【いかに目を引くものを作るか】タイの広告業界

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タイの広告、テレビのCMなどは見終わるまで何を意図しているのかがわからず、見ている人を引き付けることを目的として作られています。

今回は、そんなタイの広告業界に関する最新情報をお届けします。

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2020年 タイの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

タイのデジタル広告代理店、2020年注目のイノベーションを発表〜広告業界事情〜

タイのデジタル広告代理店Sphere Agencyは、2020年4月1日に「2020年にマーケターが注目すべき5つのイノベーション」を発表した。発表したイノベーションは、アドレス指定可能なテレビ、Webベースのアニメーション、Spark AR、5GおよびWi-Fi6である。

中でもアドレサブルTVは、広告主がより正確に広告を表示できる。これにより広告主は、データポイント、人口統計および関心に基づいて、より関連性の高いコンテンツをエンドユーザーに提供する機会を得る。さらに従来のリニアTV広告よりも安く、より高い収益をもたらす。

フェイスブックのARアプリSpark ARの最近のアップデートにより、人々およびブランドは、AR(拡張現実)体験をポスター、パッケージ、または看板に組み込むことができる。これらのイノベーションは、マーケターに新たな可能性をもたらす。

タイの日系広告業界大手Plan B、2019年の総収入が21.8%増

Plan Bが2020年2月28日に発表した2019年度決算によると、同社の総収入は前年比21.8%増となる4,919.5百万バーツと大幅急増となった。過去1年間の新しいメディア開発により、デジタルOOHメディアとモールメディアの売上が11.5%と24.2%増加したことが寄与した。

2019年の広告に関する主な進展は、2019年5月にSplash Mediaに投資を行い、79の大型看板を介してOOHメディアを静的メディアに拡大した。さらに、2019年9月にCP Allと広告メディア管理契約を締結し、小売メディアサービスをセブンイレブンの店舗に拡大した。

OOHメディアの拡大により、広告メディアからのサービス収益が前年同期比39.7%増となる4,818.3百万バーツと大幅な成長を遂げた。さらに、広告メディアの収益力向上により、2019年の純利益は前年比16.8%増の743.2百万バーツと大幅増益となった。

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タイで広告業界大手のMaster Ad、営業収益74.2%増

Master Ad(MACO)が2020年2月11日に発表した2019年度の営業収益は、前年比74.2%増となる2,954百万バーツと大幅な増加を示した。この成長は主に、2019年8月に開始されたVGI Global Media (マレーシア)が運営する5か月間の国際広告の統合に牽引された。

2019年の収益貢献は、国内広告収入35.3%(1,042百万バーツ)、国際広告収入10.7%(316百万バーツ)、システム統合収入54.0%(1,596百万バーツ)によるものである。さらに、広告収入は前年比28.9%増となる1,358百万バーツの大幅増収となった。

2019年の戦略では、タイのメディア事業をPlan B Mediaと統合してメディアポートフォリオを強化し、国際的な拡大に焦点を移す。さらに、Plan Bと広告メディア管理およびサービス契約に同意し、2020年1月30日に取引が完了された。

タイのPrakit holding、総収入、利益ともに減少〜広告業界事情〜

Prakit holdingが2020年2月26日に発表した2019年度の総収入は388,606,356バーツであり、2018年度の472,768,185バーツから減少した。また、2019年度の純利益は54,072,758バーツと、2018年度の74,893,581バーツから減少した。

3つの報告セグメントである広告制作、メディア代理店、投資事業は、グループの戦略部門である。2019年度の報告セグメントの利益は、国内利益が141百万バーツ、国際利益が1百万バーツ、総額142百万バーツであり、前年より41百万バーツ減少した。

2019年12月31日現在の長期投資の動きによると、投資には、宝くじの貯蓄が総額200万バーツ含まれており、金利は年率0.33%で、2021年8月20日に償還される。宝くじの貯蓄は、クライアントに広告メディアを宣伝する契約の担保として差し入れられている。

タイのVGIが、Sharp、BTSと覚書を締結〜広告業界事情〜

2019年6月20日の発表によると、タイのO2OソリューションのトッププロバイダーであるVGI Global Media PCL (VGI)、Sharp(タイ)Bangkok Mass Transit System PCL (BTSC)の3社は、空気浄化技術の導入に関する覚書(MOU)を締結した。

これにより、タイの高架鉄道BTSスカイトレインにシャープが独自開発した最先端のプラズマクラスター技術が、タイで初めて導入される。2019年6月中に、2つの車両に導入が完了される予定であり、バンコクの通勤者に清潔な空気が届くことが期待される。

VGI最高経営責任者によると、このMOUの下でVGIは自社の広告スペースに、シャープの超高精細デジタルサイネージソリューションの採用を検討している。この動きは、VGIの戦略に沿ったものであり、デジタルOOHメディアのリーチを拡大する計画をサポートする。

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2019年 タイの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

タイの日系広告業界大手PlanB、DOOHシェア1位に

デジタルマーケティングを手がける日系広告大手Plan Bは2018年12月18日、広告業界におけるシェアNo1企業、VGI社との業務提携を果たしたことを発表した。同社はタイ国内の高層ビル、高速道路、屋外地域での広告板事業を運営しており、現時点での時価総額は220億バーツとなっている。

従来における屋外広告は印刷媒体による運営が主流とされていたが、近年、デジタルLEDディスプレイを使用したDigital Out of Home Media(DOOH)への移行が進んでいる。そうした中、Plan B社は今回の業務提携によってDOOHシェアNo1の企業となった。

Plan B社はタイ国内にある320か所のデジタル広告板のうち、275の大型LEDディスプレーを所有しており、現在はデジタル広告版、オンライン広告からの収益が全体の42.7%を占めている。同社は、その他にも既存の屋外広告や地下鉄構内での広告事業を促進していくことを示した。

出典:http://www.vgi.co.th/th/news/detail/58

DAATタイ、際立つデジタル広告市場の成長〜広告業界事情〜

Digital Advertising Association(DAAT)タイ支社は、SNSの運用をはじめとしたオンライン市場の成長が著しいタイでは近年、BtoC企業だけでなくBtoB企業の中でも、マーケティングのデジタルシフトが加速している、と発表した。

2017年度のタイのデジタル広告費は122億バーツとなっており、2012年と比較すると約340%の拡大率となっている。タイのデジタル広告市場の現在の規模は大きくないが、急激な成長を続けていることがわかっている。

一方で、2017年の既存4媒体(TV、新聞、雑誌、ラジオ)による広告費は799億バーツとなっており、2012年と比べると約15%の減少となるなど、広告業のデジタルシフトが着実に進められている。

出典:https://www.daat.in.th/scholarship

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タイ広告市場の7割を大手SNSメディアが独占〜広告業界事情〜

DAAT社が公開したタイのメディア別デジタル広告費に関する報告によると、Facebookが342億バーツで28%のシェアとなっており、YouTubeが165億バーツ、14%のシェアを占めるなど、SNSによる広告市場の拡大が近年群を抜く速度で成長していることが報告された。

その他にも、LINEやTwitter,Instagramなどの他のアプリケーションによるビデオ広告、SNSによる広告費は全体の70%を占めている。LINEのユーザー数は世界第二位のタイはさらに市場が伸びると予想される。

現在、タイ国民のインターネット利用状況やスマホの普及、SNSの拡大により、タイ企業はデジタル広告の利用を急速に拡大しており、既存の媒体よりも多くの利益を上げている。

出典:https://www.prmatter.com/?p=2645

タイのVGIはAI使用の広告会社ANYMINDを創設〜広告業界事情〜

広告代理店VGI社は、人工知能(AI)を搭載した屋外広告媒体を手がける広告会社AnyMind Group Limitedを資本金100万バーツで創設し、1株当たり額面100バーツの普通株式1万株を発行した。

AnyMind Group Limitedは、屋外デジタルディスプレイと広告メディアのマッチングを消費者の動向に合わせて可変表示し、ロケーションに合わせた効果的な広告を展開するAI使用サービスとなる。

さらにタイのみならず、アジアのインフルエンサーマーケティングサービスのリーダーシップを握るという注記目標も掲げており、SNSを利用した広告業界に関するAIを使用した広告メディアの価値を上昇させる業務も担当する。

出典:http://www.vgi.co.th/en/news/detail/57

タイで広告業界大手のFlare、自動車ユーザー向けモバイルディメンションを開始

広告代理店Flare(Thailand)Co.、Ltd.は2017年にモバイル広告メディアサービスプロバイダとして設立され、15,000人以上の自動車ユーザー会員を抱えモバイル移動型広告事業を開始。タイで成長率の高いスタートアップ企業として注目されている。

同社は2019年4月23日、Toyota Tsusho (Thailand) Co.,Ltd と事業提携し、スマホ用のFlareアプリの使用中に広告にアクセスした会員のアクセス履歴をリアルタイムで追跡できるサービスを提供。

タイでは自動車の渋滞が社会的な課題として指摘されてきたが、Flare社は事業を通じて自動車ユーザーのストレスを軽減し、ビジネスチャンスを掴んでいる。自動車ユーザーであれば、端末からFlare社のサービスに申し込み、広告費として収入を得ることが可能となっている。

出典:https://www.workventure.com/company/flare-thailand-co-ltd/overview

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2018年 タイの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

Nielsenタイの業績、一部分野除き悪化〜広告業界事情〜

Nielsen Thai は、2018年1月の純利益は7.4億バーツで前年同時期から8.51%の減少になったと報告した。メディア関連広告 (-31.86%)、屋外広告 (-25.64%)、ケーブルテレビ / 衛星テレビ (-23.14%) が減収の一方、インターネット広告 (+15.53%)、その他デジタルメディア(+15.23%)では増収となった。

同社は独自のサービス「Digital Content Ratings」でメディアの所有者とユーザーのそれぞれが広告を評価できるシステムを有している。スマートTV、ノートパソコン、スマホを中心として、消費者の嗜好や広告の効果測定分析に活かすことができる。

タイ企業・機関の広告費トップ10

  1位 Unileavr thai 2位 P&G Thai 3位 AIS thai (携帯)

  4位 Chanel7 (テレビ局) 5位 TOYOTA thai 6位 タイ内閣府

  7位 ISUZU thai 8位 Nestle thai 9位 Thai Beverage

  10位 Coca Cola Thailand

タイで広告業界大手のFar East DDB、グループ企業の子会社化進める

Far East DDB はグループ企業の子会社化を進めている。Fame Line Company Limited の株式50,000株を追加購入して99.99%を保有するとともに、Intergrated Communication Co.,Ltd.社に関しても40,000株の追加購入により完全子会社化を実現した。

同社グループの連結決算おいては、タイ広告業界第1位の規模を達成。Far East DDB は広告業態の雄として、「Divergence」をテーマに企業の価値を高めるアイディアの提供や先進的な活動を行うと述べた。

同社は今後のリスク・課題として、下記を挙げている。

 1)タイ国全体の景気後退による経済リスク

 2)宣伝媒体増加に起因するエンジニア流出と競争激化リスク

 3)新規顧客の開拓の必要性

 4)自然災害、前ブミポン国王逝去のような予期せぬ出来事のリスク

出典:http://www.fareastddb.com/investor/Annual%20Report%202017_Eng.pdf

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タイのMACO、2017年は増収、CEOも表彰を受ける〜広告業界事情〜

2017年におけるMACOグループ全体の収益は9.32億バーツとなり、前年度から26.7%の増加となった。

現在 MACO の大株主である VGI Global Media Public co,.ltd は、Eコマース社会を支えるロジスティック企業の Kerry Express と業務提携。MACO と VGI 間の相乗効果を強め、デジタル広告スペースの拡大によって同社の業績向上に貢献した。結果、売上高は前年比29%増の39億バーツとなった。

また、MACO の最高経営責任者である Suparanan Tanvirat 氏がタイ科学技術省主催の「QUALITY PERSON OF THE YEAR THAILAND 2017」 に選出された。これは、MACOの戦略的な成長戦略が評価された結果である。

出典:https://www.masterad.com/news/pr/212

MATTによるタイ広告業界の指標

タイ広告業協会 (Media Agency Association of Thailand : MAAT) によれば、2017年の広告業界について、業界全体(テレビ・インターネット・ラジオ・紙媒体)として前年比で約11%の減益となり、一時的ではあるが市場全体が縮小した。

景気の悪さが伝えられるタイにあって、2017年の国民総生産GDPは3.3%。しかし、テレビ業界は5%、ラジオ業界は10%、映画業界は18%、新聞業界は19%とそれぞれの業界でメディア広告の縮小が目立った。

ただし分野によっては増収になったものもあり、モール内広告は38%、交通機関広告は27%、映画館内広告は25%、インターネット広告24%、屋外広告16%と、各企業の利用手段に変化も見てとれる。

出典:http://adage.com/article/advertising/5-great-thai-commercials-2017-nuts/311740/

まとめ:タイの広告業界

広告に求められるレベルが高いタイ国内。広告の利用手段の変化もあり、広告自体は縮小しているもののこれからどう確変していくか楽しみですね。また目を引くタイの広告は参考になるものも多いのでないでしょうか。

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