【インフラ整備】フィリピンの建設業界

philippines-buildng

政府主導のインフラ整備により、フィリピン国内の建設業界の成長が推進されています。雇用機会の増加や貧困率減少につながるのでしょうか?

今回は、そんなフィリピンの建設業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

目次

フィリピンの建設業界 業界地図はこちら!
お役立ち資料をダウンロードする

2020年 フィリピンの建設(建設・インフラ・環境)業界

フィリピンのインフラプロジェクト「ビルド・ビルド・ビルド」の進捗とは?〜建設業界動向〜

フィリピン政府は、ドゥテルテ大統領就任時からの大規模インフラ建設プロジェクトである「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムにおいて、2020年~2021年に完了するインフラプロジェクトを発表した。

現在、メトロマニラスカイウェイステージ3は76%完成しており、今年12月の完了を目標としている。北ルソン高速道路とノースハーバーを結ぶハーバーリンクは年末までに完成予定。クラーク国際空港は現在93%が完成しており、7月までに完了予定。

COVID-19の影響で、強化されたコミュニティ検疫期間(ECQ)中はほぼすべてのインフラ建設がストップしていたが、検疫の緩和を受けて本プロジェクトが再始動した。停滞した経済を回復させる大きな起爆剤となることが期待される。

出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1104242

DPWH、フィリピン・マニラ首都圏の改造計画を検討〜建設業界動向〜

公共事業高速道路局(DPWH)は、マニラ首都圏において、より多くのCovid-19患者の命を救い、最前線を守るため既存施設をCovid-19患者の収容施設に改造することを検討していると述べた。

ブコッド・サ・リサール記念館の他にも、パシッグ市のフィリピンスポーツ多目的アリーナ、またはケソン市の退役軍人記念病院などを検討している。この3つの施設で936人の患者を収容できる見通し。

簡易的に病院として使われる首都圏の他の施設には、ケソンシティサークル、アモラントスタジアム、ケソンインスティテュート、免税店、タギッグシティのFTIステーション、アラバンのフィリンベストテントなどがあり、ラゾングループやAyalaグループなどの民間部門の協力にも支えられている。

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1098776

philippines-building

フィリピンで建設業界大手のMegawide、タフトイーストゲートの竣工開始〜建設業界動向〜

主に不動産建設を行う大手建設会社のMegawide Construction Corporationとガイサノグループは、セブシティにて43階建ての大型複合ビルとなるタフトイーストゲートの竣工を開始し、フェーズ1の完了を報告した。

Megawideは、このプロジェクトに独自の自動クライミングシステムを使用している。これにより耐震壁などの時間のかかる構造要素の建設を迅速かつ効率的に行えている。フェーズ1の構造要素も、この独自技術であるメガワイドプレキャストを使用して構築された。

Megawideとガイサノグループとのパートナー提携は初となる。本プロジェクトの竣工は、両社間の強力なパートナーシップの始まりであり、Megawideは、標準を満たす最高品質のエンジニアリングを提供することを約束している。

出典:https://megawide.com.ph/megawide-and-the-gaisano-group-top-off-taft-east-gate-phase-i/

フィリピン政府系主要建築物建設のリーダー目標とは?〜建設業界動向〜

建設事業とガス配送を主に行う大手建設企業、Atlantic Gulf and Pacific Companyは、ASEANの主要な政府系施設の建設において、フィリピンの代表としてインフラプロジェクトに熟練した現地労働力を提供する機会の拡大を目指す。

フィリピンには、英語を話せる労働者、経験豊富な地元の建設業者、そしてアウトソーシングのハブとしての世界的な評判があり、インフラと産業開発の強力な基盤があるが、技術の自動化や新技術の採用において、ASEAN諸国に遅れをとっていると同社は強調した。

同社はまた、エネルギー、輸送インフラ、ユーティリティに重点を置き、「ビルド・ビルド・ビルド」の下で地元のエネルギーインフラおよび土木プロジェクトに優れた人材サービスとプロジェクト管理の専門知識を提供することで、次世代のフィリピン人労働者のスキルアップを実現する。

出典:http://agp.ph/media.html

フィリピンで建設業界大手のDM Consunji、インフラプロジェクトでフル稼働

幅広いプロジェクトに参画する大手ゼネコンのDM Consunjiは、フィリピン政府の「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムを後押しし、大規模なインフラストラクチャプロジェクトを完了するために、フル稼働で建設プロジェクトに携わる。

同社はLRT Line 2 East Extensionプロジェクト全体の61.93%を完了した。本プロジェクトはJICAが資金提供した政府系プロジェクトの一部であり、昨年3月に丸紅株式会社と同社の合弁会社が採用された4キロの電車電気機械システム(EMS)と軌道工事も含まれている。

同社が施工するスカイウェイステージ3は、72.67%完成した。スカイウェイステージ3セクション1および2の12.33%を年末までに完了すると予想しており、完了後年末の業績は85.00%に上昇するとみられる。

出典:https://web.dmcinet.com/news-and-annoucements/selected/dmci-works-double-time-on-infra-projects

フィリピンの建設業界 業界地図はこちら!
お役立ち資料をダウンロードする

2019年 フィリピンの建設(建設・インフラ・環境)業界

フィリピンで建設業界大手のEEI Corporation、8,100万ペソ日本企業に投資

大規模なインフラプロジェクトを数多く手がける国内大手建設企業のEEI Corporationは、多角化戦略の一環として、食品メーカーであるBiotech Japan Corp.へ8,100万ペソの投資を決定したと発表した。

投資は企業の多様化戦略と国の持続可能性目標への貢献と一致していると同社は述べており、Biotech JPの発行済株式の60%、またはそれぞれP445.50で価格設定された181,818株を取得るために11月30日までに支払いを行う。

日本の新潟に拠点を置くBiotech JPは、米の保存と包装のために日本の特許を取得したバクテリア技術を使って食品を製造している。市販の米製品には、越後プロテイン米、調理済みパック米、カロリー低減調理済み米、即席米などがある。

フィリピンのDDT Konstract, Clark Global Cityの開発に協力〜建設業界動向〜

大型商業施設やリゾート建設を多く手掛けるDDT Konstractは、Global Gateway Development Corp.(GGDC)や不動産会社DataLand、Inc.と提携して、パンパンガ州MabalacatにあるClark Global Cityのオフィスビル、寮、およびホテルなどの開発に着手した。

DataLandは以前にもDDT Konstract、Inc.の所有物件であるメトロマニラのSilk Residencesにおいて、マンダルーヨンのオリーブ広場、パラワンのプエルトプリンセサのアイビーウォールホテルを開発している。

GGDCは177ヘクタールのClark Global Cityで土地区画を開発するためにいくつかの会社と提携しており、そのうち109ヘクタールは建設に最適である。そのマスタープランには、最高級のオフィスビル、高級小売店、学術センター、スポーツセンター、都市公園、総合公園リゾートやカジノ、そして最新のサポートサービスとアメニティが含まれる。

philippines-building

フィリピンのMPIC、病院事業に対する持分の一部を売却〜建設業界動向〜

主に道路などのインフラ建設を行うMetro Pacific Investments Corporation (MPIC) は、、プロジェクト拡大のための資金を調達するために、今年の病院事業に対する持分の一部を売却することを目標とすることを株主総会にて発表した。

MPICの議長は、当社が売ろうとしている病院グループへの出資比率はまだ「議論中」であると指摘した。加えて「割合によって異なるが、かなりの金額になる予定。 病院事業が収益を上げているので、成績は良いからだ」と彼は述べた。

MPICの株主総会では、「今後5年間で、フィリピンのネットワークに約84キロメートルの新しい有料道路を追加するために、メトロパシフィック有料道路公社が約1043億ペソの投資を計画しています」と述べた。

フィリピンのMegawide、ウォーターフロントプロジェクトを構築〜建設業界動向〜

主に不動産建設を行うMegawide Construction Corporationは、101億ペソでMandani Bay Quayフェーズ2におけるエンジニアリング、調達、建設またはEPC契約を獲得し、今年の新規契約で目標の240億ペソを超えまたと発表した。

Mandani Bay Quayは、セブ島のマンダウエ市で最高​​級のウォーターフロント開発。フェーズ2では328,000平方メートルの建築床面積がある。開発には、40階建て住宅タワー、30階建てビル、2つの商業エリアなどが含まれる。建設は2021年末までに完成予定。

Megawideがこの大規模な多目的用途開発により、Cebuでのエンジニアリングの足跡を固めていると述べた。同社はまた、マンダニ湾の建設により南部クイーンシティでの建設事業の規模を拡大するとしている。同社の総収益は127億5千万ペソで、建設事業は81%、空港事業は19%を占めている。

フィリピンの建設業界 業界地図はこちら!
お役立ち資料をダウンロードする

2018年 フィリピンの建設(建設・インフラ・環境)業界

フィリピン経済成長の肝は「インフラ整備」〜建設業界動向〜

フィリピンのドゥテルテ大統領は、2022年までに貧困率を13~15%減少させるとともに、2017~2022年の成長戦略の中で建設業界への投資を80~90億ペソに引き上げ、「Build Build Build」と題したインフラプロジェクトを敢行することで経済成長・貧困撲滅・雇用拡大の実現を図っている。

2018年7月6日、フィリピン政府による開発が進む New Clark 市で、2019年にASEAN諸国と合同で開催されるスポーツイベントの特設会場建設を開始したと発表があった。

また、フィリピン政府は New Clark 市とスービック市を結ぶ鉄道プロジェクトに着手したと公表。雇用創出・交通渋滞の解消の効果が期待されており、政府主導の New Clark 市インフラ整備が着々と進んでいる。

フィリピン建設業界最大手の老舗:EEI corporation

EEI corporation はフィリピンの建設業界最大手企業で、1931年の設立以来、様々なインフラプロジェクトを敢行してきた。

2018年3月20日、同社とデベロッパー業界の SMDC社が共同で開発したコンドミニアム The Air Residences がマカティー市に完成し、セレモニーが開催された。

同社最新の業績報告によれば、2018年第1四半期の収益は前年同時期と比べて18%増加の43億ペソを達成した。その背景には Grand Hyatt Manila Gold Residence とボニファシオ市のインターチェンジ事業が完成したことが挙げられる。また、本年進行中のプロジェクトが10件以上有り、今後も収益の増加が見込まれる。

philippines-building(フィリピン 建設)

フィリピンで着実に建設実績を積み上げ:DATEM Incorporated〜建設業界動向〜

DATEM Incorporated グループは1984年に設立して以来、マカティー市の代表的な巨大ショッピングモール Greenbelt やコンドミニアム、ホテル、オフィスビルなどの建設事業に携わる大手建設企業グループ。

2018年3月27日、同社が進めてきたコンドミニアム建設プロジェクト(Robinsons Land Corporation’s The Westin Manila Sonata Palace )が完成したことを受け、竣工式が行われた。

4月6日には、サント・トーマス大学付属高校の建設事業が開始したことを受け、開業式が行われた。

また、ボラカイ島にて Belmont Hotel Boracay の建設が予定されているが、同社はデベロッパー大手 Megaworld と協働で事業を進めている。

官民協働にも参加のフィリピン一流企業:DDT Konstract〜建設業界動向〜

DDT Konstract は、フィリピン国内の建設業界をリードする企業の1つ。同社の強みは人材育成で、政府団体 Philippine Contractors Accreditation が安全技術などを査定する資格証明書(AAAライセンス)を各エンジニアが保有している。

2018年4月18日、フィリピン政府は国内インフラ整備の需要増加に際し、建設業界の発展のため同社と官民協働のもと事業を推し進めていくことが発表された。

4月25日には、同社の20周年を記念するイベントが開催された。その中で設立者の Danny Tamayo 氏は、今後タナウアン市やバタンガス市にPCプラントなどのコンクリート生産工場建設に投資すると述べ、さらなる企業の拡大に努める意思を表した。

まとめ:フィリピンの建設業界

大手建設企業グループが様々な施設建設に取り組み、建設業界内で台頭しています。インフラ整備により雇用機会の増加につながり国民の生活スタイル向上につながるのでしょうか?

フィリピンの建設業界 業界地図はこちら!

関連記事

  1. philippines-real-estate

    【富裕層顧客獲得なるか】フィリピンの不動産仲介業界

  2. philippines-media

    【政府による制限】フィリピンの放送・全国紙・出版業界

  3. philippines-fastfood

    【中長期的な成長が期待】フィリピンのファストフード業界

  4. vietnam-elecricity-gus

    【拡大する需要】ベトナムの電力・ガス業界

  5. philippines-medicaldevices

    【市場は海外メイン】フィリピンの医療機器業界に注目!

  6. philippines-developer

    【着々と進む不動産開発】 フィリピンの不動産デベロッパー業界

  7. vietnam-real-estate

    【商業施設の建設相次ぐ】ベトナムの不動産仲介業界

  8. philippies-hospital

    【地方まで充実した医療を】フィリピンの病院業界

ABOUT US

BIZLABマガジンは、東南アジア・中華圏で販路を拡大したい経営者、経営幹部、海外担当者向けに、役立つ情報を提供している専門メディアです。個別相談・調査サービス「BIZLAB」が運営しています。くわしくはこちら

人気記事

  1. singapore-private-banker
  2. singapore-pharmacy
  3. singapore-cosmetics
  4. singapore-toiletries
  5. malasya-fashion
PAGE TOP