【通信最大手の業務拡大】フィリピンの通信業界

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フィリピンの通信最大手Globeは今までの業務に加えその他サービスにも連携の体制をとり、国内で勢力を強めています。またサイバーセキュリティー改善の動きにも力を入れています。

今回は、そんなフィリピンの通信業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

国内初!無制限ファイバープラン開始、 Sky Cable

2019年9月9日、大手衛星放送事業会社で、ブロードバンド事業も手掛けるSky Cableは、新しいスーパースピードプラン「SKY Fiber」を開始し、利用者が自宅で使用できる容量無制限のファイバーインターネットサービスを提供すると発表。

5Mbpsプランは毎月999ペソからで、インターネット容量は無制限のため、従来のプランと比較すると大幅に節約可能。 25Mbpsプランが家族全員に最適で、月額1,499ペソ。 競合他社よりも月額P900/月ほど低価格である。

SKY Fiber All-In Boxは、 Sky Cable が提供するコンテンツのiWantとTV Plusを同じデバイスで楽しむことを実現させる。 現在特別導入料金1,499ペソで、マニラ首都圏、カビテ、ラグナ、バタンガス、ブラカン、バギオ、バコロド、イロイロ、セブ、ダバオで利用可能。

PLDT、中小企業向けサービスでGoogleと提携

2019年9月5日、国内最大の電気通信事業者であるPLDTのエンタープライズ部門は、中小企業(MSME)向けのオンラインビジネスリスティングを提供するため、Googleフィリピンとパートナーシップを結んだと発表した。

同社は、Googleを介して追加された機能により、MSMEをオンラインで簡単に検索できるようになり、新しい顧客を獲得できると述べた。またMSMEは国の上場企業の大半を占めるため、雇用などに必要な機会を提供することも重要だと付け加えた。

同社はMSME専用に設計された新しいビジネスプランを提供する。このプランには、ファイバーインターネット接続、ビジネス固定電話、および顧客ホットラインが含まれる。この特別プランに加入するMSMEは、PLDTが提供する確認コードを介してGoogleマイビジネスに簡単に登録可能。

Globe、「GoWiFi」を大学キャンパスに拡張

2019年9月22日の発表によると、アラヤ財閥の中核企業であり、携帯通信に強みを持つGlobe Telecom Inc.は、フィリピンノーマルユニバーシティ(PNU)およびフィリピン女子大学(PWU)と、「GoWiFi」を介したインターネットサービス拡大に向けたパートナーシップ契約を結んだ。

「GoWiFi」は国内最大のWiFiサービスである。この契約により1年以内にキャンパス内で利用可能になる。 これらの教育機関内でGoWiFiを利用できるようにすることで、生徒も教師もいつでも無料の高品質のデータ接続を保証される。

同社は、学生が国内で最も多いインターネットヘビーユーザーであり、主に研究目的、ネットサーフィン、SNS使用、番組や映画のストリーミングなどに使用していると述べた。今後も若い世代のパブリックWiFi接続とデータアクセスの高まる需要に対応する予定である。

TM、メディア戦略でEasySURFの認知度向上

2019年6月21日の発表によると、低中所得層を対象に低価格帯のサービスを提供しているTMは、 デジタルソリューション企業AdSparkが手掛けたキャンペーンで、同社の提供するWi-Fiサービス、「 EasySURF 」の認知度を上げたとして評価された。

アジア太平洋大学コミュニケーション学部(UA&P)が業界パートナーと共同で毎年開催しているAsia Pacific Tambuli Awards において、TMとAdSparkの#SeeYouTomorrowキャンペーンが、メディア&デジタル部門の統合メディア、統合デジタル、ソーシャルメディアで3つのブロンズアワードを獲得した。

SeeYouTomorrowキャンペーンでは多角的なメディア戦略を考案し、 EasySURFと付随するサービスの利用を促進した。その結果AdSparkはEasySURFの認知度を高め、TMは大衆に手頃な価格で入手しやすいモバイルデータプロモーションを提供することができた。

2018

比政府、デジタル通信技術開発の重要性を強調

2018年7月20日、情報通信技術省の秘書官エリセオ・リオ氏は「今後のデジタル通信技術開発において、既存の電話通信会社だけでなく、新たなメジャープレイヤーの参入が必要になる」と述べた。通信インフラ整備は国策として重要な関心事の一つであり、今後さらなる協議が予想される。

また9月5日、フィリピン政府が管轄している情報通信省と電気通信委員会は共同で、無線周波数の最適な利用を促進するためのロードマップ策定を開始したと発表。地上デジタルテレビ放送への移行も含まれ、通信と放送の世界的なトレンドへのキャッチアップが目指される。

サイバーセキュリティーの改善を図るGlobe

Globeはフィリピン国内の最大手通信テレコム企業で、顧客数は約6,000万人。主要株主にAyala corporation が挙げられる。

2018年6月19日、Globeはパサイ市のシャングリラホテルで「Globe with Globe Business Solutions」と題したイベントを主催した。これはサイバーセキュリティー向上をテーマとしたもので、Amazon Web Service、Google など業界関係者が参加した。

また8月9日、同社はNCSI Phillipine とのパートナーシップの下、英国のセキュリティーソフト/ハードウェア企業の Sohpos との業務提携を発表。Globe 顧客のサイバーセキュリティ向上をサポートしていく。

philippines-telecommunications(フィリピン 通信)

通信最大手Globe、ピザチェーンと提携

2018年3月22日、Globe はフィリピン最大のピザ店チェーンを展開する Shakeys との業務提携を発表。Globe社の顧客は固定もしくは携帯電話から通話料無料で注文が出来るうえ、顧客がGcashと呼ばれる電子決済機器で支払が行なわれるよう、各店舗への配備を行なった。

また9月5日、Globe の子会社である Innove Communications は、独自の接続用プラットフォームプロジェクトを完了させるため、情報通信技術省と密に協力。フィリピンの一部地方自治体で計704回線の提供を約束、現在はうち492回線が完了した。残りも随時進めるとしている。

GLOBEを追随するPLDT、前年契約数が大幅増

PLDTは、主に家庭用インターネット回線を扱うフィリピンを代表する通信事業者のひとつ。

2018年4月6日、同社が手掛けるファイバーケーブル事業の加入者数は2017年の末までに約400万に達し、前年と比べると約120万件の増加を見せた。2018年にはファイバー回線・ハイブリッドファイバー回線ともに容量を倍増させる計画だ。

また8月22日、同社は子供向けのモバイルコンテンツサービス「Discovery Kids」に関し、子会社の Smart communicaiton と共同でフィリピンにおける配信を行なうことを発表。シンガポールでのサービス提供も発表された。

まとめ

1つの通信会社がシェアを占めているからこそ、サイバーセキュリティ対策について注視しなければなりません。家庭用インターネット回線会社の’台頭もあり、今後フィリピン国内において通信回線が変わるきっかけになるかもしれませんね。

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