【今後どう発展するか】マレーシアの鉄道・バス業界

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マレーシアでは国内の輸送流通・交通面での利便性の低さを受け、近年政府主導で急速に鉄道建設事業が進められています。

今回は、そんなマレーシアの鉄道・バス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

目次

マレーシアの鉄道・バス業界 業界地図はこちら!

2020年 マレーシアの鉄道・バス(運輸・物流)業界

マレーシア・イスカンダルでARTシステムの試運転へ〜鉄道・バス業界動向〜

インフラや不動産、テクノロジーを手掛けるイレカと世界最大手の鉄道メーカーであるCRRCグループが設立したモービルス社は、CRRC MRTアーバントラフィックから2020年にイスカンダル・マレーシアで行われる自動運転車両システム(ART)のパイロットプロジェクト向けに1号機を購入する契約を締結した。1号機は2020年半ばまでにマレーシアに納入され、同年後半に稼働する。

本プロジェクトは、イスカンダル・マレーシア・バス高速輸送プロジェクトの一つであり、フェーズ1で51kmの距離をカバーする。

マレーシアは中国以外でこの技術を採用する最初の国となり、本プロジェクトは路上使用が可能な車両として域内で注目されている。

出典:https://ireka.com.my/wp-content/uploads/2020/02/PRESS-RELEASE-MOBILUS-TO-BRING-THE-FIRST-AUTOMATED-RAPID-TRANSIT-ART-SYSTEM-INTO-MALAYSIA.pdf

マレーシア政府、ECRLプロジェクトの再編成を承認〜鉄道・バス業界動向〜

財務省傘下のマレーシア・レール・リンクは、連邦政府が東海岸鉄道リンク(ECRL)プロジェクト・セクションAの鉄道計画を最終承認したことを発表した。これにより、コタバル(ケランタン州)からダンガン(テレンガヌ州)までの210.4kmの再編成建設工事が開始される。

同社によると、3ヵ月間のECRLパブリックインスペクションにおいて2,974件の回答を取得、98%の支持が得られた。反対的意見は主に土地や家屋の所有者によるものであり、プロジェクトで不動産取得が必要な人達となっていた。

同社のイスマイル会長は、現時点でプロジェクト全体の完成率は16%となっており、セクションBのトンネルや高架橋などの一部建設工事も数週間前から再開していることを明らかにした。

出典:http://www.mrl.com.my/en/press-release-ecrl-project-gets-greenlight-for-kota-bharu-dungun-realignment/

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活動制限令下におけるマレーシアのMRT構内小売店の支援〜鉄道・バス業界動向〜

高架鉄道MRTを運営するマス・ラピッド・トランジット・コーポレーションは、MRTスンガイブローカジャン線の駅で営業している小売店に対して、2020年4月1日から3ヶ月間の賃貸料を免除すると発表した。39店舗を持つ9社がこの措置の恩恵を受け、累積で約40万リンギットの節約になる。また、2020年6月30日を超えて活動制限令が延長された場合、見直しを行う。

同社のアブドゥル社長は、この賃貸料免除が、活動制限令によって引き起こされた厳しいビジネス環境を乗り切るのに役立つことを期待していると述べた。

また、同社は従業員から募金を集め、保健省のCOVID-19基金に40,100リンギットを寄付したことを明らかにした。

出典:https://www.mymrt.com.my/wp-content/uploads/2020/04/MEDIA-RELEASE-RENTAL-WAIVER-FOR-MRT-STATION-RETAILERS.pdf

マレーシアとシンガポールを結ぶシャトル・テブラウ、新システムで利便性向上〜鉄道・バス業界動向〜

マレーシア鉄道公社(KTM)は、ジョホールとシンガポールを結ぶシャトル・テブラウが2019年10月1日から新発券システムを利用して乗車券販売を開始することを発表した。検札においても、乗客がより迅速かつ容易となる新しいシステムを使用する。新発券システムでの乗車券は、2019年10月7日から使用可能となる。

新チケット検札システムでは、出発時刻の10分前には出発ゲートが閉まるため、搭乗客は出発時刻の30分前までに出発ゲートに到着する必要がある。また、4歳未満の子供については、保護者が発券カウンターで切符を購入しなければならない。

2019年10月7日までの利用者は、発券カウンターでチケットを再発行し、手動検札を受けることになる。

出典:http://intranet4.ktmb.com.my/ktmb/uploads/files/Notis/notice_tebrau.pdf

NECマレーシアがイポーのバスでキャッシュレス導入〜鉄道・バス業界動向〜

ペラ・トランジットとタッチンゴー、NECマレーシア(NEC)の3社は、ペラ州イポーでペラ・トランジットが運行している公共バス『myBAS Ipoh』のキャッシュレスバス料金決済システムを正式に開始したことを発表した。

利用者はバスに設置されたカードリーダーにTouch ‘n Goカードをタップすることで、乗車料金を支払うことができる。これにより、通勤客はシームレスな乗車手続きが可能となり、利便性が向上すると共に、ペラ・トランジットの業務効率も向上する。

NECのチョン社長は、マレーシア人口の70%以上が都市部に集中しており、将来的にはさらに移住が進むことから、安全・安心なモビリティのため、より効率的な輸送エコシステムが極めて重要だとしている。

出典:https://my.nec.com/en_MY/press/202001/20200116_02.html

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2019年 マレーシアの鉄道・バス(運輸・物流)業界

ラピッドKLバス、マレーシア全路線で電子決済〜鉄道・バス業界動向〜

1日当たり40万人超の乗客を輸送するラピッドKLバスは、全路線での電子決済導入を発表した。

まず、4月15日にアンパン路線で電子決済が開始される。4月29日からは、チェラスとスンガイ・ベシィ、ジャラン・クラン・ラマが、5月27日からはダマンサラ、ジャラン・イポー、ジャラン・パハン、ジャラン・クラン・ラマの路線で電子決済が導入される。そして最後に、5月27日にLebuhraya Persekutuanに導入されることで、全ての路線が対応する。

電子決済を利用した場合、通常の運賃から20%割引される。また、バス搭乗者はカードに最低3リンギットの残高必要である。同社はバスハブにおいて、キャッシュレスカード販売とチャージサービスも提供する。

プラサラナ、旅行者向けMyCity Passを発表

プラサラナ・マレーシアは、MRTとLRT、モノレール、BRT(サンウェイ線)を無制限に利用できる『MyCity Pass』を発売すると発表した。

パスは1日券と3日券の2つがあり、価格は各々25リンギットと55リンギットとなっている。既にキャッシュレスカードを所有している乗客は、各々15リンギットと45リンギットを支払うだけで利用できる。

同社は、海外からの旅行者や首都圏クランバレー以外の利用者からの要望に応じて、特別パスの導入を決定した。この新しいパスは、マレーシアの観光業への貢献を見込んでいる。現時点でラピッドKLバス及びMRTフィードバスは含まれていないが、将来的にはこれらも取り込むことを計画している。

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マレーシアのERL、チケット販売でGlobalTixと提携〜鉄道・バス業界動向〜

KLIAエクスプレスを運営するエクスプレス・レール・リンクは、シンガポールを拠点としての電子チケットおよび企業間マーケティング・プラットフォームを提供するGlobalTixとパートナーシップを締結したことを発表した。

このパートナーシップによって、KLIAエクスプレスのチケットはGlobalTixの4,000社超のパートナー、旅行代理店、販売代理店を通じて購入できるようになり、マレーシア旅行を計画している旅行者へより多くの購入オプションを提供することになる。

GlobalTixのグローバルコマーシャル担当副社長のレオン氏は、マレーシアで最も有名な企業と協力することができ、両社はさらに成長することができると確信していると述べている。

マレーシアのERL、マリンド・エアーとパートナーシップ強化〜鉄道・バス業界動向〜

マリンド・エアー利用者は、同社のウエブサイト上で航空券と一緒にKLIAエクスプレスのチケットを購入することが可能となったと発表した。

2016年12月にKLセントラル駅で航空会社のチェックインサービスが開始されており、このeチケット販売はマリンド・エアーとエクスプレス・レール・リンク(ERL)のパートナーシップを更に強化することになる。

ERLのノールマ・モハメド最高経営責任者は、今回のパートナーシップ強化は、相互の顧客にとって便利でシームレスなサービスを提供するという共通の目標を実現するためのものであり、マリンド・エアー利用者は、各荷物のバーコード追跡によって、最終目的地に荷物が安全に届く安心を享受できるとしている。

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2018年 マレーシアの鉄道・バス(運輸・物流)業界

マレーシア公共交通機関の利用満足度が上昇〜鉄道・バス業界動向〜

2018年3月6日の陸上公共交通委員会 (SPAD)の発表 によれば、首都圏の1日あたりの鉄道・バス利用者数が、2016年の1,162,717人から2017年には1,206,111人となり、3.7パーセントの増加がみられた。また、2017年の首都圏の鉄道利用者数は、2017年7月17日に開通したMRT1号線の全区間運転開始に伴い、前年比で7.5%増となる694,057人を記録している。

全長52.2kmでスンガイ・ブローとセダン、プトラジャヤを結ぶ、MRT2号線の工事進捗度は20.65%で2022年に開通する予定。また、バンダー・ウタマとクランを結ぶLRT3号線は、2017年第2四半期に工事を開始、2021年までに開通予定となっている。

公共交通機関の満足度指数は、2016年の84%から2017年の90%へと上昇。公共交通機関に「大変満足」と評価した回答者は、2016年の14%から2017年の31%へと大幅に増加している。

マレーシア市内のKLIAエクスプレス、Grabとのタイアップ企画〜鉄道・バス業界動向〜

空港とマレーシア市内を結ぶKLIAエクスプレスは、2017年11月27日、カー・シェアリング・サービスのGrabとのコラボレーションを発表した。両社は、KLIA / KLIA2の利用者に便利でシームレスな移動手段の提供のために協力することとなった。

KLIAエクスプレスのウェブサイト、モバイルアプリ、またはキオスク55リンギットの「KLIA Ekspres Single Trip + Grab package online」を購入すると、Grabの乗車で利用ができる10リンギット相当のプロモーション・コードが配布される。

空港から市内への移動という点では、価格差はあるものの競合であるGrabとのコラボレーションが実現した点は興味深い。

malaysia-trainbus(マレーシア 鉄道バス)

マレーシアのRapid Railとマラ工科大学、MoU締結で鉄道分野の共同研究へ〜鉄道・バス業界動向〜

Rapid Rail はマレーシア最大の公共交通機関 プラサラナ社の子会社で、LRT全線とKLモノレール、そしてMRT (スンガイ・ブローとカジャン間) 等の鉄道サービスを提供している。

2017年11月20日の発表によると、同社はマラ工科大学との間で MoU を締結、鉄道エンジニアリングや運営における人的資源の促進と開発・トレーニング・研究などにおいて協力することとなった。その活動範囲としては、コンサルタントとの研究協力・専門知識やリソースの共有・シンポジウムや会議の開催が含まれている。

また、両者は教育・訓練方法論や文化発展について情報交換を行う。MoUは3年間有効だが、両当事者の合意によって延長できる。

新規LRT3向け車両の受注者が決定、マレーシアのプラサラナ社〜鉄道・バス業界動向〜

2017年8月2日、マレーシア最大の公共交通機関であるプラサラナ社は、軽量高架鉄道であるLRT3プロジェクトに関し、CRRC Zhuzhou Locomotive・シーメンス中国・Tegap Dinamikの3社で構成されるコンソーシアムの軽量高架車両 (LRV) ワーク・パッケージを採用すると発表した。

総額は15.6億リンギットで、総数252の車両 (6両編成・42両) の設計・製造・供給・納入・インストレーション・試運転が含まれている。

1編成当りの乗客定員数は1,271人で、マレーシアで初めて6両編成での無人運転が導入される。車両には遮音性能や障害者にやさしい設備が備わっており、オゾンを発生しない空調システム、アスベストフリーの摩耗ブレーキが採用される。

まとめ:マレーシアの鉄道・バス業界

政府は、BETイニシアチブの導入や、バス停の改装工事等、バスの乗客が快適に利用できるシステム作りに取り組んでいます。鉄道建設事業も急速に進んでいることから、同国の鉄道・バス業界は今後も目が離せません。

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