【拡大する需要】ベトナムの電力・ガス業界

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ベトナムでは、高水準で推移を続けるGDP成長率や人口増大の影響を受け、年間電力使用量も爆発的に増加しています。

今回は、そんなベトナムの電力・ガス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

目次

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2020年 ベトナムの電力・ガス(建設・インフラ・環境)業界

ベトナム政府、経済対策で4月~6月の電気料金を減免 〜電力・ガス業界動向〜

ベトナム商工省は新型コロナウイルス感染拡大の影響に応じた経済対策として、2020年4月から6月の電気料金の減免を決定した。これを受け、ベトナム電力総公社(EVN)は4月からの3カ月分の電気料金を対象に請求額を調整する。

工業および商業向けの電気料金は、全時間帯で10%の引き下げとなる。大きな打撃を受けている観光宿泊施設は、通常の商業向けの電気料金ではなく、安価に設定されている工業向けの料金が適用される。

一般世帯向けの生活用の電気料金は、1カ月あたりの利用量が300キロワット時(kWh)以下の世帯を対象に10%引き下げる。ただし、利用量が300kWhを上回る世帯は、新型コロナウイルスの影響の少ない高所得世帯とみなされ、引き下げの対象にはならない。 

出典:https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/04/0db5f4c1633749b9.html

ベトナム政府、電力不足を受け年間2%以上の節電を要請〜電力・ガス業界動向〜

2020年5月7日、ベトナム政府は2020年から2025年の節電強化に関する首相指示20号(20/CT-TTg)を発出し、電力消費量を全体で少なくとも年間2%抑制するよう要請した。

ベトナムでは電力不足の懸念が高まる一方、国内での早急な発電量増加を見込めない状況で、政府は節電目標を設けることにより、十分な電力供給を確保したい狙いだ。

首相決定20号では対象ごとに節電目標を提示した。政府機関や国営企業に対しては、年間5%の節電、省エネ活動への評価制度導入や屋上型太陽光発電システムの設置検討を要請した。公共照明、屋外の装飾や広告を扱う事業者は、省エネ技術を導入するなど、20%節電しなければならない。

出典:https://thuvienphapluat.vn/van-ban/tai-nguyen-moi-truong/Chi-thi-20-CT-TTg-2020-tang-cuong-tiet-kiem-dien-giai-doan-2020-2025-441843.aspx

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ベトナムにおける太陽光発電の新買い取り価格が決定〜電力・ガス業界動向〜

2020年4月6日、ベトナム政府は太陽光発電開発の奨励に関する首相決定13号(13/2020/QD-TTg)を公布した。同決定は同年5月22日より、太陽光発電の固定買い取り(FIT)価格について、陸上は1キロワット時(kWh)当たり1,644ドン、洋上は1,783ドン、屋上は1,943ドンと定め、20年間適用される。

対象となる太陽光発電事業は、2019年11月23日より前に承認を受け、2019年7月1日~2020年12月31日に商業運転を開始するもの。ただし、南部ニントゥアン省の太陽光発電事業について、2020年中に商業運転を開始する事業は、旧価格の2,086ドンが20年間適用される。

2019年11月23日以降に承認を受けた場合や2021年以降に商業運転を開始する場合など、条件を満たさない太陽光発電事業については、入札制が適用される見込みだ。

出典:https://en.evn.com.vn/d6/news/Decision-No-132020QD-TTg-of-the-Prime-Minister-officially-takes-effect-from-22-May-2020-rooftop-solar-power-is-expected-to-thrive-66-142-1853.aspx 

ベトナム中部でガス田発見〜電力・ガス業界動向〜

ペトロベトナムグループは、南シナ海で国内過去最大規模となるガス田が発見されたと明らかにした。発見されたガス田は、北中部地方クアンチ省から65km、南中部沿岸地方ダナン市から86km離れた114鉱区に位置している。

試掘井2か所では、海底から深さ3600m~3700mの地点で大量のガスの存在が発見された。埋蔵量は、天然ガス:7000~9000TCF(兆立方フィート)、コンデンセート:4~5億バレルと見込まれる。

同事業を統括するEni Vietnam B.V.は今後、埋蔵量報告・採掘計画を策定する。2028年から本格的な開発に突入する見通し。新たなガス田の発見は、中部のガス事業・電力事業の開発に大きく貢献するとともに、国のエネルギー安全保障につながるものと期待される。

出典:http://www.pvn.vn/Pages/Tap-doan/Lo-114-diem-sang-trong-hoat-dong-tim-kiem-tham-do-ngoai-khoi-them-luc-dia-Viet-Nam/4b056f07-6edf-42ca-b319-54b5b43f7d3f

ベトナムのPVNグループの3社事業協力〜電力・ガス業界動向〜

ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)傘下の総公社3社は、ガス・電力・サービス港プロジェクトの事業協力契約を締結した。

契約を交わしたのは、大手発電会社のPVパワー、PVガス、ペトロベトナム技術サービスの3社。プロジェクトは2期に分けて実施される。

第1期には、東南部地方ドンナイ省の第1ニョンチャック及び第1Aニョンチャック火力発電所向けにLNG(液化天然ガス)を供給するためのインフラを建設する。第2期では、第5ニョンチャック火力発電所の建設を検討する。契約期間は35年間で、出資率はPVガスが51%、ペトロベトナム技術サービスが34%、PVパワーが15%となっている。

出典:http://www.pvn.vn/Pages/Tap-doan/Ky-ket-hop-tac-kinh-doanh-cac-chuoi-gia-tri-dich-vu-trong-PVN/1ab3be1c-2162-4b60-b54e-fe7084d79aff

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2019年 ベトナムの電力・ガス(建設・インフラ・環境)業界

高収益企業トップ500で1位獲得!Petroベトナム〜電力・ガス業界動向〜

2019年9月26日、Vietnam Reportは「収益が高いベトナム企業トップ500」を発表した。ペトロベトナムグループ(PVN:Vietnam National Oil and Gas Group)が前年に引き続き1位を獲得した。

第2位はサムスン電子ベトナム・タイグエン(SEV Thai Nguyen)。前年2位のViettel Groupを抜いて順位を上げた。一方、抜かれたViettel Groupは3位へと順位を下げた。

同ランキングは、税引前利益、売上高、ROE、ROAなどの指標に基づき企業を評価した結果に基づいて行われている。トップ500中では、建設・建設資材・不動産分野の企業が全体の23.9%と一番大きな割合を占めている。

ベトナムで36兆VND投資の石炭火力発電所とは?〜電力・ガス業界動向〜

ベトナム電力グループ(EVN)は2019年9月21日、南中部沿岸地域に位置するビントゥアン省(Binh Tuan)トゥイフォン郡(huyen Tuy)ビンタン村(Vinh Tan)で第4ビンタン石炭火力発電所の落成式を開催した。

同発電所は2014年3月に工事を開始した。総出力は600MW×2基で合計1200MW、年間発電量は72億kWhに達する予定だ。投資総額は36兆VNDで、そのうち85%が韓国貿易保険公社(K-SURE)、国際協力銀行(JBIC) から拠出されている。

同案件は日系企業1社と韓国企業1社、ベトナム現地パートナー企業2社の4社コンソーシアムが設計・調達・建設を行なっている。

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ベトナムのEVN、消費者の投票で新しい電気料金明細採用〜電力・ガス業界動向〜

2019年7月22日の発表によると、ベトナム電力グループ(EVN)は、ベトナム全土で利用されている電気料金の請求書のデザインを9月から切り替える。

現在の電気料金請求書は電力用語が多く、一般の顧客には分かりにくいとの指摘を受けており、同社は請求書の改定を進めていた。新デザインの採用にあたっては、候補となるデザインを4種類用意して1か月にわたって利用者からの意見聴取を行った。

投票の結果、32%の支持率を得たデザインが電気料金請求書の新デザインとして選出された。同デザインでは分かりやすい表現が用いられるほか、QRコードも記載され電気料金の確認や支払いなどに利用できる。

ベトナムのEVNHANOI、電力供給分担を達成〜電力・ガス業界動向〜

EVNHANOIは、都市の社会経済発展に伴う電力需要に対して十分な供給を行うために、送電網の建設、修理、改修、に関する投資を強化した。

2019年8月末までに、同社の商用電力出力は13,120百万kWhを超え、2018年の同時期と比較して9.77%増加した(年間計画の67.11%に到達)。EVNによって割り当てられた第3四半期計画に対する供給電力量は100%に達している。

同期間における同社の電力損失率は4.83%となり、2018年の同時期と比較して0.37%減少している。カスタマーサービスについても昨年度の数値を上回る8.1ポイントの達成を目指しており、同社の運営状況は高い評価を受けている。

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2018年 ベトナムの電力・ガス(建設・インフラ・環境)業界

ベトナムのEVN、火力発電の燃料残渣を建設資材として再利用〜電力・ガス業界動向〜

2018年6月20日、火力発電所などで発生する燃料の焼却残渣 (スラグや灰) を用いた建設資材の製造に関する会議がEVN (Vietnam Electricity)によって開催された。

報告によると、EVNの石炭火力発電所は12箇所が稼働中で、石炭の年間消費量は3,400万トンに達する。焼却残渣発生量は年間810万トンで、現在EVNには1,500万トンのスラグが貯蓄されている。

発電所における焼却残渣は、これまでにもコンクリート、セメント、モルタル、レンガなどへの混合物として活用されてきた。再利用にあたっては安定した取引先を確保するため、各発電所がパートナーとなる事業者を見つけ契約を交わすのが通例である一方、取引先を見つけるのに苦労し、焼却残渣の再利用が進んでいない発電所もあるのが実情だ。

ベトナムのPetrolimex、マネジメント改善で好調を継続へ〜電力・ガス業界動向〜

2018年4月27日、Vietnam National Petroleum Group (Petrolimex)は株主総会を開催した。2017年は業績目標を達成し、これで3年連続での目標達成となった。また、ベトナム証券取引所で上位50位にランクイン、バイオ燃料の導入やガソリンスタンドの新規設置数ではトップになるといった成果をあげている。

今後の方針としては、コーポレートガバナンスを改善することで、安定、持続的な発展と包括的な事業の成長を目指していく。また、業務効率の改善及びコスト削減にも力を入れていく。

また、事業計画達成のためにITソリューションとオートメーションを利用した商品・サービスの厳密な管理、事業における安全性の確保、柔軟なロジスティクスマネジメントによるオペレーションの効率化などに経営資源を重点的に配分していく。

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ベトナムのPV Power、LNG火力発電所投資が秘める可能性〜電力・ガス業界動向〜

2018年8月8日に、Petro Vietnam Power Corporation (PV Power)は、ハノイで「輸入LNGを使用した発電プラントの投資モデル」と題したセミナーを開催した。同イベントはベトナム国内外のパートナー、金融機関にNhon Trach 3&4 LNGガス発電所プロジェクトを紹介し、ガス発電技術や投資管理に関する知見を共有することを目的としている。

同プロジェクトは輸入LNGを火力発電の燃料として使用するベトナム国内初のプロジェクトである。同プロジェクトは、南部、特にホーチミン市において近年増加傾向にある電力需要を満たすことを目的の1つとしている。

また、現在石炭が主な燃料であるベトナム国内の火力発電において、一次エネルギー源を多様化することで電力供給の潜在的リスクである輸入石炭燃料への依存度を低減する狙いもある。

ベトナムのPV Power、ホーチミン証券取引所へ上場〜電力・ガス業界動向〜

PV power社は、2018年6月28日、今年末までに非上場公開会社市場 (UPCoM) からホーチミン証券取引所に上場することを明らかにした。同社はハノイで第1回株主総会で発表した。現状では、同社の株式は UPCoM で1株あたり約13,500VNDで取引されている。

同社は2007年5月に設立以来、PetroVietnam グループにおけるエネルギー事業を担ってきた。現在ではEVNに次ぐ国内第2位の電力サプライヤーに成長している。

2018年上半期の6ヶ月間で同社の発電量は目標を5%上回る約117.8億kWhに達している。連結売上高は約17.4兆VND、純利益は1兆2,600億 VND近くになると見込まれており、それぞれ目標を9%、60%上回る好調ぶりである。

まとめ:ベトナムの電力・ガス業界

同国では、ガス需要の拡大に伴い、発電源の多様化・細分化を念頭に置いた政策が進行中である。このような政策に注目することで、同業界はトレンドに沿った事業を継続できるのではないでしょうか。

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