【ネットワーク回線の発展】タイの通信業界

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携帯電話の利用目的として一般的にインターネットの利用が挙げられます。タイ国内でも近年インターネット利用者数が増加し、今後ネットワーク回線が発展していくと予想されます。

今回は、そんなタイの通信業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

タイで通信業界大手のDtac、2021年までに5Gサービス開始?

2019年9月27日、タイの3大携帯キャリアの一つ、Total Access Communication Public Company Limited(dtac)は5G開発に対する立場表明を行い、今すぐに5Gへの事業注力を行うわけではないが、目標として2021年までにサービスの提供を行う点を発表した。

Dtacは携帯キャリアの立場として5G開発を慎重に行う点を強調した。特にタイでは、4G開発に関する電波枠の事業権料に関する支払い問題が各携帯キャリア間で解決されておらず、5G開発へと歩を進める準備ができていないとの見方を示した。

Dtacの見解としては、タイ国内の5G発展には公共部門と民間部門間の協力が不可欠で、政府が率先して共通の電気通信インフラを開発し、各携帯キャリアがインフラを共有する事業方法を期待すると述べた。

5G運用計画の覚書に署名、タイのAISとHuawei〜通信業界事情〜

2019年9月26日の発表によると、国内携帯キャリアの最大手、Advanced Info Service Public Company Limited(AIS)はHuawei Companyと、東南アジア地域5Gネットワ​​ークテクノロジー及びサービスの革新に協力するための覚書(MOU)に署名した。

この覚書に署名することにより、AISとHuawei間の協力の枠組みが強調され、eMBB (Enhanced Mobile Broadband), URLLC (Ultra Reliable Low-latency Communications) 、eMTC (Enhanced Machine Type Communications)の分野での共同事業が計画される。

今後のタイ国内商業用5Gネットワ​​ークの立ち上げはタイ4.0の方針に沿っている。AISがタイのデジタルサービスプロバイダーとして特に5Gイノベーション開発を先行し、リードする目標を持つ。

タイのCATによるEECd推進政策〜通信業界事情〜

タイ政府によって推進されているThailand4.0政策の要として、国営通信Computer-Aided Translation(CAT)により、東部3県の経済特区(SSEZ)「東部経済回廊(EEC)」内に設置するデジタル産業の拠点「デジタル・パーク・タイランド(EECd)」開発が進められている。

EECdは安定した回線を軸に海外企業や投資家に対する規制緩和、免税恩典、非免税恩典などを提供し、デジタル関連ビジネスの技術革新を行う産業計画となっており、CATが中心的役割を担っている。

IoT(Internet of Things)、AI、ロボットと自動化、データセンターといった産業の活性化を目指しPPP(官民連携)の入札を経て2022年完成を目指すが、6月には応札者がおらず入札条件の見直しをすると発表された。

タイで通信業界大手のTrue、5G事業についてChina Mobileと提携

2019年9月16日、タイの通信業界大手のTrue Groupは、パートナーシップ企業でもあるChina Mobileと5G事業に関して引き続き協力関係を継続すると発表した。

現在モバイルキャリアとして最大手のTrue Groupは、5G事業の開発とネットワークの準備に関して既に中国国内でノウハウを持つChina Mobileからサポートを積極的に受けている。同社は消費者が利用できるサービスをインフラが整い次第提供する準備を行う。

True GroupはChina Mobileとの戦略的提携を通じて5G事業を強化できる。また、China MobileはTrue Groupによって製作されたデジタルコンテンツビジネスを利用した市場拡大を期待している。

2018

タイのアユタヤ銀行による携帯電話業界分析〜通信業界事情〜

タイのモバイル事業者は激しい競争状態にあり、マーケティング戦略と投資方針が各事業者の明暗を分けている。2017年度のNon-voice/Data分野での市場全体の拡大は著しいものの、各事業者の収益に繋がってはいない。

現在のタイ国内携帯電話サービスの主要プレイヤーは電話公社のTOT、通信公社のCAT、株式会社のAIS、DTAC、TRUEの5社となっており、市場シェアはAISが44.7%、TRUEが26.7%、DTACが26.6%と上位3社が圧倒的なシェアを握っている。

タイモバイル事業の収入の構造は10年前の2007年が収益の80%近くが通話料だったのに対し、2017年はNon-voiceサービスとしてのインターネット通信サービス事業がおよそ60%を占め、収益構造が大きく変化している。

TOTとdtac、タイ初の4Gネットワークを構築〜通信業界事情〜

DTAC の子会社である Tele Asset は、dtac triton とともに TOT との間で電気通信機器のリース契約を締結し、国内モバイルネットワーク2300MHzのサービスを立ち上げた。

より高速・大容量の帯域を使用可能になることは、タイが世界最先端レベルのデジタルインフラ構築に向けて進んでいることを示し、また政府の主要政策である Thailand 4.0 の後押しにもなる。

DTACと2025年までの契約を結んだ TOT は、ブロードバンド無線アクセス (BWA)、固定無線ブロードバンドおよびモバイルブロードバンド事業で年間45億バーツの利益を見込んでいる。

thai-telecommunication(タイ 通信)

タイで通信業界大手のCAT、O2O(Online to Offline)アプリをローンチ

タイ通信公社CATは、オンラインストアと実際の店舗を繋ぐO2O(Online to Offline) 施策として「CAT MARKET 4.0」にリンクする新しいアプリケーション「iget Mart」をローンチした。特に、中小企業への販売機会増加を期待している。

「Iget Mart」はO2O事業のための重要なツールで、オンラインストアと実店舗を統合することにより、注文、在庫管理、支払、各店舗の会計処理を支援する店舗管理システム「iget POS」も提供する。

CATによるigetのサービスによって、OTOP (一村一品運動) のようなタイの地方で販売されている商品・サービスをオンライン市場にアクセスさせることも容易になる。

タイで通信業界大手のPenguin Mobile、TOTの回線利用の契約締結

タイのMVNO事業者である Penguin Mobile は、2100Mhzの高品質ネットワーク提供のため、タイ電話公社TOTの回線利用の契約を結んだ。

同社はサービス開始当初、タイ通信公社CATの提供する 850MHzの3G回線によってサービスを提供していた。TOT の Rangsan氏は今回の提携に関して「Peuguin Mobile の顧客は最良のクオリティの回線を利用することができ、タイ政府の20ヶ年戦略をサポートする観点からも他のビジネスパートナーによる回線利用は喜ばしいものだと考えている」と述べた。

まとめ:タイの通信業界

通信業界内の企業同士で連携をとり、ネットワーク回線が発展しているタイ国内。電話公社と連携を組むことで顧客はより質の高いサービスを享受でき、その仕組みが定着化することでタイ国内で通信業界が成長していくきっかけになるといいですね。

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