【今後の成長の鍵は?】成長が続くシンガポールの陸運業界

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eコマースの拡大に伴って郵便・宅配分野の市場成長が期待されるシンガポール。それに関連し、陸運業界では今後、実店舗に代わってネット小売業界のプレーヤーの台頭が注目されています。

今回は、そんなシンガポールの陸運業界に焦点を当てて、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

シンガポールで陸運業界大手のSingPost、前年比37.2%の増益!今後の戦略は?

Singapore Post Limited(SingPost)は、2019年6月30日終了の第一四半期の業績を発表した。

クロスボーダーのeコマース関連における国際郵便および小包の収益増加により、当該四半期の収益は、前年同期比1.0%増加の3億7640万シンガポールドル(SGD)となった。また、純利益は前年同期比37.2%増加して2,570万SGDとなった。

SingPostは、「国内郵便の量が減少し、主要市場の経済見通しが弱まっている中で、eコマースの継続的な成長を活用して、変革を継続している。また、SingPostは、国内市場の顧客に対するサービスレベルを向上させることを目的とした中長期的な対策の展開に引き続き注力していく予定である」とコメントしている。

APAC初!シンガポールにスマートウェアハウスを設立、陸運業界牽引のDHL

2019年7月16日、Deutsche Post DHL(DHL)の一部門であり、ロジスティックソリューションを提供するDHL Supply Chainは世界最大規模を誇るシンガポールのTetra Pakの倉庫に統合サプライチェーンソリューションを実装したと発表。

デジタルツイン(digital twin)テクノロジーを展開するアジア太平洋地域のDHL向けで初めてとなるスマートウェアハウス。デジタルモデルを使用して物理的貨物をより効率的に管理できる。

データ解析とIoTテクノロジーを統合し、貨物と倉庫全体のバーチャルリアリティを構築することで、倉庫のスマートウェアハウス化を行う。このようなデジタルツインによって、シミュレーションなどを行うことが可能となり、ウェアハウスをより効率的に管理することが可能となる。

今、シンガポールで求められる配送とは?UPSの調査結果〜陸運業界事情〜

ロジスティック大手のUPSによって、消費者が求めているものに関する新たな調査が世界的に行われた。その結果、アジア太平洋地域(APAC)の人々は配送などにおける可視性を求めており、またショッピングプロセスにおいてさらなる付加価値が必要であると感じているとの内容であった。

つまり、購入から配送までの可視性、インセンティブおよびカスタマイズの3点が消費者の購入動機に大きく影響を与えている要因であったということが判明した。

「オンラインで購入する選択肢が増え、競争が激化するにつれて、消費者から要求される期待値が高まっている。小売業者はトレンドに先んじるために十分な機敏性を必要とするだろう。ユニークな製品を提供するだけでなく、配送面においてもインセンティブを提供する能力が、進化する電子商取引環境で成功するために重要である」とUPSはコメントしている。

ロジスティクス産業、変革の時代へ。シンガポール・EDBの見解〜陸運業界事情〜

海上輸送は大陸を横断して大量の商品を移動するための最も費用対効果の高い方法となっている。このような状況は過去何十年と同じ状況であった。

しかしながら、今、ロジスティック業界には大きなトレンドが3点あり、変革の徴候が現れている。1つは、ロジスティック産業の台頭と、中国以外の国を含むアジアの消費者の急増である。ASEANにおいて2025年までに32%もの消費者の増加が見込まれている。

次にデジタル化の波である。輸送中の貨物をリアルタイムで把握するプラットフォームや、紙媒体からのデジタル化、ブロックチェーンプラットフォームなどの活用を業界全体で推進していく必要がある。最後に、Industry4.0が業界に大きなインパクトを与える可能性がある。このように、今、ロジスティック業界は変革の時代にあるといえる。

2018

収益SGD3.3%増、陸運業界大手シンガポールポストの第1四半期

シンガポールポストの2018年第1四半期収益は、eコマースに起因する国際郵便、ラストワンマイルデリバリーのほか、不動産賃貸収入の伸びによって前年同期比で3.3%増の3億7,260万シンガポールドルとなった。また1株当たり0.5セントの中間配当を発表している。

金融市場の変動と税率の高騰を反映して、主に関連会社によるワラント関連の損失により純利益は40.4%減少、1,870万シンガポールドルとなった。特別損失を除くと、営業利益は1.2%増の3,920万シンガポールドルであった。

CEOの Paul Coutts氏は「世界の電子商取引の堅調な成長が、国境を越えたラストワンマイル配送を推し進めている。自社の変革を進めつつ、事業の勢いを維持していく」とコメントしている。

シンガポール含むアジア地域の消費者が、ECに求めるものとは?〜陸運業界事情〜

物流世界的大手のUPSによるEC消費者の意識調査「UPS Pulse of the Online Shopper」は、6年目を迎える。今年4月のプレスリリースによると、アジア地域ではオンラインショッピングを行う消費者が増え、無料配送や配達の迅速さ、顧客視点に立った返品ポリシーなどへの需要が高まっていることがわかった。

アジア地域は、他の地域と比較してオンラインショッピングでの満足度がもっとも低いとの結果が出た。また、送料無料は重要な要素であり、利用10回あたりで約1.5回しか送料を支払っていないが、この値も他の地域と比較して最も低くなっている。

全体の90%は、小規模ECサイトからの購入も許容できると回答。その他、海外ECサイトの利用経験者は全体の55%で、そのうち77%はアジア地域のECサイトを利用していたことが明らかとなった。

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シンガポールで陸運業界大手のコンフォート・デルグロ、第2四半期の決算を発表

コンフォート・デルグロの第2018年第2四半期の売上高は、前年同時期比で5.4%増加し、9億4,110万シンガポールドルとなった。これは、積極的な拡大政策の結果である。為替調整による売り上げ180万シンガポールドルを除くと、実際の売上げの増加は4,620万シンガポールドルであった。

今年度初めから、国内および海外企業の買収に2億6,900万ドルを投資している。オーストラリア企業の National Patient Transport およびTullamarine Bus Linesやシンガポール企業の AZ Bus が売上の上昇に寄与している。

同社は「競争の激しいビジネス環境において、挑戦と収益機会の模索がますます重要となっている。引き続きコスト管理を重視し、買収機会を模索していく」とコメントしている。

シンガポールLTAの最新技術、通勤時間の快適化へ〜陸運業界事情〜

2018年7月から陸上交通庁 (LTA) が試験的に導入したプログラム「スマートトラベル情報 (Travel Smart Information) 」によって、シンガポール国民はより快適に通勤できるようになった。

通勤者の快適な乗車を支援するため、Yishun駅やAng Mo Kio駅など、最も混雑した駅のうち20駅で、混雑した時間帯や車両などに関する情報が提供される。通勤者はその情報をもとに乗車することで、より快適な通勤時間を過ごせることになる。

LTAは、去年5月にも新しいスマートリワード (TSR) を開始している。TSRのポータルサイトでは個々のユーザーの通勤パターンを分析し、最も価値の高い通勤プランが提示される。また、継続的にオフピークの通勤パターンを記録するTSRユーザーは、現金報酬を得ることができる。現在、約11万人のユーザーが登録している。

まとめ:シンガポールの陸運業界

今後ネット小売業界のプレーヤーらが台頭していく一方で、実店舗への流通は縮小傾向を辿ると思われるシンガポールの流通市場。このような変化に柔軟に対応していくことが激しい競争環境の中で生き延びるカギとなりそうです。世界的なEC企業が多く進出しているシンガポールには、大きなビジネスチャンスが眠っているのではないでしょうか。

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