【商業施設から地方の開発まで】 インドネシアの不動産デベロッパー業界

同国の不動産デベロッパーの多くは、商業施設や地方部の開発事業などに取り組むなど、その事業内容とポートフォリオは多様化しつつあります。

今回は、そんなインドネシアの不動産デベロッパー業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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目次

インドネシアの不動産デベロッパー業界 業界地図はこちら!

2020年 インドネシアの不動産デベロッパー(建設・インフラ・環境)業界

インドネシアで不動産デベロッパー業界大手のBSD、住宅販売増!2020年の成長目標とは?

インドネシアの不動産デベロッパーPT Bumi Serpong Damai Tbk(BSD)は2020年の売上高目標を公表した。

2019年の売上高は6.5兆ルピアで前年比105%であった。2020年の売上高目標は7.2兆ルピアで、前年比111%。2020年の売上目標の内訳としては、58%にあたる4.2兆ルピアが消費者向け住宅、戦略的パートナーとのジョイントベンチャーで取り組む商業プロジェクトが28%、残り14%が土地販売となっている。

ちなみに昨年の住宅販売による売上高は年率2%で増加し、新規と既存の住宅地の総販売戸数は1,299戸から1,803戸に増加した。2020年の住宅販売は、フラッグシップとなるBSDシティーを主として、既存の多くの住宅地プロジェクトと新規のプロジェクトで伸ばしていく予定。

出典:http://bsdcity.com/news-event/latest-news/tahun-ini-bsd-targetkan-marketing-sales-rp-72-triliun 

インドネシアで不動産デベロッパー業界大手のLIPPO、オレンジカウンティーモール完成

インドネシアの大手不動産デベロッパーPT Lippo Karawaci Tbk(LPKR)の子会社であるPT Lippo Cikarang Tbk(LPCK)はブカシでのビジネス開発を支援し続けることを表明した。

LPCKは西ジャワ州オレンジカウンティー・リッポー・チカランの中央ビジネス地区にオレンジカウンティーモールを完成させた。オレンジカウンティーでは6つのプレミアムアパートメントが完成しており、5棟についてはすでに消費者に引き渡されている。

オレンジカウンティーモールは、インドネシアのリッポーモール、隈研吾建築都市設計事務所、三菱地所設計のコラボレーションであり、グリーンカーテンをコンセプトとし、4フロア建てで延べ床面積283,000平方メートルのモールである。

出典:https://www.lippokarawaci.co.id/news/read/lippo-cikarang-terus-dukung-pengembangan-bisnis-di-bekasi 

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インドネシアのPakuwonの2019年決算、増収増益〜不動産デベロッパー業界動向〜

インドネシアの不動産デベロッパーPT Pakuwon Jati Tbk.(PWON)は2020年5月11日2019年度の決算概況を発表した。

2019年の売上高は7兆2,020億ルピアで前年比102.0%、包括利益は3兆2,310億ルピアで前年比113.3%、増収増益の結果であった。売上高の内訳は既存のショッピングモールやホテルからの経常売上が3兆6,930億ルピア、アパート開発などの開発売上が3兆5,090億ルピアでPWONの戦略通りのバランスの取れた構成比となった。

セグメントごとの売上高は、コンドミニアム販売とリテールリースがそれぞれ40%と39%で最も貢献し、ホテルとサービスアパートメントが8%、戸建て住宅が7%、オフィスリースが4%、オフィス販売が2%であった。

出典:https://pakuwonjati.com/posts/32/pwon-comprehensive-profit-of-2019-grow-by-13- 

インドネシアのCIPTRA、Citra Landmarkを立ち上げ 〜不動産デベロッパー業界動向〜

インドネシアの不動産デベロッパー、PT CIPUTRA DEVELOPMENT Tbk(CTRA)は、ジャカルタ南東部にある最新のアパートプロジェクトCitra Landmarkを立ち上げ、2020年2月14日にCiputra Artpreneur Theatre Jakartaで発売記念式典を行った。

Citra Landmarkは、ジャカルタのCiracasにある7ヘクタールのエリアに建てられた11のアパートタワーで構成されている。

価格は3億ルピアから。さらに、ユニットタイプは、スタジオ、ベッドルーム2室からベッドルーム3室まで様々取り揃えられている。支援施設には、プール、庭園、ジョギングトラック、サイクリングトラック、スケートパーク、ジム、遊び場、商業エリア、円形競技場などがある。

出典:https://www.ciputradevelopment.com/en/citra-landmark-latest-apartment-project-ciputra-group/ 

インドネシアのIntiland、新規プロジェクトで増収増益へ〜不動産デベロッパー業界動向〜

インドネシアの不動産デベロッパーPT Intiland Development Tbk(DILD)は2020年4月5日、2019年の決算概況を発表した。

2019年の売上高は2兆7千億ルピアで前年比107%、純利益は2,514億ルピアで前年比124%と増収増益であった。主な要因として、複数の新規プロジェクトの完了で売上高が増加し、グラハゴルフマンション、ローズベイ、スパジオタワー、1パークアベニューなどの消費者への引き渡しが行われたことが挙げられる。

依然として開発売上が最大の貢献となり、売上全体の77.2%の2.1兆ルピア、前年比108%に達した。開発売上の内、複合用途と高層ビルのセグメントが最大の貢献となり、全体の40.6%、前年比135.6%と大幅な伸びを示した。

出典:https://www.intiland.com/id/intiland-bukukan-pendapatan-usaha-rp27-triliun-di-tahun-2019/

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2019年 インドネシアの不動産デベロッパー(建設・インフラ・環境)業界

インドネシアで不動産デベロッパー業界大手のリッポー、不動産と健康分野に集中

インドネシアの不動産会社PT Lippo Karawaci, tbk (LPKR)は2019年3月20日、ホームページに、2018年を通して、リッポーグループの子会社では5つの事業分野、①不動産、②健康、③小売、④メディアと電気通信、⑤金融において6,000万人のお客様にサービスを提供してきたが、今後は重点分野に集中して取り組む方針を掲載した。

5つの事業分野のうち、より多くのメリットを持つ事業分野は、不動産と健康だとしている。

それぞれの事業分野がどんどん成長する中、競争もどんどん厳しくなってきている。競争に勝ち抜くためには、重点分野に絞り、売り上げ拡大よりも、むしろよりよい成果を上げることやオペレーショナル・エクセレンスの実現を目指したいとしている。

インドネシアのPakuwon Jati、順調な収益向上〜不動産デベロッパー業界動向〜

インドネシアの不動産会社PT Pakuwon Jati Tbk (PWON)は2019年3月26日、2018年の決算の内容についてホームページに概要を掲載した。2018年の収益は、7兆810億ルピアで前年比123%であった。

内訳は、経常収益が3兆4,680億円で前年比116%、開発収益は、3兆6,130億円で前年比131%であった。これには2018年に開発されたアンダーソン・パクウォン・モール第4期アパートやスラバヤのパクウォンシティーの住宅の販売が含まれている。経常収益と開発収益のバランスの取れた収益構造で成長するという会社の戦略通りに進んでいる。

2019年も経常収益・開発収益とも予定する物件がすでに明らかになっており、2018年に引き続き順調に伸びる予定である。

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日系インドネシアの尼東急不動産、BRANZ BSD Aiを完成〜不動産デベロッパー業界動向〜

日系のインドネシアの不動産開発会社PT Tokyu Land Indonesiaは2018年10月31日、ホームページでBRANZ BSD Ai が完成し引き渡しが始まることを報じた。

BRANZ BSD Aiは三菱商事と東急不動産のコラボで開発が進めてきた3棟で1,256戸のコンドミニアムである。敷地面積は16,000㎡。2015年9月に地鎮祭を行ってから約3年で完成した。

設計は日建設計グループの協力のもと、インドネシアトップ10設計会社の一つPT ANGGARA ARCHITEAMが進め、施工はインドネシアの大手民間ゼネコンPT Nusa Raya Ciptaに加え、新菱冷熱工業社が設備工事、日系大手ゼネコン出身者が設立したPT Sakura Project Managementが施工管理を担う。

不動産管理サービス優秀賞を受賞したインドネシアの住宅地とは?〜不動産デベロッパー業界動向〜

インドネシアの不動産開発会社であるPT Modernland Realty Tbk は2019年4月26日、ホームページにジャカルタガーデンシティが不動産管理サービス優秀賞(PMSEA)2019を受賞したと報じた。PMSEAの授賞式は2019年4月25日ジャカルタのホテルムリアで行われた。

ジャカルタガーデンシティはPT Modernland Realty Tbkの子会社であるPT Mitra Sindo Suksesによって開発された総開発面積370ヘクタールの住宅地である。

ジャカルタガーデンシティでは現在、様々な近代的施設が利用可能である。そのうちの1つがイオンモール。一方、イケアも現在工事中である。成長する施設に加えて、ジャカルタのどこからでも簡単にアクセスできる。

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2018年 インドネシアの不動産デベロッパー(建設・インフラ・環境)業界

インドネシアで不動産・デベロッパー業界最大手のLIPPO KARAWACI、医療・教育施設の開発プロジェクトに参画

LIPPOはインドネシア最大の不動産デベロッパーで、住宅、病院、モール、ホテルなどの建築から都市開発まで、幅広い事業を手掛けている。

同社はこの度、教育・医療分野の世界的に有名な10の機関と連携し、ジャカルタ近郊で進行中の都市開発プロジェクト、Meikarta Project に投資を行うと発表した。

連携先の10の機関には、コロンビア大学医療センター、HTC、ノースカロライナ大学、マイクロフォーカス、中国テレコムインドネシア、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、ロンドン大学医学研究所、米国のリハビリテーショングループなど名だたる機関・企業が並んでいる。

このプロジェクトでは、先端医療を受けることのできる病院の建設や、国際基準の高等教育機関を建設する予定となっている。

インドネシアで不動産・デベロッパー業界大手のSummarecon Agung、西ジャワ高速道路事業に着手

Summearecon Agung はインドネシアの大手不動産デベロッパーで、レストラン、住宅など様々な不動産開発に従事している。

同社は、西ジャワ州政府と共同で高速道路建設事業に着手することを発表した。そして2018年4月5日、西ジャワ州知事の Ahmad Heryawa氏や関連会社 Summarecon Adrianto の社長など出席のもと、本事業の就任式が行われた。

本プロジェクトは飛行場と一般の公共道路を結ぶ2.5km以上の高速道路を整備するものである。この事業によって、西ジャワ州、特に東部バンドンの経済成長が促進されることが期待されている。

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インドネシアで不動産・デベロッパー業界をリードするBakrieland Development、2018年の事業展開

Bakrieland Development は、1990年設立の不動産管理会社。デベロッパーとしての側面も備えている。

同社が発表した2018年の事業展開によれば、政府の施策が不動産業界にとって追い風となるため、さらなるビジネスの発展と競争が期待できるとされている。

2017年の同社総収益は1.24兆ルピアを計上したが、2016年と比較すると26%の減となってしまった。収益減少の要因は、主に土地・住宅、アパート、オフィスのセグメントでの売上減少によるものと分析。一方で、アミューズメントパークやホテルなどの事業では収益が増加している。本年は、ジャカルタやボゴールにおいて新たな開発にも着手する予定。

インドネシアで不動産・デベロッパー業界大手のPakuwon Jati、業績は順調な純増傾向に

Pakuwon Jatiは、1982年に設立され、ジャカルタやスラバヤにおいて不動産ディベロッパーとして事業展開を行う企業。大型商業施設やオフィス、コンドミニアム、ホテルの建設においてインドネシアでは先駆者的な存在。

同社の2017年純利益は、2016年と比較して12.7%の増加。同年にパクウォン・モール・ショッピング・センターをオープン、相乗効果としてホテル事業における収益も増加したことがその要因とみられる。コタ・カサブランカのアパート事業では、2017年に27億6,300万ルピアの収益が上がり、2016年と比較すると20.8%の増収となった。

2018年は、パクウォン・モールとトゥンジュンガン・モールからの収入を基盤として安定した業績を見込んでいる。

まとめ:インドネシアの不動産デベロッパー業界

インドネシアの不動産業界は、住宅不動産の需要拡大や、政府の不動産市場の復興政策などのプラス誘因を受け堅調に成長を続けています。このような中、同国の不動産デベロッパー業界は今後も多くのビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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