【充実した予算、政策の要!】タイの学校業界

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タイ政府は国の教育システムの改善、向上を政策の要としており、2016年にはASEAN第4位の額に相当する予算を教育に充てています。

今回は、そんなタイの学校業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2019

医師需要に対応!タイのKMITL、医学部を設置〜学校業界事情〜

2019年9月13日の発表によると、King Mongut’s工科大学(KMITL)はタイの高齢化社会の進行に伴う医師不足に対応するため、新たに医学部を設立した。6年間の学士課程プログラムでは、全ての講義が英語で行われ、Sirindhorn病院が学生の外来実習先となる。

KMITLでは「タイの総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2040年に25%に達すると見込まれているのに対し、医師の数は国民2,000人あたり1人と非常に少ない基準になっており、医師や医療の専門家の需要はますます高まっていく見通し」と述べる。

KMITLは工科大学だが、特に医師として開発や研究分野に秀でた人材を育成することを大学の方針と定めている。今後先進的医療機器や装置の開発研究も視野に入れた研究を行う。

カリキュラムの見直しへ、タイのChulalongkorn大学〜学校業界事情〜

2019年9月10日、タイの最高学府とも言われるChulalongkorn大学は、社会の新たなトレンドへ対応できる学生を育成するために、コミュニケーションアート学部のカリキュラムの見直しを行うと発表した。

全255の科目が開講される予定だが、7つのコミュニケーションアート学士課程専攻のうち4つはデジタルプラットフォームにフォーカスする内容へ見直し、メディア産業に対するデジタル化に焦点を合わせたカリキュラムを多く設定する。

data journalism、social media for journalism、design for digital games、the role of rhetoric in new mediaといった新たな科目が設けられ、学生たちは別の学部が開講している科目も受講することができるようになる。

タイで学生ローン返済本格化へ、返済の新制度とは?〜学校業界事情〜

2019年8月20日の発表によると、タイの学生ローン基金(SLF)は学生時代に基金から奨学金などの大きな借り入れをした者の雇用主には給与天引きの実施が求められる旨を、会計検査院より通達を出したとのこと。

まずは公務員が対象となり、約17万人の政府関係機関で働く者が対象となる。さらに2020年には民間企業にも同様の給与天引きが実施される見通しで、給与天引き漏れを起こした場合は雇用主が説明責任を負うという仕組みになる。

タイの学生ローン基金(SLF)は1996年から2018年の間、540万人の学生に5,600億バーツの貸付をタイ国内で行ってきたが、定期的な返済を行っているのが130万人という現状を鑑みて、新制度を発効させた。

タイの大学学部の半数が定員割れ、対策は?〜学校業界事情〜

2019年6月23日、Council of University Presidents of Thailand(CUPT)は、現在タイ全国で採用されているタイ大学統一入学制度(Thai University Central Admission System:TCAS)は順調に機能しているが定員割れが起きていると発表した。

2019年、タイ国内の全大学には91,340のコースがあり、445,364の定員募集があったが、コースに関する偏りが非常に大きく、定員割れは半数のコースに及ぶとされた。

今後Council of University Presidents of Thailand(CUPT)は、なぜ受験生が特定の学部を選んだり、入学を辞退したりするのか、といった行動理由を明らかにし、大学の学部の設定を再考すると述べた。

2018

タイのシラパコーン大学、技術面で高い評価〜学校業界事情〜

学術誌などの文献データベース構築に取り組むThai-Journal Citation Index Center (TCI)は「タイの科学技術紀要」を公開した。中でも、美術や考古学分野でタイ最高峰を誇るシラパコーン大学薬学部は社会に技術面で影響を与える因子が0.179と全調査対象機関272団体のうち51位と高い数値を示している。

シラパコーン大学はタイ国内にキャンパスを置く国立総合大学の一つであり2018年現在、約7000人の学生が在籍する。芸術などの領域で国内外からの高い評価を得る同学では近年、薬学部をはじめ科学研究分野での成果も伸ばしている。

TCIはタイで最も歴史と権威ある学術系ジャーナルの一つで、多岐にわたる学術分野の団体別の評価を行っており、論文、研究結果の商業利用などの評価を行っている。

QSアジア大学ランキング2019発表!タイの大学最高位は?〜学校業界事情〜

世界最大規模の大学評価機関である英系クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は2018年10月24日、〈QS世界大学ランキング 2019〉を発表した。タイの大学最高位は同国で最も古い歴史を持つチュラーロンコーン大学の271位。

チュラーロンコーンは前年の245位から大きく順位を下げたが、アジア圏内では昨年の50位より順位を上げ、44位となった。タイ全体の傾向として、近年卒業生が就職難に陥るケースが増加していることから、雇用分野に関連する数値が全体の評価の低下につながっている。

QSのリサーチ責任者であるBen Sowter氏は「アジアはおそらく世界でもっとも高等教育機関の競争が激しい地域である」と述べ、政府-民間の協働援助をはじめ、研究開発と教育提供の機会をさらに拡大させる必要性があることを明らかにした。

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タイのワライラック大学、学術品質評価4.66を獲得〜学校業界事情〜

ワライラック大学はタイ高等教育委員会による学術品質評価において、4.66の好成績を記録したと発表した。特に芸術文化の維持管理部門(4.86)、管理組織 (4.83)部門で高得点を記録している。

同大学は数々の優秀な卒業生の輩出を誇りとしており、特に全英高等教育専門職能の基準枠組み (The UK Professional Standards Framework; UKPSF)の批准など、タイ社会の基盤を担う人材育成に力を注ぐ。

授業を英語で進行するなどの取り組みや入学志望者数の増加も高い評価を得る要因となっている。大学経営陣と評議会は同大学の国際競争力の向上と教育カリキュラムの発展に向け、学生の学位取得のための明確な指針を示しており、高度な技術と資質を備えた講師の採用を積極的に行っている。

タイのタンマサート大学、政府よりイノベーション賞を受賞〜学校業界事情〜

社会開発省による全国優秀青少年部門においてタンマサート大学が開発・イノベーション賞を受賞した。公衆衛生学科をはじめ、多くの学生が独自の研究開発を行える環境整備やそれに向けた支援に積極的に取り組んでいる点が評価されている。

同大学2年生Orawanさんが発明した「Safety Flip&Lock Wear」は、持続可能なエネルギー・環境開発のための学生プロジェクトとして、国立代表評議会 (NRC)よりタイ代表に選出された。さらに、台湾で開催されたコンテスト「台北国際発明ショー&テクノマート (INST)2017」に参加し銅メダルを獲得するなど国際的な評価も高い。

キャンパス設計にも工夫が見られる。学生の自主性や研究意欲に応えるためCO-LEARNING (学び合い)スペースが設置されるなど、学科の枠組みを超えた学術研究を促進するための仕組みづくりが進められている。

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