【世界の注目を集める!】シンガポールの空運業界

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チャンギ国際空港は利用客数、取り扱い貨物量ともに世界の空港ランキングベスト20入り、またアジアの空港ランキングベスト10入りを果たしており、世界中からの旅行客を引き寄せる主要空港の一つとなっております。

今回は、そんなシンガポールの空運業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

旅行しなくても免税店の利用可能に?!

2019年8月1日、Changi Airport Group(ChangiAirport)とDFS Group(DFS)は、iShopChangiWines.comの立ち上げを発表した。このウェブサイトは、シンガポールで最初の関税と物品サービス税(GST)が免税となるオンライン高級電子商取引プラットフォームである。ここでは、プレミアムワイン、シャンパン、日本酒など様々なアルコール商品を購入することが可能となる。また、購入者は旅行していない場合でも、この特典を利用したショッピングを楽しむことが可能となる。

この新しいサービスにより、DFSで販売されている商品だけでなく、世界で人気のある140以上の銘柄からアルコールを購入できるようになる。消費者は、1日に最大30リットルのアルコール類を購入できる。

Changi Airportは「iShopChangiWinesのショッピングサイトの立ち上げによって、搭乗券を持っていなくても消費者が免税ショッピングを利用できるようになる。これはChangi Airportの新たな動きを示していると言える」、とコメントしている。

SIA、Vistaraとコードシェアを開始

2019年8月5日、Singapore Airlines(SIA)はインド・デリーに本拠地を置く航空会社Vistaraとコードシェア便を開始し、ニューデリーとムンバイからシンガポールへの、Vistara初の国際便が就航されると発表した。Vistaraは両都市からシンガポールへの国際便を就航することによって最初の国際便を開始することになる。これに先立ち、SIAおよびSIA小会社のSilkAirは、国際線へのコードシェア便を拡大するためにVistaraと契約を締結している。

インド国内線のコードシェア便に加え、国際線のコードシェア便も追加され、SIAはシンガポールからインド国内の20を超える都市に就航させることが可能となった。

VistaraはTata Sons LimitedとSIAの共同出資によるジョイントベンチャーであり、Tata Sonsが51%、SIAが49%を出資し本拠地をデリーに置いている。Vistaraの運営会社はTATA SIA Airlines Limitedとして2013年に設立されている。

Scoot、Airbus16機を新たに追加

2019年7月29日、シンガポールに本拠地を置くScoot Tigerair Pte Ltdが運営するブランドScootは、新しいA321neo航空機を16機導入することを発表した。「Wings of Change」(変化の翼)と名付けられたこの航空機は、2020年の最後の四半期に配備され、6時間以内の空路(中距離路線)にて使用される予定である。Scootによると、2020年と2021年の会計年度末において2桁の成長計画を達成することができると予測している。

16機の航空機のうち、6機はScootが現在注文しているA320neoからのアップサイズで、10機はリースされる予定である。A321neo航空機はシングルアイルの航空機で236席が装備され、A320neoより50席多くなっている。

Scootは、「A321neosは、2020年以降のネットワーク計画に成長の可能性をもたらす。それ故、新たに導入する航空機を“変化の翼”と名付けたのである」とコメントしている。

世界初のGreenPackageフライトとは?

世界的な取り組みが始まっている国際航空による環境汚染物質削減に貢献するため、Civil Aviation Authority of Singapore(CAAS)とSingapore Airlines(SIA)は共同で、サンフランシスコからシンガポールへの直行便において3か月間で12回の「green package」フライトの運用を開始した。

SIAの最も低燃費で最新の航空機であるAirbus A350-900が行った「green package」フライトは、バイオ燃料、低燃費の航空機、最適化された飛行オペレーションを組み合わせた世界初のフライトとなった。

CAASは、最適化された飛行オペレーションおよび航空交通管理(Air Traffic Management、ATM)を活用し、フライトの燃費改善と二酸化炭素排出量を削減する。

2018

利用者数が堅実に増加!チャンギ国際空港

シンガポール・チャンギ空港は、2018年6月の利用者数が前年比6.9%増の557万人であったと発表した。 航空機の発着回数は31,870回で3.1%増加、航空貨物処理量は前年同期比0.8%減の170,630tとなった。

6月のシンガポール・ヨーロッパ間の交通量は19%増加。 チャンギ空港におけるトップ10の中では、インドネシアが11%、日本が12%増加し、それぞれデンパサールと東京へのフライトが要因となって最も急速な伸びを見せた。ロンドン、メルボルン、ムンバイ、上海への航路も2桁成長を記録している。

2018年7月1日現在、100以上の航空会社がチャンギ空港を利用しており、シンガポールは世界中の約100ヶ国・地域にある400以上の都市と繋がっている。毎週7,200便以上の定期便が、約80秒に1回の頻度でチャンギ空港を発着陸している計算となる。

セレター空港、新ターミナルビル開業へ

シンガポール民間航空局 (CAAS) は、新たに完成したセレター・ターミナルビルで開催された航空業界のレセプションで、航空関係者との間の様々なイニシアチブや協力関係を発表した。

イニシアチブは、2017年に発表された航空輸送業界の変革マップを通じた、業界の変革目標が基本となっている。シンガポールの航空会社は、航空業界の革新を促進し、生産性の向上、空港のインフラ能力拡大と競争力の拡大を目指している。

その一環として、新しいセレター空港旅客ターミナルビル (PTB) は2018年末に開業予定。乗客取扱能力を現在の4倍となる年間70万人に引き上げ、空港利用者の利便性を向上させる。新ターミナルビルの運用が開始されれば、同空港からシンガポールとさらに多くの目的地が結ばれることとなる。

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エアバス、都市内無人航空輸送の実現に向け協力

フランスに本拠地を置くエアバス社はシンガポール民間航空局 (CAAS)、欧州航空安全機関 (EASA) との間で、都市環境での無人航空機システム (UAS) の安全基準および規制要件開発における協力に合意した。

プロジェクト文書では、都市環境でのUASを展開するにあたり、安全基準および規制要件の開発のため、3者間の情報・技術的専門知識の交換の枠組みを確立、都市UASに関する試験で得られる安全情報と学習効果を共有する予定だ。また、UASをテーマにした教育ワークショップやセミナーなどの活動の共同運営にも合意した。

「わが社は航空機の自動操縦に重点を置いており、この3者間協力は都市環境におけるUASの安全規制を形作り、現実的なビジネスへと導いてくれるだろう。CAAS と EASA の強力なサポートにより、安全で信頼性の高い都市型航空配送がすぐに実現すると確信している」とエアバス社はコメントしている。

民間航空局、無人航空機規制の強化を思案

シンガポール民間航空局 (CAAS) は、無人航空機 (UA) の規制枠組みを強化するため、一般市民からのフィードバックを募集している。CAASによるレビューは、UA規制枠組みの実施、国際的な基準との比較、シンガポールのUAユーザーからのフィードバックなど、これまで3年間の実績に基づいたものだ。具体的に見直しされる分野には、UAの運用ガイドライン、パイロットのコンピテンシー要件、総質量が25kg超のUAに関する要件などがある。

「UA の急速な成長は利用者と経済の双方に利益をもたらすが、特にシンガポールのような高度に都市化された環境においては、航空と公共の安全に危険をもたらす可能性がある。急拡大する業界をサポートしたいと考えているが、既存の航空と公共の安全性維持とのバランスを常に取る必要がある」と CAAS はコメントしている。

One-North、無人航空機の試験地に

シンガポール交通省 (MOT)、民間航空局 (CAAS) および JTC は、都市環境における革新的なUAS (無人航空機システム) 技術の商業利用に関する試験地域として One-North を指定した。

JTC の計画によれば、200ヘクタールのビジネスパークである One-North は、UAS のテストに理想的な場所とされている。低層ビルから高層ビル、さらには公園のような公共空間など様々なタイプの建物・空間が混在している。また、新興企業・技術者・研究機関の活発なコミュニティが存在する環境が、最新の技術をテストするのに最適であると判断された。

承認を受けたオペレーターと研究者は、One-North で安全性とセキュリティを損なうことなくトライアルを行うことができる。CAAS はUASが持つ潜在的なポテンシャルを追及するため、参加企業との協力を今後進めていく。

まとめ

シンガポール民間航空局(CAAS)は航空輸送業界の変革マップを通じた業界の変革目標を基礎においており、航空業界のイノベーション促進、生産性の向上、空港のインフラの拡大、競争力の強化の4つの点を重視しています。世界中の旅行客を引き寄せるチャンギ国際空港を持つシンガポールは、海外事業展開先として理想的な選択肢なのではないでしょうか?


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