【高まる第二言語の有用性】タイの語学学校業界

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タイの語学学校業界は、市場成長の初期段階にあり、好調な観光業、国際貿易のネットワーク拡大、海外留学需要の増大などの要因により、徐々に浸透率を伸ばしています。

今回は、そんなタイの語学学校業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

タイの英語学習市場に参入、Native Camp

2019年5月25日の発表によると、オンライン英会話スクールNative Campがタイでの事業を開始した。Skypeではなく専用のアプリを通して英語を学ぶオンラインスクールに月額990バーツから参加することができる。

ネイティブキャンプの教材は世界を見据えてどの国の人も違和感なく使えるように制作されており、会員数は全世界で20万人にも及んでいる。特にタイからの会員参加者が急増したために、タイ語でのアプリの提供も始めた。

タイでは観光業や製造業で外資系企業に勤める会社員も多いために、目的意識を明確に持って英語学習を行う傾向にある。スマホ普及率の高いタイ社会ともマッチした専用アプリによるオンライン英会話レッスンが今、注目を集めている。

エリート校、King’s Collegeが開校へ

有名高校、大学への学生輩出率が高いことで有名な英国インターナショナルスクールKing’s College International Schoolがバンコクに建設され、2019年度より開校する。

King’s College International Schoolでは、学生の25%が高校卒業後にOXFORD大学、もしくはCAMBRIDGE大学に進学するエリート校として、バンコクでもすべての授業を英語で実施する。

2~11歳までの児童の入学が可能で、現在も申し込みが続いてる。Kings Collegeの学生たちは英国の義務教育終了試験(The General Certificate of Secondary Education)の高得点受験者が96%と高く、児童への英語での高等教育に関心のあるタイ人家庭に訴求してゆく。

教育省、英語教育カリキュラムを増強

2019年3月6日の発表によると、タイの教育省は2008-2018年にわたる10年間の英語教育プログラムの総括と改善を行い、今後タイ国内の教育機関ではMEP(ミニ英語プログラム)-EP(英語プログラム)-IP(国際プログラム)をより強化するとのこと。

基礎教育委員会(OBEC)はタイ義務教育期間中の英語教育ガイドラインを新発効し、今後はネイティブスピーカー、または指定された資格を持つ教師によるネイティブに通用する会話の授業を積極的に採用する。

目標はすべての生徒の英語レベルを国際基準B2(自信をもって英語を話すことができる)としており、達成のために週五日以上の英語授業の採用と、必要に応じて有償の英語特別授業を取り決めることができる旨を通達した。

少子化の中業績を伸ばす!言語学習塾KidAble

2013年に設立された児童向け言語学習塾KidAbleは、1〜12歳の子供向けに日常生活で実際に使用する英語と中国語教育を行い、フランチャイズ店舗としてタイ全国に教室を持っている。

専用教材を使用した英語、中国語教室のためのフランチャイズは150万バーツの資金で始めることができ、特に観光客が多い都市での教室開校が目立つ。2019年10月からは南部リゾート地のプーケットにて教室が開校する。

少子化が進むタイでも、業績は前年比6.4%増の6,940,533バーツを計上しており、英語、中国語教育への関心の高さを反映している。独自のメソッドによる会話型学習が評価されている。

2018

KPN、中国語語学学校を開設

タイで数多くの支店を展開する英語・音楽教室KPN SMARTは、近年拡大傾向を続ける中国語ニーズに応えるため、中国語コースを提供する語学教室KPN CHINESE ACADEMYを開設した。

フランチャイズ形式で経営されているKPN CHINESE ACADEMYは現在タイ・バンコク市の大手ショッピングモール内に4教室を展開しており、今後もショッピングモール内という生徒にとってアクセスしやすくアドバンテージの多いロケーションで展開される。

KPN CHINESE ACADEMYは顧客として国内の大学や教育機関、民間企業との契約を行っており、教師やビジネスパーソンが実際の現場で活かせる「生きた」中国語会話を指導している。また、多くの企業が国際市場において存在感を増す対中国ビジネスに向けて、中国語教育の促進に関心を抱いていることを報告している。

教育省主体の中国語講師研修

タイ教育省教育基準基礎教育委員会 (OBEC)は、中国教員養成キャンプを組織し中国語の教育の質を向上させることを目的とし、中国語教授法に関する研究チームの組織・運営にあたる。また、主要プロジェクトとして今後も中国語講師への研修を行うことをウェブサイト上で発表している。

教育省は中国語教育を基礎教育段階からさらに促進し、ますますの発展に向けた指針を示した。中国語教師養成キャンプでは、教師たちのリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能を向上させ、中国語教員の質を高めることが目標とされた。

2018年9月現在、タイでは試験的に小学校段階から中国語学習を導入した学校が5つ存在し、それらの学校では日常生活でも中国語を使用するよう指導されているという。研修には150名の教師が参加し、教育省担当者は今後もタイで中国語教育の拡大・普及に向けた意気込みを述べた。

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WallStreet English Bangkokの英語留学

40年以上の歴史を誇り、これまで世界200万人以上の指導実績を持つ英会話スクール大手ウォール・ストリート・イングリッシュのバンコク分校は、国外に居住する外国人を対象としたタイ英語留学のプロモーションを行っている。

同社独自の英語学習メソッドは、国際標準化機構 (International Organization for Standardization; ISO)による品質マネジメントシステムの規格9001:2000の認証を受けている。また、ケンブリッジ大学英語検定機構 (ESOL)において実施された調査・研究によって、ヨーロッパにおける英語の標準基準 (CEF:the Common Europian Framework)を満たしていると証明されている。

国際観光都市でもあるタイ・バンコクでの英語学習を通じてネイティブとの交流ができる点や生活費を安く抑えられる点、ビザ取得に関するサポート体制が整備されていることなどをアピールし、アジア各国からの顧客獲得を図っている。

Berlitz外国人留学生対象英語タイ語コース

2018年9月27日の発表によると、100年以上の歴史を持つ老舗語学学校として知られるBerlitzは、バンコク分校において外国人留学生を対象とした英語、タイ語混合学習コースを開講した。

生徒の要望に応じたフレキシブルな授業選択が可能で、英語の他にもスペイン語やイタリア語などの授業も履修することができる。多様な外国語とタイ語を混合して指導する同コースは、国内でビジネスや留学を行う外国人の間で人気に火が付き活況を呈している。

学生はタイ人の英語学習希望者から外国人の外国語学習希望者まで幅広いが、ビザに関するサポート体制等が未整備であることからタイ人の生徒が依然大半を占める。教室には外国人のスタッフも常在しており多言語での情報も提供されている。

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