【貧困問題と向き合う】フィリピンの学校業界

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フィリピンでは、貧困を背景に、学校に通えなくなった学生が退学を強いられるケースが多く見受けられます。

今回は、そんなフィリピンの学校業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020年 フィリピンの学校業界

フィリピン大学、教育資料を一般公開〜学校業界動向〜

国内に10のキャンパスを所有するフィリピン大学は、国の国立大学としての使命に従い、教育、研究、公共サービス大学として国家開発をリードする任務を負っており、学内資料をすべてのセクターに一般公開することを発表した。

同大学は学者・専門家・学生・研究者からなる国内有数のコミュニティとして最先端の研究、革新、技術を豊富に備えている。COVID-19パンデミックという非常に困難な時期に提供できる専門知識によって、あらゆるレベルでの政策と意思決定に情報を提供する。

公開された資料には、COVID-19に関する症状、診断、症例数に直接関連するデータリソースや、パンデミックによってもたらされた変化に個人やコミュニティが対処するのに役立つリソースが含まれている。これらのほとんどすべてに、インターネット接続があれば誰でもアクセス可能。

出典: https://www.up.edu.ph/up-offers-educational-materials-to-the-public/

フィリピン高等教育委員会、オンライン学習を支援〜学校業界動向〜

フィリピン大統領府に付属する政府機関であり、公立および私立の高等教育機関のほか、国内のすべての中等教育機関の学位授与プログラムを管轄する高等教育委員会(略称CHED)は、強化されたコミュニティ検疫(ECQ)中に高等教育機関(HEI)の学生のオンライン学習システムの使用を奨励すると発表した。

同委員会は6つの勧告を通じて、すべてのHEIに代替学習または柔軟な学習システムを採用して、生徒が学習を続けて学期を完了することができるように制定した。ただしHEIの能力とリソース、および学生が利用できる接続性を考慮しなければいけないとも述べた。

オンライン学習を推進することにより、同委員会はHEIの実際のクラス開講時に柔軟な学習を行うことが容易であるとも強調した。事実、ECQ期間中に800以上のHEIがオンラインでの柔軟な学習に移行し、ロックダウン中の代替学習方法を採用している。

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1101631

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フィリピンでオンライン遠隔学習のための教員向けトレーニング〜学校業界動向〜

フィリピン最古のプロテスタント系大学であり、フィリピン大学ランキング12位、私立大学7位であるSilliman Universityは、Office of Silliman Online University Learning(SOUL)を通じて、オンライン遠隔学習(ODL)システム『mySOUL』の使用に関する教職員向けトレーニングを実施した。

mySOULは、同大学の公式の学習管理システムであり、2008年に設立されたODLプラットフォームである。これは、以前はBlackboardであったプラットフォームプロバイダーのOpen LMSによって2019年に再開されたものである。

トレーニングは、強化されたコミュニティ検疫(ECQ)が実施される前の昨年3月に開始された。今後も「壁のない教室のベストプラクティス:パンデミック教育ウェビナーシリーズ」などのイベントを通じて、教員をトレーニングしていく。

出典:http://su.edu.ph/su-concludes-faculty-staff-training-on-using-mysoul-for-odl/

フィリピンの環境に配慮した研究で最優秀賞受賞の大学は?〜学校業界動向〜

カトリック系で最も歴史のあるUniversity of Santo Tomasは、環境に優しいエネルギー貯蔵であるカーボンナノチューブの研究が、PAASE科学ポスターコンペティションで最優秀賞を受賞した。

この研究の目的は、「多層カーボンナノチューブ(MWCNT)とポリアニリンポリピロール複合層(PAPY)を備えたアバカコットンファブリック(ACF)を使用して、再生可能なスーパーキャパシタ電極を製造し、特性評価することであった。

アバカコットンはフィリピンの特産であるアバカから生成されるコットンであり、安価なうえに環境にやさしい材料として本研究に採用された。彼らの研究は、複合素材のエネルギー密度(1.82Wh/L)と電力密度(50.31W/L)の値が、理想的なスーパーコンデンサー電極素材になることを示した。

出典:http://www.ust.edu.ph/academics/greener-energy-storage-made-of-abaca-cotton-fabric-carbon-nanotubes-wins-top-prize-in-paase-scientific-posters-competition/

フィリピン大学もランクイン!2020年度のアジア大学ランキング〜学校業界動向〜

カトリック系の大学であり、フィリピン大学ランキング3位で私立大学2位に位置するDe La Salle Universityは、2020年度版『Times Higher Education (THE)』アジア大学ランキングにおいて、2年連続で301位~350位にランキング付けされた。

このTHEには唯一のフィリピン私立大学としてランキングされた。東南アジアからは43の高等教育機関が2020年版のランキングに掲載されている。

本ランキングにはアジアの研究集約型の大学のみがリストされている。大学は、教育(学習環境)、研究(量、収入、評判)、引用(研究の影響)、業界収入(知識の移転)、国際的な展望(スタッフ、学生、研究)を含むすべてのコア領域で評価される。

出典:https://www.dlsu.edu.ph/the-asia-university-rankings/

2019年 フィリピンの学校業界

フィリピン大学、世界の大学ランキング500位入り〜学校業界動向〜

2019年9月12日の発表によると、フィリピン大学は、 ロンドンに本拠を置く国際リーグのランキングで世界のトップ500の大学の1つに選ばれた。

毎年恒例のTimes Higher Education(THE)の世界ランキングでは、 92カ国の約1,400の大学が分析される。 THEは、教育、研究、引用、国際的な展望、および産業所得の分野における13のパフォーマンス指標に基づいて大学を評価した。

ランキングによると、フィリピンの主要な州立大学がランキングで401から500位に収まった。 私立の有名大学であるデラサール大学も1001位以上の括りに登場した。 中国の清華大学と北京大学、シンガポール国立大学がアジアのトップ大学だった。

フィリピンのNUSeP、バナナの病気の研究で活躍〜学校業界動向〜

フィリピン初の州立大学であるUniversity of Southeastern Philippines (USeP)は、 ダバオ地域農務省(DA-11)と協業して現在蔓延するバナナの病気「パナマ病」の対策のため、研究を行っている。

パナマ病は、バナナ植物に感染する土壌伝染性の病気。 30〜50年という長期間の潜伏期間を経て活発化する能力がある。病原体であるフザリウム菌は、植物の維管束系をブロックし、植物から必要なミネラル、栄養素、水分を奪い、枯れるまで黄色に変色させる。

USePはこの病気に対して様々な試験を行い、病気と戦うための代替ソリューションとして「バイオコン」剤の使用が有効であると明らかになった。

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フィリピンで国内1位の司法試験合格率!ALS〜学校業界動向〜

カトリック系のAteneo de Manila Universityは、 2018年の司法試験受験者の合格率に関してフィリピン国内のロースクール中で1位になり、法務教育委員会から表彰された。

アテネオロースクール(ALS)の生徒で、司法試験を初めて受験した人は、88.76%の合格率となった。これはフィリピン国内のすべてのロースクールの中でも最高水準となった。

一方、全受験者の合格率をみてみると、2018年の司法試験では86.76%の最高合格率を記録した。合計177人のALS卒業生が最近の司法試験に合格している。科目別では、政治法、民法および課税において最高の合格率を記録した。

生計向上プログラムでDSWDと提携、フィリピンのUSC〜学校業界動向〜

私立大学のUniversity of San Carlos(USC)は、 大学のCenter for Social Entrepreneurship (CSE)を通じて、2019年8月5日に社会福祉開発局(DSWD)と覚書(MOA)を締結した。

USCとDSWDのコラボレーションの目的は、社会経済を改善するという全体的な目標のもと、DSWDがサポートしている「持続可能な生計プログラム(SLP)」の参加者が、USCを通じて生計スキルトレーニングプログラムと技術支援を利用できるようにすることである。

学長は「人々の生活をさらに向上させるためには、産業界、学界、政府間のパートナーシップを強化することが不可欠である」と述べた。またDSWDの地域ディレクターは、リージョン7の多くのDSWDコミュニティを支援するUSCとのパートナーシップに感謝の意を述べた。

2018年 フィリピンの学校業界

フィリピン国立大学の分校:ロスバニョス校〜学校業界動向〜

フィリピン国立大学ロスバニョス校(University of the Philippines Los Baños; UPLB)はバイオエンジニアリングなど農業部門における広大な影響力を持つキャンパス。

2018年10月31日、同校は物理学者のライナベル・レイエス博士を招待し、アインシュタインが提唱した相対性理論について講義を行った。同講義イベントは同校が開発コミュニケーション学科の創立20周年を記念して主催したもので、ロスバニョス校で学ぶ多くの学生や研究者らが傾聴した。

2018年10月31日、同校はカルフォルニア大学で教鞭をとるカリート・B・レブリージャ博士と新しい抗がん剤の開発に向けてプロジェクトを開始したことを報告した。今後フィリピン・カルフォルニア研究機関より資金提供を受ける予定。

フィリピンで400年以上の歴史を誇るアジア最古の大学:聖トマス大学〜学校業界動向〜

聖トマス大学 (University of Santo Tomas; UST)は1611年に設立され、400年以上の歴史を誇る。現存する大学の中ではアジア最古の大学としてその名を馳せる。

2018年6月7日、同校の薬学部とフィリピン国立大学の薬学部がパートナーシップを締結し、2018年11月22日に開催される国際薬・栄養・香粧科学会議(IPNaCS)を主催することを発表した。2018年のテーマは「研究と規制を通じた薬・栄養・香粧品科学におけるイノベーションとコンプライアンス」。

2018年10月27日、同校で教鞭をとる薬学部教授アグネス・L・カスティーヨ氏はフィリピン・インターナショナル・コンベンションセンター (PICC)で開催された第27回アジア医薬品協会連盟 (APA)の最優秀賞を受賞したと報じた。

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フィリピンを代表するエリートを数多く輩出:アテネオ・デ・マニラ大学〜学校業界動向〜

アテネオ・デ・マニラ大学 (Ateneo de Manila University)は1859年に設立されたカトリック系総合大学で、フィリピン共和国で最も優秀な私立大学のひとつに数えられる。

2018年10月17日、同校から医学部6名の学生が第14回アジア小児科学カンファレンスに参加し、若手科学者賞を受賞した。

2018年10月25日、同校に設置されたアテネオ人権センターは、東南アジア人権研究ネットワーク (SEAHRN)が主催する定例会議に参加したことを発表した。毎年様々な地域で開催されており、今年はフィリピンが開催地として選出。200人以上の学者や学生、団体などが参加し人権と平和構築について熱い議論を交わした。

フィリピン私立大学の最高峰:デ・ラ・サール大学〜学校業界動向〜

デ・ラ・サール大学 (De La Salle University; DLSU)はマニラ市街地に位置する名門私立大学で、経済やテクノロジー、教育、コンピュータなどの学部を設置している。また、教員の質や研究の成果などに対する国際的な評価も高い。

2018年9月7日、同校で科学エンジニアリングを指導するマイケル・プロムティラ教授は今年度最も優れたASEAN科学外交官の一人に選出された。授賞式はダバオ市にあるリッツホテルで開催され、東南アジアエリアで活躍する研究者やエンジニアらが多数出席した。

2018年9月7日、Vis East Moot Foundation Ltd.が第4回青少年国際調停コンクール (YIMC)を香港で主催し、最優秀賞の1つに同校の法学部チームが選出された。

まとめ:フィリピンの学校業界

フィリピンでは、政府の教育への予算不足などが要因となり、世界経済フォーラムの発表した高等教育の質を計る指標では低い数値が示されています。このような課題に注目することでも新たなビジネスチャンスにつながるのではないでしょうか。

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