【大手企業広告争い】マレーシアの広告業界

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大手企業の広告を担当することで広告代理店のネームバリューにもつながり、他の広告代理店と差別化することができます。

今回は、そんなマレーシアの広告業界に関する最新情報をお届けします。

読了時間の目安:5分

2020

ビッグツリーの屋外広告実績とは?

メディアプリマの子会社で屋外広告を展開するビッグツリーアウトドアーは、最近の屋外広告実績を紹介した。

ジャラン・サルタン・イスマイルにある巨大なスクリーン『CuBig』では、クアラルンプールの富裕層に向けたブランドメッセージを配信することで、消費者のエンゲージメントを最大化している。さらに同社のHalo LED機能が効果的なキャンペーン配信と強力なブランド浸透を確実にしている。

アパレルを営むボニアの広告はビッグキャプチャー(ジオフェンス技術)を介することで、高速道路沿いの大きなOOHで注意を惹くと同時に、オンラインバナーがユニポールを通過するとモバイルスマートデバイスへ配信され、ブランドページへのアクセスを促している。

出典:https://www.bigtree.com.my/news/e-big-news-edition-20

2020年はどうなる?マレーシアの消費者分析

オムニコム・メディア・グループ傘下の大手広告代理店であるPHDマレーシアはVase.aiと提携し、1,000人以上のマレーシア人消費者にインタビューを行い、マーケティング担当者にとって興味深い洞察を見出した。

マレーシアでは生活費、財政状況、手頃価格の住宅、雇用の安定性が消費者の感情に影響を与える最も重要な4つの分野であり、51%の消費者は2020年が2019年よりも良くなる、29%現状維持であると回答した。

また、消費者はより高い価値を求めるため、eコマースやeウォレットのプラットフォーム上のプロモーションやお得情報に関心を持ち、マーケティング担当者はこうしたプラットフォームにまたがるソリューションによって高価値を推進する必要がある。

出典:https://www.phdmedia.com/malaysia/positive-economy-outlook-but-cautionary-consumer-spending-remains-in-2020/

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キングダムデジタルがシンガポール進出

マレーシアを拠点とするデジタル及びソーシャルマーケティングエージェントであるキングダムデジタルは、マレーシア以外では初となる国際オフィスをシンガポールに開設したことを発表した。同社はマレーシアでマキシスや日産、ハイネケンを顧客に持つ。

ライアン・オン代表取締役社長は、「シンガポールはマレーシアに比べて進歩的で洗練された市場であり、多くのブランドの域内ビジネスハブでもある」と述べている。シンガポールでは今後数ヶ月で上級者の採用を進め、同社のクリエイティブ戦略を実現していくとしている。

シンガポール国内の事業では、メディアコープやトートンク、P&G傘下のサプリメントブランドであるSangobionとの業務を開始している。

出典:https://www.kingdomdigital.com.my/malaysian-digital-agency-kingdom-digital-breaks-into-singapore/

MDAがパートナー2社を任命

マレーシアデジタル協会(MDA)は、オーディエンス通貨の測定パートナーとしてコムスコアを再任した。一方、業界初のマーケットインサイト測定パートナーとしてシミラーウェブを任命した

MDAはこのパートナーシップで、業界がオーディエンス通貨とマーケットインサイトについてより深く理解することで、デジタルメディアの成長機会を明確化し、より良い購入決定を支援するとしている。

MDAのセレム会長は、複雑なエコシステムで業界が急速に進化し、大量のデータセットが生成されている中にあっては、オーディエンス通貨だけでなく、マーケットインサイト測定を含めるのに適切なタイミングであるとしている。

出典:http://www.malaysiandigitalassociation.org.my/news-articles/mda-measurement-partners-co-press-release/

デジタルマーケティングプログラム開催

アジア・スクール・オブ・ビジネスは、電通イージスネットワーク・マレーシアのデジタルマーケティング部門であるコンシダー・アイプロスペクト、及び政府機関のInvestKLと協力し、11月7日から8日にかけて『Digital in Action』プログラムを開催した。同プログラムには、MDECやジャヤ・グローサーなど14の企業・団体が参加した。

プログラムではUIやUX、CRMなどデジタルマーケティングにおける主要6分野が取り上げられ、デジタルチャネルを通じた投資収益率を改善することに重点を置かれた。

コンシダー・アイプロスペクトのキャスパー代表取締役社長は、業界発展のためにはDigital In Actionのようなセッションで学生や企業とのコラボレーションは不可欠であるとしている。

出典:https://asb.edu.my/wp-content/uploads/2019/11/1219-PR-Consider-iProspect-Asia-School-of-Business-and-InvestKL-Digital-In-Action-2019.pdf

2019

日系大手GMOテック、東南アジアにおける事業を強化

東京に本社を置くGMOテックは、インターネットにおける集客及びマーケティングを行う東証マザーズ上場企業である。

同社は東南アジア地域におけるO2O事業強化のため、マレーシア国内のIT・広告会社5社との提携を発表した。提携したのは、ピープル・アンド・リッチ-H、VLTクアラルンプール、TKインターナショナル、エンティニウム、プロモ・テック・シナジーとなっている。

提携により、GMOテックはグローバル市場で必要とされる機能の開発、英語による管理画面提供、スマホ向けアプリの開発を行い、提携したマレーシア企業は見込み顧客への販売、顧客との契約、アプリ構築、コンテンツ登録、アプリ設計などを行う。

アジアメディアグループ、顧客の減少及び営業費用の増加により減益

2007年に設立されたアジアメディアグループは、放送及び公共交通機関向けデジタルOOHを手掛ける会社である。クランバレーとジョホールを中心として、1,800台のバスに広告を映すスクリーンを3,993台導入しており、毎日50万人が視聴している。

同社の2018年度の収益は、前年度から13%減少して1,337万リンギットであった。また、税引き前利益はマイナス318万リンギットと大きく落ち込んだ。同社は、顧客需要の減少及び営業費用の増加が原因と説明している。

今後の見通しについては、競争の激しい事業環境であることから、次の四半期についても引き続き困難な状況であると予想している。

SNSを主体とした広告代理店、キングダムデジタル

2007年に設立されたキングダムデジタルは、デジタル技術とソーシャルメディアを主体とした広告代理店であり、デジタル中心の世界でブランドと消費者の永続的な関係構築を支援している。

同社は、2018年にキャンペーンアジアマレーシア独立エージェンシとA+Mコンテンツマーケティングエージェンシーで最優秀賞を受賞した。また、エダラン・タンチョンやホンリョン銀行、ハイネケン、トートンクなどと新たに取引を開始した。

2018年の実績としては、韓国のコスメブランドであるラネージュ向けに、マレーシア初となるARカメラフィルターを使ったインタラクティブ・フェイスブックを展開、最新のスキンケアと化粧品を消費者に宣伝した。

ビッグツリー、最新のOOHをローンチ

1994年に設立されたビッグツリーは、メディアプリマの子会社でマレーシア最大のOOH広告ソリューションプロバイダーである。

同社は、OOHメディアと最新のオンライン機能を橋渡しするBig+を導入した。この新しいソリューションは、ビジネスパートナー、広告主、およびメディア機関をターゲットにしている。サイムダービーコンベンションセンターで開催されたイベントでは、Big+の機能が説明された。

Bigキャプチャーはジオフェンステクノロジを、Bigスキャンはスマートデバイスを使用したOOHイメージスキャニング技術を使用し、Bigエフェクトは天気や自動車識別、顔認識などをリアルタイムで認識し、ブランドメッセージをカスタマイズできる。

2018

世界的大手から多くの引き合い「KINGDOM DIGITAL」

2007年設立。ソーシャルメディアマーケティング、ウェブデザイン、ディスプレイ広告等を取り扱う。

Eva Airways、Maxis や Bohグループのメディア展開を請け負っており、製品単位では Samsung や Nestlé 等の世界的優良企業の広告代理店としても展開。同社は過去数回にわたってマレーシアのデジタルエージェンシーでトップ10に選出されており、ソーシャルマーケティングエージェンシーとしても2度表彰を受けている。

今年は2年連続の受賞となったが、各種専門家及び市場評価に基づいた厳しい審査を経ての受賞であることから、同社の評価の高さが窺える。

政府系機関からの信頼も厚い「Ablemen Communications」

Ablemen は顧客のニーズに応じて広告、広報、オンラインエンゲージメント、イベントマーケティング等のサービスを提供している。「最小限のコストで最大の効果」を謳う。

Bank Negara (マレーシア中央銀行) の予算による最先端訓練施設用の資料作成も任命された過去がある。また、100年以上の歴史を誇るクアラルンプール・レイクガーデンの改装プロジェクトにも関わり、大きな実績となっている。

2018年には WECP (World Energy Cities Partnership) 年次総会のオーガナイザーとして、広告活動にはじまり設営から運営までを担当する予定。国内外の要人を多数迎え入れるイベントを任されたことは、同社の信用度の高さの表れといえる。

malaysia-advertisement(マレーシア 広告)

世界的メディアグループ傘下「IPG Mediabrands Malaysia」

動画広告は SNS上でのコンテンツ配信において特に効果的な手法であり、93%のマーケッターが利用、52%のマーケティングのプロが最も費用対効果の高い広告だと考えている。

Mirum Vietnam が今回リリースするサービスは、データを視覚的に配信する Infographic videos 、ブランドの認知度を向上させるための Logo Animation など。目的に応じた動画サービスを提供することで、効果的なマーケティングを提供していく。

最優秀メディアエージェンシーに「Havas Media Group Malaysia」

Havas Group 傘下の同社は、広告、マーケティング、コーポレートコミュニケーション、デザイン、デジタルソーシャルメディアソリューションを提供している。

昨年は世界的食品大手ダノンの広告代理店に選出され、子供の成長をサポートする製品のプロモーション戦略を手掛けた。また、カールスバーグの広告代理店も務めており、現在マレーシア全土でデジタルメディアを中心に、各種プラットフォームでプロモーションを展開している。

同社は昨年、カールスバーグ社とのプロジェクトで昨年最優秀メディアエージェンシー金賞を取得。競争の激しいメディアマレーシア広告業界のトップを走り続ける。

まとめ

同じ業界同士でグループ化を繰り返し、規模を大きくすることで市場が盛り上がり広告代理店業界内で確固たる地位を築くことが可能になります。落ち込み気味な屋外広告はこれからどのように発展していくのでしょうか?

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