【トラブル回避のために】タイのタクシー・配車アプリ業界

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値段交渉などの煩わしさがない配車アプリを利用する人が増えてきたタイ。

今回は、そんなタイのタクシー・配車サービス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

タイ政府発の配車アプリ「TAXI OK」が不評

バンコク市内で営業するタクシーの効率的な運用のため、2018年1月25日からタイ陸運局による配車アプリ「TAXI OK」がサービスを開始した。

TAXI OKアプリに登録されるすべてのタクシーは、ドライバーディスプレイ付きGPSトラッキングシステム、乗客用緊急コールボタン、ビデオレコーダー、屋上灯、タクシー管理センターとのデータ接続などのための投資をする義務がある。

政府主導の配車アプリであるため、ネット接続料金はドライバー負担となり、現在のところ TAXI OKアプリ対応のタクシー台数は目標まで届いていない。また、他の配車アプリとの差別化も図られておらず、シェア拡大には課題が多い。

配車アプリの攻勢でタクシー業界が縮小傾向

2018年1月23日に発表された、道路安全保険基金 (KTP) が行った、タイ国内のタクシー利用状況に関する調査によると、76%もの乗客がバンコクのタクシーに不満を抱いていることが分かった。項目別では、運転手の態度については26%、タクシー車両については30%、乗車拒否に至っては82.5%が不満だと答えている (複数回答可) 。

一般のタクシーと配車アプリ利用それぞれのデータでは、タクシー利用者の平均乗車時間31分、配車アプリ30分、タクシー利用料金は131バーツ、配車アプリは147バーツと大きな差は見られなかった。

2011年の配車アプリ UBER のリリース以降、タクシー利用客は減少傾向にある。年間およそ1万人のペースで減少しており、緩やかな下降線を描いている。

thai-taxi-taxiapp(タイ 配車)

免許未登録のタクシー増加に政府が警笛

タイ運輸省陸運局は、運転手が登録済みドライバーかどうか確認後に乗車するようタクシー利用客に対する異例の警告を発表した。また、特にランシット地区、パトゥムタニー県、ノンタブリー県などバンコク郊外での取り締まりを強化すると述べた。

現在操業するタクシーおよそ12万台のうち、約2万台が陸運局での登録を行っていないとされている。個人タクシーの運転手が、以前に取得していたタクシー免許を更新せずに無登録化したとの理由が最も多いという。

車両整備レベルが不適切な車両も多く発見されている。現在タクシー用車両として利用率が高いのは TOYOTA ALTIS だが、車両生産とタクシー用への改造・登録が間に合っておらず、古い車両を引き続き使用せざるを得ない状況となっている。

ハイエンドタクシーサービス「TAXI VIP」

タイ運輸省陸運局が運営主体となるタクシーサービス「ALL THAI TAXI」で、新サービス「TAXI VIP」がスタートする。 Mercedes-Benz 社のC 350 e Avantgardeを標準車両とした、高級タクシーサービスである。

料金体系は、初乗り150バーツ (一般タクシーは35バーツ) からで、ミネラルウォーター、新聞、冷たいタオル、無料Wi-Fi、スマートフォン充電器といったプレミアムサービスの提供も行う。

車両は登録制で、陸運局の承認を受ける条件は「新車あるいは登録後2年未満で走行距離20,000km以内」「ABSブレーキとエアバッグなどの安全装備を搭載」「少なくとも1対のフロントシートを備える」となっている。

まとめ

近年、メーターを動かさないで不当に高額な請求をするというトラブルが多いことから、タクシーなどの配車アプリを使う顧客が増えてきました。ユーザーに選ばれるアプリの特徴やトレンドを理解することで、同業界は今後もビジネスを拡大できるのではないでしょうか。

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