【マーケティング力の重要性】インドネシアの放送・全国紙・出版業界

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インドネシアにおける投資会社の一つは海外向けや国内の市場において積極的にマーケティングを推し進めていきメディア業界で地位を確立しています。今後のビジネス展開とは?

今回は、そんなインドネシアの放送・全国紙・出版業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

目次

2020

インドネシアで放送・全国紙・出版業界牽引のEmtek、テレビ放送業界で堂々の第1位

インドネシアのメディアグループPTElangMahkotaTeknologiTbk(EmtekGroup)は、2019年5月16日にパブリックエクスポーズを行った。

メディア業界の熾烈な視聴率競争の中で、Emtekは全国ネットSCTVとINDOSIARを擁し、堂々の1位:32.8%であることを明らかにした。2位はRCTI、MNCTV、GlobalTVを擁するMNCグループで31.8%、3位は、antv、tvoneを擁するVivaグループで18.6%、4位はTransTVを擁するCTCORPグループで14.2%、5位はMETRTVで1.5%となっている。

放送局別には、SCTVが1位、INDOSIARが2位で、Emtekグループが圧倒的強さを見せており、2019年3Qまでの売上高も前年比141%とすこぶる好調である。

出典:http://www.emtek.co.id/files/uploads/pressrelease/file/2019/May/13/5cd947615b5b4/public-expose-2019.pdf

インドネシアのテンポメディアグループ、デジタル化を加速〜放送・全国紙・出版業界事情〜

インドネシア証券取引所に上場するインドネシアのメディア企業PTTEMPO INTI MEDIATbkは、2019年6月18日にパブリックエクスポーズを開催した。

2018年の売上高は、2,916億ルピア(約20億円)で、前年比101%。利益は79億ルピアで前年比54%。微増収・大幅減益の結果であった。減益の主な要因として、紙の価格が年間を通して上がったことと、政府の広告宣伝費が削減されたことが挙げられる。

また、新聞は、紙媒体が前年より4.1%減少し、デジタル媒体が8.1%増加しており、売り上げは横ばいだが中身は紙からデジタルへの移行が進んでいる。そのため、2019年のスローガンは「Go Digital」。2年前からスタートしているデジタル化をさらに強力に推進しようというもの。

出典:https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/201906/7118c75864_c54f21f384.pdf

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インドネシアのMahakaMedia、黒字転換に全力投球〜放送・全国紙・出版事情〜

インドネシア証券取引所PENGEMBANGAN(日本のマザース市場相当)に上場するインドネシアのメディア企業MahakaMediaTbkは2019年5月24日にパブリックエクスポーズを行った。

2018年の売上高は、2,130億ルピア(14.6億円)。利益は△360億ルピア。黒字化が喫緊の経営課題である。2019年の計画は、売上高2,800億ルピア、前年比131%。利益は40億ルピア。黒字転換のための大幅な増収増益計画である。

事業構成は、①放送事業:ラジオ局とテレビ局、②新聞・出版・印刷事業、③オンライン事業、④マーケティング事業の4つである。今回のパブリックエクスポーズでは、株主総会で決定された役員構成の変更についても紹介された。

出典:https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/201905/5dec5769c0_29532cfc2c.pdf

インドネシアのMNCVisionNetworks、コード:IPTVで上場〜放送・全国紙・出版業界事情〜

インドネシアのメディアグループの一つMNCグループは、ホームページでグループ会社の一つMNC Vision Networksがインドネシア証券取引所に2019年7月8日付けで上場すると報じた。

証券コードは「IPTV」。IPO価格は1株240ルピア。発行新株数は35億2,200万株(普通株式の10%)。そのためIPO後の時価総額は8兆4,528億ルピア(593億円)。IPOで得られた資金は、固定ブロードバンド/ IPTVの開発、オリジナルコンテンツの制作および運転資金に充てる予定とのこと。

MNC Visionは、DTHベースの有料テレビ市場で90%以上のシェアを持つ。2018年末での顧客数は約240万人。MNC Visionは中小都市の顧客を対象としている。

出典:https://www.mncgroup.com/page/highlights/ipo-mvn-2019

インドネシアで放送・全国紙・出版業界大手のBakrie Group、バクリー家3代目が最高経営責任者に就任

1942年に創業以来、メディアを始め様々なビジネスを展開するインドネシアのコングロマリットの一つBakrie Groupは、最近、第三世代のファミリーメンバーに経営が引き継がれた。

2代目のバクリー家の家長アブリザル・バクリー氏の長男でアニンの愛称で知られるアインディア・ノビアン・バクリー氏が2019年5月にバクリー&ブラザーズの最高経営責任者兼社長に任命された。44歳の御曹司は、2002年以来グループの最高責任者を務めてきたボビー・ガフール・ウマール氏から経営を引き継いだ。

海外で学び、インドネシア商工会議所の副会長を11年以上務めてきた氏は、第4次産業革命時代の事業革新と事業拡大に向けた強いリーダーシップが期待されている。

出典:https://www.bakrie-brothers.com/#/article/5db151143032360006000000

2019

インドネシアのMNCグループ、広告収入増加により売上大幅アップ〜放送・全国紙・出版業界事情〜

インドネシアのメディアグループの一つであるPT MNC Investama Tbkは、2019年4月1日、ホームページにて2018年度の決算結果を公開した。

2018年度の売上高は14兆7,260億ルピア。前年比8%増。メディア部門の売上高は10兆3,210億ルピアで全体の70%を占め、前年比10%増。金融サービス部門の売上高は2兆6,121億ルピアで、売上全体の18%を占めている。

メディア部門の売上高のうち5兆5,750億ルピアは広告収入で、前年比11%増。また、デジタル広告は2,610億ルピアで前年比192%と大幅に伸びた。有料テレビおよびブロードバンド事業は、3兆2,280億ルピアで前年比3%増と堅調に推移。コンテンツ収入は1兆5,188億ルピアと前年比4%増であった。

インドネシアで放送・全国紙・出版業界大手のTrans Media、韓国SMと戦略的提携

インドネシアのメディアグループの一つPT Trans Media Corpra(Trans Media)が韓国のメディアグループSM ENTERTAINMENT(SM)と戦略的提携を行ったことを2019年2月21日付けでPT Trans Media Corpra傘下のTRANSTVのホームページのニュースに掲載した。

両社はタレントマネージメント、コンテンツ制作、デジタルエンターテイメントとエンターテイメントスタイルの4事業分野で戦略的協業を行うことで合意した。

「韓流」としてグローバルに知られるK-pop文化の育成にノウハウを持つSMとインドネシア国内に大規模な視聴者層を持つTrans Mediaグループのコラボで、インドネシアのポップ業界の発展が期待される。

インドネシアで放送・全国紙・出版業界大手のSCTV、2018年年間平均視聴率No.1

インドネシアのメディアグループの一つEmtek Groupの傘下にあるPT Surya Citra Media Tbk (SCM)が2019年4月2日にホームページで発表した2018年決算で2018年度のインドネシアの各テレビ局の年間平均視聴率を明らかにした。

SCM傘下のSCTVは2017年14.6%から2018年17.1%と2.5%増加。2017年3位から2018年1位に順位を上げた。同IVMは2017年13.2%から15.7%と2.5%増加。2017年4位から2018年2位に順位を上げた。

インドネシアで放送・全国紙・出版業界大手のFemina Group、2019年総選挙における女性の政治参加を数値化

インドネシアで初めて女性誌を発行したFemina Groupは2019年4月16日、インスタグラムに「2019年総選挙の事実」と題して選挙への女性の関与を数字で示した。

まず、有権者数だが、女性が96,557,044人、男性が96,271,476人と女性の方が285,568人多い。次に国会議員候補者数だが、総数7,968人中3,194人、約40%が女性候補者。女性候補の候補者番号だが、No.1を得た女性候補は235人に留まる。最も多い候補者番号はNo.3で781人。次いでNo.6で572人である。

候補者番号は投票にも使われ有権者が候補者を選択する際に大きな影響がある。投票で最も選ばれやすいのはNo.1で60%以上を占める。候補者番号が大きくなるほど選ばれる可能性は低下する。

2018

インドネシアのMNC Corporation、台湾貿易発展協議会 (TAITRA) との間でMoU締結〜放送・全国紙・出版業界事情〜

MNC Corporation は1989年にスラバヤ市に設立された投資会社であり、1990年にその拠点をジャカルタへ移した。現在はメディア、ファイナンス、金融投資などの分野で事業を行っている。メディア部門は東南アジア最大の規模であり、4つの国内TV局(Dree-To-Air、RCTI、MNCTV、GTV)と20の有料チャンネル、インターネットニュースチャンネルなど、多くの放送局を展開している。

同社は今年3月30日、Taiwan External Trade Development Council (TAITRA) との間でMoUを締結、今後のビジネスで連携することとなった。MNC Corporation は、東南アジアでのネットークや他社との協働戦略を活かして、台湾におけるビジネス展開を進めていく。

インドネシアで放送・全国紙・出版業界大手のMNC Corporation、マーケティング力を強みに成長続く

MNC Corperation は、Indonesia Sales & Marketing Award (ISMA) II 2018における最優秀賞、Indonesia Legal Award (ILA) I 2018 の非金融カテゴリで第2位の表彰を受けた。これらにより、同社のセールス・マーケティング策が優れていることが証明された形だ。

同社は、インドネシアの家庭向けTV配信で最大となる20の放送局を有するとともに、ほぼ毎週(2017年実績は50回)、TV放送内外で何らかのイベントも開催している。

マーケティング策の立案と同じくらいにその見直しとブラッシュアップに力を入れており、年間20~30%の成長を実現している。

indonesia-media(インドネシア メディア)

インドネシアで放送・全国紙・出版業界大手のEmtek Group、国内主要10都市の視聴率で首位に

Emtek Group(Elang Mehkota Teknologi Group)は1983年に設立され、メディア、テレコミュニケーション、情報テクノロジーなどの分野で事業を行う企業グループである。2013年には、国内放送局INDOSIAR と SCTV を合併により取得した。

同社のメディアプラットフォームには上記 SCTV や INDOSIAR などのTVチャンネルが含まれているが、これらのチャンネルの視聴率が、インドネシアの主要10都市における視聴率調査の結果、MNCやVINAなどの他のメディアグル―プ企業をおさえて国内第1位の座についた。

インドネシアのKompas Gramedia、デジタル時代のジャーナリズムサイトが評価される〜放送・全国紙・出版業界事情〜

Kompas Granedia Group は1963年に創設、1965年に日刊紙Kompasを創刊して以来、情報メディアに関わる事業を続けている。現在では22,000人の従業員を有するインドネシア最大の新聞社となった。グループ内にテレビ、ラジオ、オンラインメディアも有している。

VIK (Visual Interaktif Kompas) は、2016年2月に開始した Kompas.com と Netcj.com からなる情報発信サイトである。

VIK は、テキストだけではなく写真やオーディオ、インフォグラフィックスなどのマルチメディアによってジャーナリズムを伝えることをテーマとしている。また、読者とのインタラクティブな仕組みも持ち合わせており、この点が評価されて Indosat が行うデジタルメディアアワードのメディアエンターテインメント部門を受賞した。

まとめ:インドネシアの放送・全国紙・出版業界

ネットワークの広がりは利便性も高く需要が高い一方で、メディア業界ではネットワーク普及による影響が著しく、番組の質を向上していくことで対応していく見込みです。またラジオ市場は今後ネット配信を推し進めていくのでしょうか?

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