【世界の富裕層を魅了する】シンガポールのプライベートバンキング業界

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犯罪率が低く金融インフラが整備されており、各国の富裕層の移住先候補としても名高いシンガポールは、裕層の割合がアジアで最も高く、世界でも最高水準を維持しています。

今回は、そんなシンガポールのプライベートバンキング業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020

UOBが中小企業支援のため、融資を拡大/strong>

2020年5月5日、 UOBは、政府が貸付のリスクシェアを90%に引き上 げたため、一時的ブリッジングローンプログラム(TBLP)に基づく融 資、40億SGDを承認したと発表した。

ローンは、建設、消費者向けのレストラン、小売、ホスピタリティな ど、COVID-19の大流行により大きな打撃を受けたセクターの中規模企 業のクライアントに融資される。多くの企業は、活動を停止する必要が あり、「サーキットブレーカー」の期間中は多くの人が家にいるため、 全体的な消費量の低下の影響を受けている。

顧客が必要としている資金を低金利で利用できるようにするために、UOBは、シンガポール金融庁(MAS)SGDファシリティエンタープラ イズシンガポール(ESG)ローン(the Facility)と協力している。同社 は、the Facilityにアクセスする最初の銀行であり、資金調達コストの削 減額を全額顧客に還元している。

出典: https://www.uobgroup.com/web-resources/uobgroup/pdf/newsroom/2020/UOB-Temporary-Bridging-Loan-Programme.pdf

シンガポール初!中小企業向けグリーンローン

HSBCシンガポールは、HSBC SMEグリーンローンを立ち上げ、中小企 業に既存の「グリーン」認証を利用して、持続可能なプロジェクトを開 発するための資金提供を開始した。

シンガポール市場初のグリーンローンは、シンガポールの業界当局から の既存の認証を利用して、特定のグリーンプロジェクトまたは資産の有 効性を認証している。そうすることにより、グリーンファイナンスの申 請に関連する時間、複雑さ、コストを削減し、シンガポールの中小企業 に持続可能な選択を提供することができる。

この認証は、国際的に認められたグリーンローン原則6(GLP)の重要 な要素である、ローン収益の有効な使用を決定するのに役立つ。これに は、より環境に配慮した機器の購入、持続可能な製品またはリサイクル 製品の生産・開発、環境に優しい建物の建設・改修、エネルギー効率の 高い資産の購入が含まれる。

出典:https://www.about.hsbc.com.sg/news-and-media/hsbc-launches-singapores-first-green-loan-for-smes

UBSのアジアオフィス、最高の投資収益率を達成

2019年10月3日、UBSは、アジア太平洋地域と新興マーケットのファ ミリーオフィスの両方が、6.2%という最高の平均収益を達成したと発 表した。

アジア太平洋地域では、香港とシンガポールのオフィスの業績はそれぞ れ3.5%と5.2%であった。プライベートマーケットは、ファミリーオ フィスのすべての資産クラスの中で最も優れているという。アジア太平 洋地域のパフォーマンスは19%で、世界平均の16%を上回っている。

不動産のパフォーマンスも良好で、世界平均の収益率は9.4%に対し、 アジア太平洋地域は8.9%であった。ファミリーオフィスは、この資産 クラスへの割り当てを世界的に2.1%増加させている。

出典:https://www.ubs.com/global/en/media/display-page-ndp/en-20191003-investment-returns.html

BOS、ウェルスプランニングのチーフを任命

Bank of Singaporeは、20年以上の経験を持つ業界のベテランである Joanna Ho氏を、中華圏と北アジアのウェルスプランニングのチーフに 任命した。主に、銀行の資産計画、ファミリーオフィス、信託、継承お よび保険サービスの拡大を推進し、中華圏および北アジアのクライアン トに全体的なソリューションと助言を提供する役目がある。

香港を拠点とするJoanna Ho氏は、香港の製品マネジメントグループ ヘッドであるエンジェルウーに直属し、機能的には、融資商品、信用構 造化および資産計画のグローバルヘッドであるTariq Saleim氏に報告す る。 Tariq氏はシンガポールを拠点としている。

富と後継者育成計画は、特にアジアの富裕層の間でますます重要な関心 事になっている。クライアントの富の成長、管理、保護を支援するだけ でなく、次世代のためにレガシーを意識的に構築することにも力を注い でいく必要があるとしている。

出典:https://www.bankofsingapore.com/media-releases/2020/bank-of-singapore-appoints-head-of-wealth-planning-for-greater-china- and-north-asia.html

2019

BOS、インドのEdelweissGroupと提携

シンガポール大手銀行Bank of Singapore(BOS)は、インドの多角的金融サービス会社EdelweissGroupと提携し、両社の顧客がそれぞれの製品プラットフォームを活用できる業務提携を締結した。

BOSは共同声明において、EdelweissGroupの顧客に幅広いグローバル投資サービスを提供すると発表。一方、EdelweissGroupはBOSの顧客に投資商品紹介などのサービスを提供することを確認している。

BOSは80人以上のバンカーを配置し、シンガポール、ドバイ、香港からの非居住インド人(NRI)顧客にサービスを提供している。今回の提携によって、より幅広い投資選択肢を提供し、インドへの投資機会を増やすことができる。

DBS、国内初のサスティナビリティローンを発表

シンガポールの銀行大手DBSは、2019年5月29日、国内大手卵生産会社と、10年間にわたる2,700万シンガポールドル(SGD)の持続可能性関連(サスティナビリティ)の融資契約を締結したことを発表した。これは、シンガポールにおける持続可能な開発のための大きな一歩として位置づけられる画期的な取り組みだ。今回のサスティナビリティローン策定は、中小企業向けとしては国内初の契約締結の事例となった。

当該サスティナビリティローンは、環境、社会、ガバナンス(environmental, social and governance、ESG)の業績評価基準に基づいて評価される。この企業はより広いケージフリーの農場を建設するためにローンを受け、環境に配慮した最適な開発が行われるため、今回のサスティナビリティローンの該当となった。

DBSのサステナビリティ関連融資について、融資を受ける企業は外部の第三者によって評価され、ガバナンス、環境および社会的基準(ESG)の観点からサステナビリティレビュー報告書に基づいて評価される。その結果、一定のESG目標を満たすか上回ると、金利は引き下げられる。

EFG、バイバックプログラムの開始について言及

スイスに本拠地を置くプライベートバンキング大手のEFG International AG(EFG)は、最大800万株の自己株式を取得する予定であると発表した。自社株買いプログラムは、2019年6月から遅くとも2020年6月まで継続される。

自社株買いプログラムは、現在の株式資本および議決権の最大2.70%に相当し最大800万株の予定である。買戻した株式は、2019年3月に発表された長期インセンティブ制度を含む従業員インセンティブ制度に関連する目的で使用される。

EFGは、従業員のインセンティブ制度に関連して条件付資本から株式を発行することにより、株主にとっての株式の希薄化を軽減するために活用される。

IMAS-Bloomberg、アジア投資を予想

20回目となるIMAS-Bloomberg Investment Conferenceが開催され、「Reimagining Tomorrow」と題して様々な議論が交わされた。世界的な投資運用業界は大きく変化しており、新しいテクノロジーと投資家の嗜好の変化により、ファンドの管理方法の変化が求められていることから、投資運用の未来を新たに想像する必要がある。

世界経済の拡大は、2017年と2018年初頭の力強い成長を受けたものの、米国と中国の貿易緊張の高まりや景況感の低下などの要因が融合し緩やかになっている。国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済成長予測を3.3%に引き下げた。これは世界的な金融危機以来の最低水準となる。

一方、アジア経済は依然として明るい。その要因として若い人材が豊富であり、都市化が拡大しているものの、投資の浸透レベルが低いままであることが挙げられる。実際、アジア太平洋地域の運用資産は、世界のどの地域よりも速く成長すると予想されており、2017年から2025年には約30兆米ドルに倍増すると予測されている。

2018

資産運用残高、3兆シンガポールドルへ

2018年7月4日にシンガポール金融庁が発表したデータによると、シンガポールのファンドマネジメント業界の預かり運用資産(AUM)は、2017年度に3兆シンガポールドルへ達したことが報告された。

今回発表された2017年度におけるAUMについては、シンガポールは資産運用において引き続き良好であり、AUMは平均12.7%増加し、3兆シンガポールドルへと成長した。バリューアップの増加とアジア市場への継続的な流入により、従来型資産とオルタナティブ投資資産の両方で成長率は堅調に推移している。

オルタナティブ投資におけるAUMは平均16.9%増加しており、ベンチャーキャピタルとプライベート・エクイティ部門が先導している。これらの投資の約85%はシンガポールとその周辺地域に向けられており、消費者や小売、医療、ITなどの高成長分野をターゲットにしている。

シンガポール銀行、欧州へ展開

シンガポール銀行(BOS)は、ルクセンブルクにおけるウェルス・マネジメント会社を運営する投資会社設立のライセンスを付与されたことを発表した。シンガポールのプライベート・バンクで史上初となる。

BOSは、子会社となるBOSウェルス・マネジメント・ヨーロッパ株式会社(SA)を通じ、欧州経済圏及び英国における超富裕層および富裕層向けに、包括的でカスタマイズされたプライベートバンキングソリューションと、投資顧問サービスを提供することができる。

シンガポールはヨーロッパから、アジアにおける最高の金融拠点として高い評価を受けている。同社CEOバーレン・シャーリ氏は「香港とドバイで成功したビジネスモデルを再現し、ヨーロッパ経済圏における経済活動の拡大をサポートしたい」とコメントしている。

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EFG、アジアで再編の動きを加速

チューリッヒに本社を置くEFG Internationalは、世界40カ国でプライベートバンキングと資産運用サービスを提供している。2018年7月30日のプレスリリースによると、同社は新たにシンガポール支店を設置し、同店舗内にグローバルマーケットアジア部門を新設した。

アジアにおけるキャピタルマーケット部門の強化はEFGにとって、潜在的な収益機会を見据えた重要な役割を果たす。今回はグローバルマーケット機能を活かして、EFGにとって重要な成長市場であるアジアの顧客と資本市場を結びつけ、サービス向上を目指している。

同社CEOは「アジアはEFGの成長にとって非常に重要な市場である。この主要地域における経営陣のさらなる強化のために、多くの措置を講じている」と述べている。また、「EFGがアジアにおけるプライベートバンキング事業をさらに発展させ、アジア市場向けのグローバルマーケットソリューションを向上させることを確信している。今後も地域のチームを強化し、競争の激しい市場での地位を高め、成長に向けた人材登用を行っていく。」と話した。

Julius Baer銀行、シンガポールでの事業拡大を想定

プライベート・バンキング専業大手Julius Baer銀行は、シンガポール地域での事業拡大を想定し長期的なビジネス継続のため、マリーナワンの企業オフィススペースを拡大している。

Julius Baer銀行は、この地域での成長可能性を確信しており、本社チューリッヒに次ぐ第2の市場であるアジアでのビジネスニーズの拡大とビジネス成長に対応する。新しい敷地内では、プライベートバンキング部門、ウェルスプラン部門、投資ソリューション部門、市場および取引部門が揃う。

シンガポール拠点長は、「アジア地域は堅調な成長が見込まれており、これらの市場における顧客との関係をこれまで以上に向上させたいと考えてる」とコメントしている。

まとめ

富裕層が多いこと、税制面での優遇が強いこと、海外から多くの投資資金を集めていることが、シンガポールのプライベートバンキング業界の競争力を高めています。富裕層を魅了する環境が整ったシンガポールでは、大きなビジネスチャンスに発展するのではないでしょうか?

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