【これからの医療とは】ベトナムの病院業界

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ベトナムでは、経済成長に伴い個人の年間医療支出額が大きく伸びており、今後も医療サービスへの需要が大幅に拡大するだろうと見込まれています。

今回は、そんなベトナムの病院業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020

桂名会、ベトナムのHoan Hao Holdingsの株式を取得〜病院業界事情〜

医療法人桂名会は、ベトナム南部において病院およびクリニックを運営するHoan Hao Holdingsの株式を取得し、エムスリーグループ傘下の株式会社シーユーシーは、Hoan Hao Holdingsの運営支援を行う会社の株式を取得した。

Hoan Haoが有する医療機関としての地域ブランドを活かしつつ、桂名会の地域医療への豊富な経験、CUCの持つ医療機関運営支援サービスの相乗効果が期待される。

これにより、ベトナム初となる日系病院として、日本品質に基づく良質かつ信頼・安心感のある病院医療サービスの提供を進めることで、利用顧客のニーズを創出することを狙っている。

ベトナムで治療のフォローアップにリモート相談を導入〜病院業界事情〜

ハノイフレンチホスピタルでは、慢性疾患のフォローアップまたは手術後の再診が必要な場合、患者が自宅で安心して快適に診療を受けることができるよう、医師による遠隔診療サービスを提供している。

パソコンやスマートフォンなど、インターネットに接続されたデバイスさえあればサービスが利用可能だ。遠隔診療を予約する前には、遠隔診療の利用について主治医の同意を得ること、同院が規定する「遠隔診療同意書」フォームへの入力をすることが必要となる。

医師が遠隔診療では不十分と判断した場合、直接来院し、必要な検査を受けることもある。医師の判断により遠隔診療から1週間以内に当院で同じ医師の診療を受ける場合、病院での診療費は無料となる。

ベトナムで電子医療申告システムを導入し、待ち時間削減〜病院業界事情〜

2020年5月12日から、Vinmec Times City International Hospitalは、病院申告エリアでの待ち時間を節約するために、iVisitor電子医療申告サービスを実装した。クライアントの医療申告情報は、機密性、安全性を維持して、効率的に保管される。

iVisitor電子医療通知プログラムは、近い将来、Vinmec Times Cityで採用され、患者、請負業者、訪問者など、すべての顧客に適用される。

最新のテクノロジーを最大限に活用することで、レポート作成プロセス全体がシンプルになり、オンラインで簡単にアクセスが可能な上、常にカウンセラーが指導と回答を行うことができるようになる。

さくらクリニック、ベトナムでオンライン診察を実施〜病院業界事情〜

新型コロナウィルス感染拡大により、不安を抱えながら生活している人も多いことや、交通規制などにより、クリニックに来ることが困難な人もいることから、さくらクリニックではオンライン診察を開始した。また必要に応じて、訪問診療も行う。

自宅で、パソコンまたは携帯の画面を通した診察が可能になる。もちろん、日本人総合内科医師が対応する。

ただし、症状によりオンラインで診察できないこともあるため、まずは問い合わせが必要になる。今までクリニックに来たことのある患者だけでなく、初診の患者も利用可能だ。

ベトナムのFAMILY MEDICAL PRACTICE、オンラインで子どもの発達診断へ〜病院業界事情〜

2020年6月6日、FAMILY MEDICAL PRACTICEは、子どもの成長を測定するeFMPという発達診断がオンラインでも利用できるようになったことを発表した。

子供の発達状況を知ることは多くの点で親の助けになる。子供が特定の年齢で期待されるスキルを習得していない場合は、適切な成長をサポートするために医師に相談する必要がある。

このサービスは、子供の発達や行動について質問がある家族を支援する。家族が質問票に子どもの発達に関して記入することなどで、発達の幅広い側面で子供のスキルを評価するしくみだ。

2019

心臓血管治療で初の米国モデル導入、ベトナムのVinmec〜病院業界事情〜

2019年8月から、Vinmecセントラルパークインターナショナル病院(ホーチミン市)は、早期診断と集学的治療(サービスライン)を可能にする包括的な心臓血管治療モデルを適用している。

この優れたモデルは治療効率を改善し、入院期間と費用を大幅に削減する。また、アメリカおよび他の多くの先進国の主要な心臓血管センターでも採用されている。

包括的パッケージによる治療は、同病院での患者中心のケアを促進するために行われている活動の1つだ。これまでのように担当医または専門医1人が治療にあたる代わりに、さまざまな専門医や看護師からなる専門チームが組まれて治療が行われる。

事故の報告を可視化へ、ベトナムで病院業界牽引ののHoan M

Hoan Myは2019年アジア病院管理会議において、文化と技術の変革に成功したシステムである、HM115事故報告学習システムで、ヘルスケアテクノロジーの革新カテゴリーで名誉ある金賞を受賞した。

アジアではその文化的な背景から、事故の報告が十分になされていない。そうした背景を踏まえ、報告を行いやすくするために同病院はフレンドリーなデジタルフォームを開発した。

これにより内部でのミスや事故の情報を収集し、原因究明や再発防止につなげたい考えだ。同病院では同システムの導入により紙ベースと比べて事故等の報告が37%増加している。

海外流失を防ぐ!ベトナムで複合医療施設プロジェクト始動〜病院業界事情〜

2019年10月14日、ハノイのドンアン(Đông Anh)地区のティエンドゥオン(Tiên Dương)コミューンで、THグループはTHメディカルハイテクヘルスケア&ヘルスケアコンプレックスのプロジェクトを発表すると同時に起工式を行った。

保健省のデータによるとベトナムでは年間医療費がGDPの約7%を占めると推定されている。ベトナム人の海外での健康に関連する支出は、20億米ドル近くに上る。

同プロジェクトは、国内の患者にサービスを提供するだけでなく、治療のために海外に行く患者数を減らし、外貨を節約することに貢献することも期待されている。

ベトナムで病院業界牽引のVinmec、がん治療でICONグループと提携

2019年11月4日、Vincmecセントラルパークインターナショナル病院(ホーチミン市)とオーストラリア最大のがん治療専門集団であるICONグループとの間で協定調印式が行われた。

これは癌の診断と治療の質を高めるというVinmecの取り組みに向けた一歩となる。VinmecとICONグループのパートナーシップの目標は、ベトナムのがん治療の基準を再定義することだ。

癌の発生率は毎年上昇し続けており、ベトナムにとって大きな問題になっている。国際標準のがん治療を提供することは、Vincmecの戦略的ビジョンの1つとなっている。

2018

ベトナム初の民間ロボ手術センター開業〜病院業界事情〜

2018年7月21日、Vinmec タイムズシティ国際病院はベトナム初の民間ロボット手術センターを開業した。ガンや消化器官に関わる外科手術を専門としており、95%の成功率を誇っている。

同院は米国製の医療用ロボ、ダビンチを導入している。ダビンチは人の手の動きを再現した4本のアームを持ち、高度な作業もこなすことができる。また人の手と違い、狭く細いスペースでも必要最小限の切開で治療が可能であることから、合併症等のリスクを抑えることができるのもメリットである。

同院は1年の準備期間を経て、フランス、香港や韓国でトレーニングを積んだロボット手術の専門家を揃えるに至った。また、設備や技術などへの投資に合わせて、アジアや欧州の病院とのネットワーク拡大にも力を入れていく考えだ。

ベトナムのVINMEC、東南アジアで一番安全な病院に〜病院業界事情〜

2018年10月29日、VINMEC ヘルスケア・システム(VINMEC)は、世界麻酔科学会連合 (World Federation of Societies of Anesthesiologists; WFSA)との署名式を行なった。

署名式はヘルシンキ宣言(2010年に採用された宣言で麻酔外科に関する患者の安全性を担保するための基準)に基づき、 VINMECが麻酔外科治療において世界標準を遵守し安全性を最大化することを約束するものである。同署名を行う病院はベトナム国内でVINMECが初であり、同院は東南アジアで最も安全性の高い病院となることを目指す。

VINMECは“痛み”の管理を医療における重要な要素の1つとして捉えており、検査から治療、退院まで、患者は麻酔を活用した医療を受けることができる。今回の署名はこうした背景のもと、麻酔を活用する際の患者のリスクを最小化することを目的としている。

vietnam-hospital(ベトナム 病院)

脳卒中に関する情報普及が進む!ベトナムのHoan My Saigon〜病院業界事情〜

2018年11月17日、Hoan My Saigonホスピタルは「最新の脳卒中治療法」に関するワークショップを開催した。脳卒中は早急な治療を怠ると最悪死に至る非常に危険度の高い病気であり、近年はベトナムでも予防法などの情報普及が拡大している。

ベトナム国内では年間200,000人以上が脳卒中に苦しんでおり、その内半数が死に至る。仮に助かったとしても合併症等のリスクが高く、患者への経済的、精神的な影響が非常に大きい。

一般的に脳卒中が発生した場合、周囲の人間が適切な処置を行えることは稀で、結果として治療が遅れ患者が死に至るケースも多い。同ワークショップでは、その様な状況を改善するために事前に脳卒中の兆候を発見し、発症した際にも早急かつ適切な対応を周囲の人間が取れるようにしておくにはどうすべきか、と言った点に重点が置かれていた。

ベトナムで病院業界大手のACC、新リハビリサービスを開始

アメリカン・カイロ・プラクティック・クリニック (American Chiropractic Clinic ;ACC)は、ベトナムやアジア圏では新しい麻痺患者向けリハビリテーションセラピーを導入することを発表した。

本セラピーは理学療法とカイロプラクティックの手法をPneumex(最新の治療技術を用いることで痛みを和らげたり、体のバランスを整える手法)に基づき統合したものである。

通常の治療では見落とされたり、十分な注意を払われない肩や背中、膝の痛みやそれに伴う麻痺などにも同治療は有効である。同クリニックは、本院となるホーチミンから導入を開始しハノイへも順次拡大していく意向だ。

まとめ:ベトナムの病院業界

ベトナム政府は国家政策として公的医療機関の設備拡充を図っており、患者の待ち時間や診療時間の短縮など医療システムの効率化に力を注いでいます。今後は政府の動向にも注目することでビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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