【海外製品と戦うには】インドネシアの医療機器業界に注目!

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インドネシアの医療用機器業界は、政府の輸入製品や外資系企業に対する優遇政策により全体的な成長が阻害されているとの指摘があります。

今回は、そんな医療機器業界に関する最新情報をお届け!最先端を行くインドネシアの医療機器業界に迫ります!

読了時間の目安:5分

2019

測定精度30%向上!Mindayの患者モニター新製品

中国の医療機器メーカーShenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltdのインドネシア現地法人PT. Mindray Medical Indonesiaは2019年2月4日、ホームページで患者モニターシリーズの新製品であるePMシリーズの正式な発売を発表した。

このシリーズは、従来のシリーズ509、PM-9000、およびiPMに次ぐ第四世代の患者モニターである。これまでのシリーズの利点を継承しているほか、ePMシリーズは病院の電子カルテシステムと簡単に接続できるため、患者が病院内のどこにいても継続的にモニターできる。

また、革新的なCrozFusionTMテクノロジーにより、不整脈警告エラーを最大50%削減し、心拍数と脈拍測定の精度を最大30%向上しているとのこと。

オムロンインドネシア、サービス体制を強化

家庭用医療機器メーカーのPT Omron Healthcare Indonesiaは、「New Repair System」と銘打ってサービス体制の強化を2019年10月14日にアナウンスした。

New Systemは7つのステップからなる。①オムロンコールセンターにフリーコールを使って電話する。②オペレーターに個人情報の登録と製品不具合の概要を伝える。③製品をオムロンサービスセンターに送る。④サービスセンターが故障を確認する。⑤サービスセンターから修理費用を連絡する。⑥入金確認後修理を行う。⑦自宅に修理品を直送する。

簡単で心配のない手順で安心でき、修理が迅速なNew Systemによりお客様の利便性を向上できることに自信を示している。

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Siemens、分子イメージング分野でAI応用研究

Siemens healthinnersは2019年10月7日ホームページのニュースで「分子イメージングの世界におけるAI(人工知能)の未来」について掲載した。

AIアルゴリズムを分子イメージング研究に適用し、他のデータを統合することにより、診断精度を改善できる可能性がある。AIを利用した画像処理技術が、標準の生体検査より正確である可能性があるということを含め、分子イメージングの無数の分野でAIを利用する新しい研究が始まっている。

スイスのローザンヌで開催された最近の分子イメージング世界サミットで、AIに焦点を当てた講演はシーメンスヘルスナーズからだけであったが、数年後のサミットでは、少なくとも半分の講演でAIが取り上げているだろうとコメントしている。

看護師育成に注力!Fresenius Medical Care

インドネシアを含む世界120か国で透析機器の販売と医療サービスを行うFresenius Medical Careでは毎年フローレンス・ナイチンゲールの誕生日である5月12日の国際看護師の日をグループを挙げて祝う。

とりわけインドネシアを含むアジア大洋州地域には380か所の「腎臓病透析クリニック」と「ホームセラピープログラム」を通じて45,000人以上の患者をケアしているので、従業員の70%を看護師が占めている。看護師は全国を旅し、患者の自宅を訪問し、健康状態をモニターし、治療計画を推進するための手助けをする。

同社は、質の高い医療の提供における看護師の重要な役割を認識し、看護師に投資し、継続的なトレーニングとキャリア開発の機会を提供している。

2018

尼最大、第31回ジャカルタ医療博覧会を開催

PT.OKTA SEJAHTERA INSANI (OSI)は、ジャカルタコンベンションセンターにて2018年10月17日-20日の4日間にわたり、第31回インドネシア国際病院、医療、製薬、医療機器、医薬博覧会が開催されたことを報じた

博覧会には海外からの出展も含め5百社以上が参加した。緊急車両製造、測定・分析機器、事故・救急用機器、歯科用機器、病院環境サービス、ヘルスケアーサービス、キッチン/ランドリー管理、医療機器、医療技術、廃棄物処理など幅広い品目が展示され、来場者の注目を集めた。

OSIによるとインドネシアの医療機器の80%は輸入品が占めており、輸入品の市場規模は2016年:18兆ルピア、2017年:20,7兆ルピア、2018年:24.3兆ルピアと毎年10%以上の伸び率を維持している。

尼オムロン、ネプライザーの効能をアピール

オムロンインドネシアは2018年9月22日、ホームページにネプライザーの効能を報じた。喘息薬は、吸入、経口または注射の形で投与される。ネプライザーは、水溶液または懸濁液中に溶けた薬剤を機械的手段で噴霧する吸入薬に使用される装置である。

大部分の浮遊粒子は気道で除外されるが、微細なエアロゾル液滴を生成することによって患部まで薬剤を供給できる。肺内にのみ高レベルの薬剤が析出するので副作用が少なく、治療に必要な薬の投与量も経口薬に比べて少ない。

ネプライザー治療中は通常通り呼吸が出来るので、赤ちゃんや衰弱状態の患者でも使用できる。尼オムロンが今回紹介した製品は従来の固定式とは異なり、持ち運びが可能でより使いやすく設計されている。

indonesia-medicaldevices(インドネシア 医療機器)

THC、冠動脈用薬剤溶出ステントシステムを発表

フィリップス、シーメンス、バクスターなど有名医療機器ブランドを扱う大手医療機器商社THC(TAWADA MEDICAL)は2018年10月14日、ボゴールのランカヤマホテルでアボット・バスキュラー社のXience Sierraの新製品発表会を行った。

Xience Sierraはコバルトクロム技術と生態適合性フッ素化合コポリマーを活用する冠動脈用薬剤溶出ステントシステムで、血管を保持する強度を維持しながら最も薄い薬剤溶出ステントストラットが使える。

発表会ではパネルディスカッションが行われ、パネラーにはインドネシアだけでなく、シンガポールや日本からも医療従事者らが参加した。治療困難な冠動脈疾患に対する治療をより容易にすることが期待されている。

PHC、インドネシア国立2病院にIT製品納入

PHCホールディングスの100%子会社であるPHC株式会社 (PHC)は2018年7月3日、インドネシアの国立ガンセンター・ダルマイスがん病院と国立カブパテン・タンゲラン病院へ医療用IT製品を納入したことを報じた。

患者登録・受付システムの開発にあたったPHC研究チームは、国立がんセンター・ダルマイスがん病院でパイロットテストを行った後、同病院と国立カブパテン・タンゲラン病院に販売した。

インドネシアでは現在、国民皆保険制度の導入により医療機関を受診する患者が急増している。今回の医療用IT機器の導入は診療受付が完了するまでの待ち時間を短縮し、施設内の混雑を緩和することが目的だ。患者自らシステムを操作すると受付書類が自動的に発行され、待合室のモニターに診察進行状況が表示されるしくみ。

まとめ

医療用消耗品市場のトレンドをみてみると、民間で運営している病院では、販売代理店や商社を通じた戦略的パートナーシップを構築することで競争力を高めています。今後はこのようなトレンドに注目することでも新たなビジネスチャンスにつなげられるのではないでしょうか?

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