【技能不足が課題】タイの資格・社会人教育業界

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現在、タイの多くの企業が労働者の技術・技量不足問題を抱えており、成人向け教育の需要が高いといえます。

今回は、そんなタイの資格・社会人教育業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2019

タイ商務省、美容師の技術向上を図る取り組み〜資格・社会人教育業界事情〜

タイでは美容師のための公的な免許や職業組合が組織されておらず、美容師は実質的に技術や衛生面での担保もなく無免許、無許可での開業状態となっている。

2019年10月22日の発表によると、タイ商務省は国際レベルと認知されている国内の美容師によるオープンハウスを開催し、2019年11月13日より随時開催する。参加資格は現在美容師として実務を一年以上経験していることのみとなっている。

美容師の中でも専門資格研究所(Thailand Professional Qualification Institute)により承認されている美容師は優先的に研修を受けることができる。商務省は美容院として法人化されているのは305の企業となっており、その他の数多くの個人美容師も含め技術の向上を図る狙いを持っている。

タイ国内で増えるフリーランサー、需要に対応した教材販売〜資格・社会人教育業界事情〜

タイ国内でもフリーランスとして企業に所属することのない就業を選ぶ人が増えており、現在は200万人ほどがフリーランサーとして活動し、その数は年々上昇するとみられている。

多くのプログラマーがフリーランサーとして活動している中、プログラミングの学習の場を求めている人に対して、Programmer Thailandはサイト内で教材の販売と指導を行っている。

2018年は48万バーツの収益を計上しており、2017年比90%の成長率となっている。サイト内でプログラマーに必要な基礎知識から専門的な問題解決方法を提供しており、会員収集による収益活動ではなく情報販売による収益化を行っている。

タイ国内で開設!子供も両親も受講可能なクラスとは?〜資格・社会人教育業界事情〜

2019年3月12日の発表によると、バンコクのインターナショナルスクールDENLA BRITISH SCHOOL BANGKOKはタイ国内のインターナショナルスクールとして新たなクラス「DBS Mini Dragons」を設け、2~3歳児の受け入れも開始した。

DENLA BRITISH SCHOOL BANGKOKはInternational School Association of Thailand(ISAT)からTHE BEST INTERNATIONAL SCHOOLS IN BANGKOK AND THAILAND 2019として表彰を受けるなど高く評価されている。

子供を学校に通わせている間に両親のために社会人教養課程を設け、短期間の過程として英語学習、料理学習、その他の資格に関する講座授業などが行われる。子供をDENLA BRITISH SCHOOL BANGKOKに通わせていない社会人も受講できるクラスを設けている。

eeevoがタイに進出、進出の理由とは?〜資格・社会人教育業界事情〜

2019年9月20日の発表によると、日本ビジネス能力認定試験(JABB) のセミナーおよび試験の実施、またデジタルマーケティング、インフルエンサーマーケティングのサービスを提供しているeeevoがタイ国内に現地法人を設立した。

eeevoはマレーシアと日本に拠点をもつ IT 企業として、マレーシアで展開しているデジタルマーケティングとJBAA(日本ビジネス能力認定試験と研修)を今後タイ国内でも開催する。

タイとマレーシアは、ASEAN 域内ではシンガポールとブルネイについでインターネット普及率と一人当たりの GDP が高い国として今後市場の成長が見込めることからタイ進出を行った。

2018

タイ政府主導で社会人教育の長期計画が発行〜資格・社会人教育業界事情〜

タイは東南アジア圏内にあって国民の高い識字率を誇る一方で、義務教育を受けていない、または修了していない人口が統計上4000万人と全国民の半数に及ぶほど多く、ノンフォーマル教育及びインフォーマル教育局 (Office of the non formal and informal education)が提供するプログラムを通じて学び直す学生が増えている。

同局の設置する非公式教育機関は全国に設置され、15歳から無料で入校する事ができる。また、近隣の国から移民として生活している社会的に弱い立場にいる人へも入学の機会が開かれている。

基礎学習の他に職業訓練プログラムも実施しており短期入学などの柔軟な授業選択も可能で、自らの技能をさらに高めたい技術者も通学している。同局は2035年までの長期計画を発表し、受け入れ態勢やカリキュラムは現在の指針を継続すると述べた。

タイのPAT校がThailand 5S Award 2018を受賞〜資格・社会人教育業界事情〜

2018年11月7日の発表によると、タイでセブンイレブンの経営などを行っているCP All Public Company Limitedが経営するPiwat技術大学 (PAT)がThailand 5S Award 2018を教育施設として唯一受賞した。

CP All Public Company Limitedが展開する私立大学ではタイのセブンイレブンが徹底している7Sと呼ばれる行動指針に関する教育が徹底されており、その点が評価され受賞に至った。

PATは障害者への教育システムなども充実しており、今まで教育を受ける機会のなかった人への基礎教育機会の拡充や全国のセブンイレブン店舗における雇用受け入れなどのサポートも行っている。

Thailand-workerseducation

資格・専門学校の検索プラットフォームがタイで拡大〜資格・社会人教育業界事情〜

Coursesthaiは資格学校、留学先の検索プラットフォームとしてタイ国内外の学校を紹介しマッチングしている。長期資格学習の他にも料理習得のための短期スクールなどにも対応している。

オンライン学習の流行によってプラットフォーム内で検索できる学校やコースの数が大幅に増加した。専門的な教育の他に短期で学ぶことのできるオンライン教育にも人気が集まっている。

その中で根強い人気を持つコースは会計、経営に関する資格コース、言語コース、心理学、デザインなどの資格学習だ。該当コースの卒業証明書によって就業できる仕事の幅が広がることから、タイで働く多くの社会人が関心を寄せる分野となっている。

タイのタンマサート校、GBCCを受賞〜資格・社会人教育業界事情〜

タンマサートビジネススクールはグローバル・ビジネス・ケース・コンペティション2018 (GBCC)を受賞した。同大学では多くの社会人が経営学に関する資格取得を目指し学びに励んでいる。

80年の歴史を持つ同校は多くのビジネス関連セミナーを主催しており、学生が専門家との意見交換ができる場を設けている。さらに、スタートアップ企業や多国籍企業で働く実務家を招いたミーティングやイベント等も主催するなど、実際の現場を深く知るための機会を提供している。

国際ビジネスの舞台に立つビジネスパーソンとしての基礎を培えるだけでなく、就職・転職活動のアピールの場面でも有利となる資格取得に向けた講座を開いており、入学者数は増加傾向をたどっている。

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