【急激な発展】ベトナムの鉄道・バス業界

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ベトナムにおける鉄道インフラの投資額は過去数十年間頭打ちとなっており、経済の潤滑油となる輸送手段として十分活用されていないのが現状となっております。

今回は、そんなベトナムの鉄道・バス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

鉄道業界海外投資に期待

ベトナムの鉄道産業は、海外の投資家に対して、より魅力的な投資先になるよう努力している。

ベトナムの鉄道業界は現在運行効率の向上に努めており、このための民間投資をさらに呼び込みたいと考えている。同業界では、計画を実現するために、コンサルティングサービス、スペアパーツの供給、金融およびインフラ開発に携わる国際グループとの協力を促進したいと考えている。

近年、多くの外国の鉄道会社がVNRとビジネスをすることに興味を示している。その中には、世界最大の鉄道生産国であるロシアのEVRAZ、ロシア輸出センター(REC)グループなどが含まれている。ベトナムの鉄道業界はこうした海外からの投資を活用して事業の改善につなげていきたい考えだ。

ラオスの鉄道業界、ベトナムの経験に学ぶ

lBounthong Chitmany副首相率いるラオス代表団は、2018年7月27日に国営のベトナム鉄道(VNR)を訪問し、将来のプロジェクトに備えて鉄道システムの管理と開発について学んだ。

議論は、ベトナム鉄道の管理と運営を管理する法的文書と、その開発戦略、運営体制、検査、雇用政策、民間投資誘致、用地整備、補償に焦点を当てた。

現在ラオスでは、タナレン駅のコンテナ倉庫、ビエンチャンロジスティクスパーク、ビエンチャン-タクヘク-ムー駅、ラオス-中国鉄道ルートなど、など多数の鉄道プロジェクトが開発されており、同訪問は非常に有意義なものとなった。

VNR、鉄道の安全検査実施

2019年7月16日、 ドアン・ズイ・ホアック(Đoàn Duy Hoạch)副局長が率いるベトナム鉄道公社の検査団がベトナム北西部のラオカイ省で、交通安全確認作業を実施した。

検査チームは、ラオスカイ省交通安全委員会とのワーキングセッションを開き、同会議には省交通安全委員会の会長や運輸省建設局職員等が参加した。

2017年鉄道法と2018年5月12日付けの鉄道法のいくつかの条項の実施について定めた政令No. 65/2018 / ND-CPが公布されており、現在多くの鉄道管理者が安全委配慮していることが確認された。同社は今後も関係機関と協力し鉄道の安全運行に尽力していく構えだ。

交通省5兆VND以上の予算を受領

首相は、運輸省に2019年の計画予算のうち5兆 VND以上を割り当てた。同予算のうち、政府資金は4,393,147百万 VND、債権による調達が771,249百万 VNDとなる。

予算配布にあたっては、プロジェクトのリストや政府予算の総額などを基に総合的に検討して決定される。なお、政府予算投資計画の実施を調査および監督する責任を引き受けるのは計画投資省となり、予算計画の実施に関する政府への四半期報告などが義務付けられている。


予算の執行にあたり、投資計画省がプロジェクトの情報、データ、および資金利用の正確性について、首相と検査および監査機関に対して完全に責任を負うことになる。

2018

Vietnam Railway 2018年上半期は業績好調

2018年7月6日、Vietnam Railway の同年上半期業績の評価が行われた。収入、輸送量共に好調な結果であったが、その要因として大きかったのは、輸送価格の見直しや運営コスト削減をといった、柔軟な経営改善策だ。

同社は上半期において、効率性と安全性に重点を置いた運営を行ってきた。また、高品質な車両の導入や、旅行客向けの列車で食事を無償提供するといったサービスで客数の増加へ努めてきた。

好調な業績の一方、過去2年間に累積した損失を埋め合わせるために、残された2018年下半期についても、予算達成の向け尽力していく構えだ。

ベトナム初の山間部モノレールが鉄道開業

ベトナム北部のラオカイ省で、ベトナム初となる登山鉄道 (モノレール) が開業した。同鉄道は、観光地としても有名なサパから Fansipan山までを結ぶ。

始点から終点までの距離は全長約2km。2つのトンネルと陸橋を渡る列車の速度は最高10km/hで、1時間あたり2,000人の乗客を運ぶことができる。この鉄道が開通することで、観光客は従来車で20分掛かっていたところを4分で移動することが可能になる。

サパはハノイの北西350kmに位置する、自然が豊かで風光明媚な観光地。滝、吊り橋、竹林や洞窟などを楽しむことができる。 Fansipan山は標高3,142mとインドシナ半島で最大の標高を持ち、「インドシナの天井」と称されている。

vietnam-trainbus(ベトナム 鉄道バス)

ベトナム政府、鉄道インフラの管理向上のため政令発行

ベトナム政府は、鉄道インフラの管理と保護に関する政令 (Decree) 56/2018 / ND-CPを発行した。同政令は、駅や路線の名称決定や廃止、鉄道用地の管理・使用や取得などの運用について定めている。

主な内容としては、鉄道運行時の安全性を確保するために路線の両側に一定のスペースを設けること (高速鉄道、市内で運行する鉄道、その他鉄道の3カテゴリーそれぞれに規定) 、路線上で地面から架線まで一定の高さを確保すること (線路のサイズごとに規定) などが定められている。

現状この規定を満たしていない路線については、設備を改装する際に事業者が対策を取ることが求められている。

2018年に完成予定の5大交通プロジェクト

下記は、2018年中に完成予定の主要交通プロジェクトである

1. Da Nang – Quang Ngai 高速道路
    34兆ベトナムドンの予算を投入。全長139kmで、一部の路線には日本の有償資金協力が利用されている。2018年7月開通予定。

 2. Phap Van – Cau Gie高速道路フェーズ2(ハノイ)

    ハノイの南部に位置する高速道路の拡張工事。現状4車線を6車線に拡張する。2018年12月完成予定。

 3. Ha Long高速道路 – Bach Dang橋
    ハノイからのアクセスを50km(27.8%)短縮。本年第3四半期完成予定。

 4. Hoa Lac – Hoa Binh高速道路
    工事の進捗状況は80%。銀行融資に問題が発生して一時中断したが、2018 年第4四半期に完成予定。

 5. Cat Linh – Ha Dong都市鉄道

    進行は順調、鉄道インフラの建設は95%完了。

    2018年8月試験運行予定。

まとめ

政府は、ベトナム国有鉄道(VNE)と協働で、2020年までの鉄道事業における開発目標を掲げ、国際機関からの援助要請や投資推進政策などを積極的に進めています。政府の動きに注目することで、鉄道・バス業界は今後もビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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