【世界的に高い教育水準】シンガポールの学校業界

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建国当初より、次世代の優秀な人材育成のために教育分野に重点的な投資をしているシンガポール。

今回は、そんなシンガポールの学校業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2019

NUSのプログラムに住民が出資

NUSの芸術社会科学部(Faculty of Arts and Social Sciences、FASS)の学生のための新しいSocial Incubator programを開始するために、Normanton Parkの元住民合計81人が集まり約154,000シンガポールドル(SGD)を出資した。出資金は政府のマッチング助成金の対象となり、合計資金は約232,000SGDとなる予定である。

来年開始される新しいNUS FASS Social Incubator Programは、FASSの学生が社会起業家精神を発掘し、社会的進歩や社会起業家精神を開発する機会を提供することを目的としている。

このプログラムのすべてのプロジェクトは、Social Incubator Programme Fund(SIP基金)によってサポートされる。これらはbantu、Carbon InQやBLESSなどを目指している。

UBSも出資したNTUの研究プロジェクトとは?

2019年8月21日の発表によると、Nanyang Technological University(NTU)のチームは、アセットマネジメント業界が人工知能(AI)と機械学習を使用してマネーロンダリングを防止できるよう、新しい機能を開発するための研究プロジェクトを立ち上げた。

このプロジェクトは、Monetary Authority of Singapore(MAS)のAI技術およびFinancial Sector Development Fundのもとでデータ分析助成金の支援を受けて、マネーロンダリングに関わる取引の関連変数に関する技術開発を目指している。

資産運用会社等の金融機関は、マネーロンダリングの可能性のある、異常な資金の流れや取引を検出できるようになる。この研究は、シード資金を提供したUBSによっても支援されている。

SMU、フィンテックの未来について議論

2019年10月2日の発表によると、Singapore Management University(SMU)および金融大手Citiグループは、Citi-SMU金融リテラシーシンポジウムを開催した。約300人の参加者がシンポジウムに参加し、そのうち約240人の学生はInstitute of Technical Education、PolytechnicsおよびSMUからで、残りは政府機関およびパートナー組織からの参加であった。

フィンテックのイノベーションやトレンド、持続可能な金融と開発などに関するトピックについてパネルディスカッションが行われた。また、モバイルウォレットとデジタルペイメント、人工知能とロボットアドバイザリー等に関するセッションも行われた。

一方、CitiグループとSMUは、今年初めにCiti University Partnerships in Innovation & Discovery(CUPID)というフィンテックに関するプログラムをSMUの学生に提供するためのパートナーシップを発表している。

SIM、卒業生の雇用拡大を目指した取り組み

2019年5月21日の発表によると、私立教育機関であり生涯学習の機会を提供するSingapore Institute of Management(SIM)は、昨年のジャカルタ地域事務所の開設に続き、今回はマレーシアのクアラルンプールに駐在員事務所(RO)を開設することでその地域での認知度を高める計画である。

SIMは、「マレーシアでは、教育に対する需要が急速に高まっている。SIMオフィスはシンガポールでの高等教育に関する情報やアドバイスを、学生やその両親に提供できるようになる」とコメントしている。

SIM卒業生の雇用機会を拡大するため、ROは国内の企業と提携してインターンシップや研修プログラムを提供する。これらの提携先としてGrab Malaysia、CPA Group、Royal Selangor、Klareco Communications、CIMB、KPMG、MayBank、Petronas ICTなどが挙げられている。

2018

NUS、次世代半導体の研究所を設立

シンガポール国立大学 (NUS)と世界有数の半導体・ディスプレイ機器企業であり、材料工学ソリューションのリーダーでもある米系アプライド・マテリアルズは国立研究財団(NRF)の支援を受けてApplied Materials-NUS Advanced Materials Corporate Labを共同で設立した。

同社初となった大学を拠点とする今回の共同研究への総投資額は2018年10月現在、7千万SGD(約58億円)に上っている。今後は次世代半導体製造を念頭に置いたこれまでにない素材の開発と迅速な商業化を目指して研究開発(R&D)に注力する。

NUSは「電子製品の改良と革新をもたらす半導体産業では、上質な素材とそれらを供給するシステムづくりが常に要請されている」との見解のもと、先進的な材料研究に対し長期的に投資を継続してきた。アプライド・マテリアルズ側は共同研究の一部として、150万SGD(約1.23億円)を同学の博士課程 (PhD)で学ぶ学生に対する奨学金として提供する予定。

アリババグループとNTUのプログラム

中国IT大手アリババ・グループは、南洋理工大学 (NTU) とシンガポール経済開発庁 (EDB)の支援を受け、産業大学院プログラム(IPP)のもとでAlibaba Talent Programを開始した。

同プログラムはシンガポールの将来の研究開発 (R&D)能力を育成することを最大の目的に据えており、コンピュータサイエンス分野におけるイノベーションを特に重視している。アリババが携わるプロジェクトでの実務経験を積み、大学院生にR&Dの能力を身につけさせることがねらい。

プログラム参加者は博士課程の学生として、国外初となるアリババの最初の施設Alibaba-NTU共同研究機関 (Joint Research Institute; JRI)や、杭州や北京に位置する支社での研究を開始する予定。NTUは「シンガポールが掲げる〈スマート・ネーション構想〉と第四次産業への変革を促進するため、今後もAIやデータサイエンスの分野における次世代育成に取り組んでいく」とコメントしている。

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SIT、SPグループとの共同研究に署名

シンガポール工科大学(SIT)は国際ユーティリティワーキンググループ (IUWG)会議において、シンガポール大手エネルギー会社SPグループとの研究協力協定 (RCA)を締結した。同会議では毎年、急速に変化する業界における収益機会やイノベーションへの目標などを共有されている。

SITは、研究プロジェクトにおいて需要の拡大するグリーンエネルギー資源の開発に焦点を当てる。また、学生が臨場感のある実験に臨めるようにすることで、若い世代の育成にも繋げられると期待感を示した。

SITは、「SPグループと協働で、ゼロ・エミッションを実現する新キャンパスをプンゴル地区に建設している。同地域に張り巡らされたマイクログリッド(小規模発電網)は、エネルギー活用や研究のため、学生や関係者に対する教育施設として役立つ。SPグループの専門知識を共有しパートナー関係を強化することで学生に有意義な学びの時間を提供したい」とコメントしている。

フィンテック産業の発展を目指して

シンガポール経営大学 (SIM)が運営するグローバル・エデュケーション校 (SIM GE)とシンガポール・フィンテック協会 (SFA)は、金融とITが融合したフィンテック技術の開発を促進し、急速に成長する同業界をサポートする能力を育成するための覚書 (MoU)を締結した。

これは、SFAが私立教育機関と協力して、初等教育の学生への接触と関与を進める初の協働事業で、同協会は今後様々なプログラムを考案することで、フィンテックをさらに広大なエリアに普及させ人材育成にも取り組む方針。また、SFAの主催するワークショップや会議へSIM GEの学生を呼び込み、海外インターンシップやジョブの機会を提供することで、優秀な人材発掘につなげる。

情報通信メディア開発庁 (IMDA)の調査によると、2017年から2019年にかけてネットワーク関連や情報インフラストラクチャに関連する事業数が3,400件増加する見込みで、データ分析やITセキュリティ分野で2,700人が新た職を得ることが予想されており、ニーズに対応した人材確保への要請を受けている。

まとめ

教育インフラへの予算投入や子どもの教育機会の保証など、政府が国民の高い教育水準の維持のため精力的に政策を実施しているシンガポールでは、今後も学校業界は多くのビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか?

◆本記事の出典はこちら

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