【新規建設プロジェクトの進行】インドネシアの建設業界

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火災で焼失した伝統市場の再建や国営企業による新開拓地建設計画が進行するなど様々な建設プロジェクトが施行されています。

今回は、そんなインドネシアの建設業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

尼竹中工務店、ブリジストン工場に免震構造採用

2018年9月26日、竹中工務店はホームページにインドネシアのカラワンに建設されたブリジストン・カラワン工場の新事務所棟に海外プロジェクトとして初めて中間階免震構造(柱頭免震)を採用したことを伝えた。

インドネシア、台湾、トルコなど地震多発地域においては、持続的な経済・社会発展のための地震防災が課題となっている。今回の取り組みは、日本国内の豊富な実績に基づく免震技術のグローバル展開を図る足がかりとなることが期待されている。

また、今回は、地下一階の免振ゴム設置場所を駐車場として有効活用する取り組みも合わせて行われた。

Waskita Karya、高速道路建設に貢献

インドネシアの国有建設会社PT Waskita Karya(Persero)Tbkは2019年4月10日、パスルアンからプロボリンゴ間の高速道路を完成したことをホームページに報じた。

これは国家プロジェクトであるトランスジャワ有料道路網の一部で、パスルアンからプロボリンゴ間31.3キロメートルの開通により、従来2時間30分かかっていたものを30分に大幅短縮でき、接続性が向上すれば、地域の経済成長を促進する可能性を広げることが期待されている。

2019年4月10日にジョコウィ大統領を招いて、東ジャワの東プロポリンゴ料金所で開通式が行われ正式に開通した。ちなみに、パスルアンからプロボリンゴ間の建設契約金額は2.9兆ルピアであった。

WIJAYA KARYA、首都移転構想を支援

ジョコウィ大統領の訪問の後、東カリマンタンが首都移転先の候補の一つに入ったと2019年5月12日、インドネシアの国有建設会社PT WIJAYA KARYA (Persero) Tbk(WIKI)がホームページで報じた。

WIKIはすでに東カリマンタンの開発に密接に関連してきている。

東カリマンタンの2×50 / 60 MWの天然ガス発電所の建設、カリマンタン州への玄関口であるスルタン・アジャ・ムハンマド・スァイマン空港建設、現在建設中の東カリマンタンの2大都市であるバリクパパン-サマリンダ間を結ぶカリマンタンで最初の高速道路の建設など。一方、中部カリマンタンでも、インドネシアで初めてモディファイド・ネットワーク・タイド・アーチ橋技術を適用した橋を建設していることを紹介した。

PTPP、BUMNセンタービル建設に協力

インドネシアの国有建設会社PT PP (Persero) Tbk(PTPP)は2019年5月6日、ホームページにPTPPがPT Telekomunikasi Indonesia(Persero)Tbk(Telkom)およびPT Danareksa(Persero)(Danareksa)とBUMN(国有企業)センターの建設のコラボレーションに調印したことを報じた。

これは中央ジャカルタにある国有企業省ビルと統合される、テレコムビルとダナレクサビルの開発と建設に協力するというもの。当日、国営企業大臣参加のもと、調印式だけでなく、BUMNセンター建設のための起工式が行われた。

テレコムが所有する±11,439㎡とダナレクサが所有する約±9,300㎡の土地の上にBUMNセンタービルが新たに建設される。

2018

国営WASKITA KARYA南スマトラのLRT建設開始

Waskita Karya は、インドネシア政府が株式の約70%以上を保有する国営企業。Bank Indonesia や BNI City などの建設実績がある。

同社は、南スマトラにおいて建設が予定されている LRT(ライトレール・トランジット)の施工を請け負う国営企業の一つである。このプロジェクトは、2018年にジャカルタとパレンバンにおいて開催される第18回アジア大会を支援する政府プロジェクトである。

LRTは、南スマトラの Sultan Mahmud Badaruddin 空港からJakabaring Sports Complex に至る23.4km、そして Musi川を横切る435mの区間を想定。2018年6月に建設が開始された。

ADHI KARYA、新規契約11.9%増を達成

Adhi Karyaは、インドネシア政府が株式の51%を保有。建設、EPC、不動産事業を行っている。

2017年9月時点で、同社は LRT Jabodebek PhaseⅠにおける新規契約を含む、30兆ルピアの新規契約高を記録し、8月の数値と比較して11.9%増加した。

2017年9月に新規契約した各事業は、建設・エネルギー事業が 96.3%を占める。契約形態は、政府との契約が 76.9%、対国有企業が 11.4%、対民間企業が 11.7%であった。新規事業の内容は、道路や橋梁、LRTに関するプロジェクトが 71.9%、建築関連のプロジェクトが 21.3%、そのたのインフラ整備プロジェクトが 6.8%となっている。

indonesia-building(インドネシア 建設)

Jaya Konstruksi、ジャカルタ高速道路建設プロジェクト6契約を勝ち取る

Jaya Konstruksi は、Jayaグループの1社として液化ガス(LPG)、、コンクリート、機械、電気工事、インフラ、建設など多岐にわたる分野で事業を行う建設企業である。1982年に設立され、2007年に株式上場した。2007年には、買収により Jaya Trade Indonesia、Jaya Teknik Indonesia、Jaya Beton Indonesia、Jaya Daido Concreteという4つの子会社を傘下に収めた。

同社は、Jakarta Tollroad Development 社が発注者となる、ジャカルタ高速道路建設計画に関する6つの契約を受注。これにより Jaya Kostruksiは、ジャカルタ高速道路建設のフェーズ1を請け負う企業の座につくこととなった。

公共事業・国民住宅省、火災で焼失の伝統市場再建へ

インドネシア公共事業・国民住宅省は、西スマトラ州のブキット・ティンギの伝統的市場を再建する方向を示した。この伝統的な市場は、様々な物資が集まり経済活動も活発であったが、2017年10月に発生した火災によって消失。

公共事業・国民住宅省は、この伝統的市場のハード面再建のために2018年には590億ルピア、2019年以降には2,950億ルピアの予算を計上した。建物の延べ床面積は39,200㎡で、地下と地上3階建の構造となり、1,000以上の小規模店舗が入居する予定である。駐車場は400台分の広さを確保する。本プロジェクトは、2019年11月までの完成を目指している。

まとめ

建設業界は交通インフラとも深いつながりがあり、インフラ整備がなされれば建設業界も発展していきます。また災害による市場損失は経済的にも多大な影響があるため迅速な対応が求められます。

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