシップを締結した。今回、東南アジアに拠点を置く新パートナーとして、ビデオストリーミングサービスViu、インターネット売買のCarousell、Mudah、Kaidee、マレーシアの放送局Astroのデジタルマーケティング部門Blaze Digital、WebポータルのSanook、フィリピンの放送局GMA Networkのデジタルメディアおよびテクノロジー部門であるGMA New Mediaが新たに追加された。

今回の拡大により、広告主は、地域全体の視聴者にアプローチすることができ、かつブランドイメージを損なうことなく安全に掲示できる広告スペースをさらに拡大させることが可能となる。

SMXはSingapore Press Holding(SPH)とMediacorpによって設立された広告代理店である。今回の提携により、正確で効果的なターゲティングのための豊富な視聴者データを蓄積し、さまざまな角度から分析することが可能となる。

シンガポール広告基準局に寄せられた意見とは?〜広告業界事情〜

シンガポール広告基準局 (ASAS)は、2018年度において合計218の投書を受け付けたことを報告した。最も多くの意見が寄せられたのが美容関連広告で、次いでレストラン広告が多かった。レストラン広告に対する声は、前年度と比較して増加傾向にあり、その大部分が、誤解を招く、あるいはフェイクニュースであるとみなされた広告に対する抗議で占められていた。

美容に対する抗議のうち最も多いのは、脱毛治療に関するもの。脱毛治療の商品の広告には免責事項の記載が必須とされているが、注意書きを明記していない広告が目立ったという。

一方、レストランに関しては、広告の価格や値引きの矛盾、メニュー上の説明や宣伝資料の明確さの欠如といった問題があった。これらの苦情には、レストランによって出された広告だけでなく、配達やレストランの予約アプリによる広告も含まれていた。

2018

シンガポールのSPHとFMH、エレベーター内広告での提携を発表〜広告業界事情〜

シンガポールの新聞・出版大手シンガポール・プレス・ホールディングス (SPH) は16日、中国のディスプレー広告企業フォーカス・メディア・ホールディング (FMH) とエレベーター内電子広告の分野で提携すると発表した。

両社はジョイントベンチャーを立ち上げ、エレベータ内広告向けのスマートメディア開発を行う。エレベーター内広告を目にする視聴者の共感を得るだけでなく、企業が販売する商品への関心をとらえ顧客の取り込みに繋がるメディアの創出を目指している。

SPH はメディアでの豊富なニュース材料と、シンガポール現地のライフスタイルコンテンツを提供する。一方 FMH は、実務的・専門性の観点からシステムサポート、メディア技術や商品開発の提供を中心に行っていく。

Tribal シンガポールの新生テクノロジーユニット〜広告業界事情〜

Tribal Worldwide はシンガポールの技術関連の主任コンサルタントに Herry Budiyanto氏、ビジネステクノロジーのコンサルティングヘッドに Yak Yih Cheng氏を指名した。
Budiyanto氏は2015年にTribalグループに入社し、キャセイパシフィック航空や CIMBマレーシアの広告制作を手がけた実績がある。

Yih Cheng氏は10年以上の DDB勤務経験において、ビジネステクノロジー、データ管理や顧客管理に精通。顧客のビジネス拡大や顧客のデジタル環境への対応を支援してきた実績がある。同氏はソニー、マクドナルドやフォルクスワーゲン等との協働にて、データ分析を実行可能なアクションプランに落とし込み、オンライン顧客へのアプローチ改善を通して成果を挙げてきた。

同社はこの人選によって、50ものビジネステクノロジー・チームを強化するとともに、アジア地域における成長プランを進行させる。

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シンガポールにも展開!広告業界大手のアサツー・ディ・ケイがAPACでの存在感を示す

アサツー・ディ・ケイ (ADK) が企画・制作したユニリーバジャパン製品「CLEAR」の広告「Making Shampoos an Office Supply」が、APAC Effie Awards 2018 の Beauty & Wellness 部門金賞、Business-to-Business 部門銀賞を受賞した。

この企画は、帽子をかぶって働く社員・スポーツ選手に対して企業が頭皮をケアする「手当」として「CLEAR」を現物支給するという内容であった。

Effie Awards は世界的な権威のある賞で、効果的なマーケティング・コミュニケーション活動を行ったキャンペーンに対して贈られる。1968年に米国で始まり、大きく分けてNational Effie とRigional Effie (APAC Effie、Europe Effie、Latin America Effie、North America Effie、MENA Effie)、およびWorldwide Effie に分類される。

シンガポールで開催!Asia Creative Rankingsに日本人もランクイン〜広告業界事情〜

2017年9月にシンガポールで行われた Spikes Asia Festival にて、2017 Campaign Brief Asia Creative Rankingsが公開された。

この54ページにわたる冊子では、個人のクリエイターやアートディレクター1,000人以上が受賞歴などをもとにランク付けされている。アジアのクリエイター・アートディレクターの中で最も上位にランキングされた筒井晴子氏はコピーライターとして電通に所属している。

一方、広告代理店に関するランキングも発表されており、アジア地域においてもっとも優秀な広告代理店として日本企業の電通がトップに輝いている。アジア地域全体だけでなく各国ごとのランキングも発表されており、各広告代理店のアジア地域での影響力を測ることができる。

まとめ:シンガポールの広告業界

政府は2020年までにデジタル媒体によるオンライン広告市場の市場占有率を20%にすることを目標に定め、普及促進政策をとっています。デジタル広告など、伝統的メディアに代わる媒体へ注目することで、大きなビジネスチャンスに発展するのではないでしょうか?

シンガポールの広告代理店業界が一目でわかる!ビズラボオリジナル業界地図

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