【利用者増加中!】マレーシアの学習塾・予備校業界

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政府が学校教育に充てる国家予算は周辺諸国中ベトナムに次いで2番目に多く、近年、学習塾・予備校に子供を通わせる保護者が増加しています。

今回は、そんなマレーシアの学習塾・予備校業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

220校超を目指す、公文マレーシアの2020年拡大戦略〜学習塾・予備校業界事情〜

2019年2月25日、マレーシア国内で数学と英語学習プログラムを提供する公文マレーシアは、拡大戦略として新規に20の学習塾を開校し、2020年までに国内220校超の体制とすることを発表した。

2018年末には、セランゴール州でセティア・エコヒルとスバン・ベスタリ、ベナン州のバンダー・タシック・ムティアラ、ジョホール州のタマン・ペランギで新規に開校し、2019年第1四半期にはサラワク州ビンツルとクアラルンプールのブキット・ジャリルに開校する。

公文はフランチャイズビジネスモデルで運営されており、マレーシア全土の学生に手を差し伸べ、ホリスティックな学習を促進する理念を持っている。これまでに、3万3,000人以上の学生が公文を利用してきた。

場所を選ばない新サービス、マレーシアのマキシスが提供〜学習塾・予備校業界事情〜

大手通信事業者のマキシスが提供する『eKelas』は、放課後のデジタル学習イニシアチブとして都市部と地方部の生徒の学業向上を目標に開始された。学校の授業内容に合致したライブチュートリアル、グループ学習、インタラクティブなデジタルコンテンツを利用できる。

eKelasのほとんどの教師は若く、様々な業界のバックグラウンドを持っている。各々の教師が科学や数学、英語を最も創造的で興味深い方法で教えられるよう工夫を凝らしている。

また、同サービスはロケーションの障壁を超え、教師と高品質のコンテンツをあらゆる生徒に直接提供でき、政府が地方のデジタル格差縮小のために整備したプーサット・インターネットでも接続できる。

マレーシアで学習塾・予備校業界牽引のアイレベル、無料トライアルとは?

韓国をベースとするアイレベルは、世界18ヵ国200万人以上の学生に補助教育プログラムを提供している。3~15歳の子供を対象として数学と英語教育を行っている。

同学習塾は、マレーシア国内で2019年3月23日から4月30日の期間中、数学と英語のトライアルプログラムを無料で提供すると発表した。また、このプロモーション期間中に登録すると、50リンギット相当の登録料が無料となり、通塾バッグがもらえる。

塾では、無料診断テストによって子供の学習能力を評価し、適切なレベルから授業を開始する。個人のレベルに応じた必要な基礎スキルを取得することで、学校生活でより良い成績を収めることが可能となる。

貧困世帯に授業ミッションを提供、マレーシアで学習塾・予備校業界大手のYSS

ヤヤサン・スカレラワン・シスワ(YSS)は、2012年に設立された教育省管轄の団体であり、学生ボランティアにて運営されている。『国境を越えて人々の心とマインド、魂を勝ち取る』をキャッチコピーとして掲げている。

2019年6月17日の発表によると、YSSは、SMKレンバ・スバンの学生130人が、所得下位40%(B40)向けPT3及びSPM授業ミッションの恩恵を受けると発表した。これは、教育大臣の意向で実現したものであり、 住宅・地方政府省も支援を行っている。

2019年は、学生の要望に応じて英語とマレー語、歴史、科学、数学の科目に焦点が当てられる。授業ミッションは2019年6月17日から9月までの毎週月曜日、水曜日、金曜日の午後3時から午後5時まで開催される。

2018

学習塾・予備校業界大手のKUMONマレーシア、2017年に5つの塾を開設

公文式を提唱する日系大手学習塾KUMONマレーシアは、1997年にクアラルンプールに設立され、現在12の州で事業を展開している。参入当初は日本人子弟をメインターゲットとして学校外教育サービスを提供していたが、以来マレーシア各地にネットワークを広げ、2018年現在は算数、英語、鉛筆スキルの3つの学習プログラムをマレーシア人学生へ指導している。

KUMONマレーシアは、2017年にマレーシア国内に5つの塾を新たに開設したことを発表した。開設したのは、セランゴール州のアラム・インピアン地区とデナイ・アラーム地区、そしてジョホール州のタマン・ブキット・インダ地区とヨン・ペン地区、パンター・ダトー・オン地区となっている。

マレーシアの教育現場では近年、国際社会における競争力強化のためカリキュラムの標準化が積極的に採用されており、KUMONが提供するグローバル・スタンダードな学習教材も各地域で人気を集める要因のひとつだ。

マレーシアのMyCC、競争法侵害の塾・託児所へ是正提案〜学習塾・予備校業界事情〜

2018年2月8日の発表によると、マレーシア競争委員会(Malaysia Competition Commission; MyCC)は、SS19スバンジャヤ地区において7ヵ所の塾・託児所が2010年競争法セクション4を侵害していることを指摘した。また、同委員会が料金是正勧告を促したことで、料金の適正化に向けての同意書は2017年5月をもって締結され当事者によって通知が発行された。

委員会はガイドラインの関連規定を考慮した上で、7ヵ所の塾・託児所に対して違反期間中の罰金としておよそ3.3万MYR(約88.7万円)の罰金を課す提案をした。ただし、罰金は全売上高の10%を超えないものとする。暫定決定は当事者が価格吊り上げを直ちに停止することを要求し、提案決定から1ヵ月以内に委員会が提示するeラーニングコースに登録することを要求している。

マレーシア政府が学校教育に充てる国家予算はASEANの中でもベトナムに次いで2番目に多く、学習塾・予備校に子供を通わせる保護者が増加しているだけに、同業界に対しては慎重な姿勢が求められている。

全国共通試験にフォーカス、マレーシアのAiチューイションセンター〜学習塾・予備校業界事情〜

Aiチューイションセンターは、2014年にクアラルンプールで業務を開始した私立学習塾で、2018年7月現在講師22名で約400人の生徒を指導している。マレー語や英語、歴史、数学、生物学、化学、物理学など全国共通試験のSTP及びSTPMで必要とされる教科を教えている。

SPMからSTPMレベルへの移行は非常に難関であることが知られている。Aiチューイションセンターは独自のプログラムと充実したカリキュラムを通して、同塾で学ぶ学生が円滑にSTPMへ移行することができるようサポートを行っている。また、同塾が提供するカリキュラムはSTPM試験でより高いCGPA (成績ポイントの累加平均)を得られるよう設計されており、すべての生徒の進歩が当センターによって管理されることで漸進的な学習曲線を維持できる仕組みが整備されている。

STPMの通過者は海外留学等の教育機会がより多く得られることから、多様化する高等教育の現場では同試験の出題傾向に沿った指導法に対するニーズ拡大が加速化しつつある。

マレーシアで学習塾・予備校業界牽引のYelaoShr、1ヵ月の期間で学習センター立ち上げ

YelaoShrは、国内59ヶ所で事業を展開する学習センターで、生徒と先生1対1の授業形式を導入している。中国語とマレー語、英語の語学教育サービスを提供しており、基礎的な言語学習能力を身につけはじめる幼児期の子どもたちをメインターゲットとしてマレーシア各地で事業を展開する。

7月15日、同学習塾はクランバレーのブキット・ラジャに学習センターを開設した。特筆すべき点は、学習センター等の教育施設の設立にあたって通常6ヵ月から1年の準備期間を要するが、事業主であるペギー氏は前月である6月1日に教育指導法のトレーニングを受講し、1ヵ月という短期間で開設を達成していること。

ペギー氏は、YelaoShrは他の塾とは異なり、子供が単語や発音を素早く学べるユニークな方法を提供していると述べている。また、同学習塾が提供する研修期間中には個別の技能や特技に合わせて指導するテクニックを学べるなど、ひとりひとりの子どもたちの才能を引き出す授業法を強みとして挙げている。

まとめ:マレーシアの学習塾・予備校業界

国際的にも高い就学率を誇るマレーシアでは、学習塾の需要は今後も中長期的に向上していくと考えられています。このような環境の中で、学習塾・予備校業界は今後も多くのビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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