【政府の協力的な姿勢】フィリピンの製薬・バイオテクノロジー業界

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国内での薬剤価格上昇を抑制するため、製薬業界全般に対して大幅な価格引き下げを要請しているフィリピン政府。

今回は、そんなフィリピンの製薬・バイオテクノロジー業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2019

フィリピンで製薬・バイオテクノロジー業界大手のPfizer、GSKと国内の市販薬の業務を統合

世界的な大手製薬会社であるPfizerと、 大手海外メーカーでは唯一自社の最終製品の製造拠点を持つ GlaxoSmithKline(GSK)は、国内の市販薬の業務を統合することをフィリピン競争委員会(PCC)によって許可された。

PCCは、Pfizerの所有する同等の医薬品ブランドを買収するというGSKの提案を承認したと述べた。最終決定は、競争機関が取引の詳細なレビューを行い、コスト上昇により合併が現地市場や消費者にとって問題ないかどうかを確認した後に行われる。

この統合は主に2つの製薬会社の消費者事業セグメントを対象としており、医師の処方箋なしで購入できるシロップと錠剤であるビタミン剤、咳止め薬、小児および成人向けの鎮痛剤において適用される。

Zuellig Pharma、 フィリピンのMölnlycke社と提携〜製薬・バイオテクノロジー業界事情〜

2019年7月5日の発表によると、スイスのズエリググループ傘下にあり、 大手医薬品卸企業であるZuellig Pharmaは、東南アジアの患者と医療従事者に、より高度な創傷ケア製品とソリューションを提供するためMölnlycke社とパートナーシップを締結した。

新しいパートナーシップは、 Mölnlyckeの高度な創傷ケアポートフォリオのマーケティング、医療、販売管理における豊富な経験と、Zuellig Pharmaの広範なネットワークを活用して製品がアジア全体のコミュニティによりアクセスしやすくする。今後東南アジアの各国で展開され、拡大予定。

同社の上級副社長は「Zuellig Pharmaは東南アジアで増大する医療ニーズをサポートする強力な立場にあり、この新しい戦略的パートナーシップではネットワークを活用して、よりアクセスしやすいヘルスケアを実現させる」と述べた。

大塚製薬がフィリピンで開催!東南アジア競技大会協賛の目的とは?〜製薬・バイオテクノロジー業界事情〜

大塚製薬株式会社は、2019年11月30日から12月11日にフィリピン(マニラ、スービック、クラーク)で開催される第30回 東南アジア競技大会/30th Southeast Asian Games 2019 (Philippines)に協賛する。

東南アジア競技大会は、2年に一度開催される東南アジアで注目度の高い大会となっている。同社はポカリスエット(Isotonic Partner/Brand: POCARI SWEAT) で、東南アジア各国から集うアスリートおよび関係者のパフォーマンスやコンディショニングをサポートする。このサポートにより、開催国フィリピンのみならず東南アジアにおけるポカリスエットのプレゼンスのさらなる飛躍を目指している。

このたびの締結にあたり、フィリピン東南アジア大会組織委員会(PHISGOC)のアラン・ピーター・カエタノ会長は、「多国籍企業からの支援が増えることで、あらゆる挑戦が可能となり、過去最高の大会となることを確信しています」とコメントした。

Sanofi、フィリピンでも流行のデング熱ワクチンのCPR永久取消を控訴〜製薬・バイオテクノロジー業界事情〜

2019年10月10日の発表によると、フランスの大手製薬会社であるSanofiは、デング熱の予防ワクチンであるデンバクシアワクチンの製品登録証明書(CPR)の永久取消しについて大統領事務所に控訴した。

これは、8月に同社がデンバクシアの市販後の要件を遵守しなかったため、食品医薬品局(FDA)によって本ワクチンのCPRの取り消しを支持することが決定されたもの。

フィリピンではデング熱が猛威を振るっており、1月1日から9月21日までに、約32万人のデング熱患者が保健省(DOH)によって記録された。ドゥテルテ大統領は8月に、1月以来全国で600人以上の命を奪っていたデング熱の全国流行を回避するために、政府のデンバクシアワクチン接種プログラムの再開を受け入れていると語っていた。

フィリピンのZuellig  Pharma、 MedAdvisorとJVパートナーシップを開始〜製薬・バイオテクノロジー業界事情〜

Zuellig Pharmaは、オーストラリア最大の製薬会社MedAdvisor Limitedと50:50の合弁会社を設立し、アジアでMedAdvisor の製薬をを展開するためのプラットフォームを設立することを明らかにした。

ジョイントベンチャーの設立により、 Zuellig Pharmaはまずフィリピンや韓国への進出を足がかりに、アジアのより広範囲な薬局や医療クリニックなどへマーケットを展開していく予定。

JVが対象とするマーケット人口は560百万人を超え、製薬費は69億USドルと推測される。

フィリピンで製薬・バイオテクノロジー業界大手のファイザー社、 ABBVIEとのグローバル契約を締結

2018年11月30日、ファイザーは製薬「アダリムバブ」のバイオシミラー(バイオ後続品)においてAbbVie社とライセンス契約を締結したことを発表した。

欧州医薬品庁(European Medicines Agency)の承認を得て、アダリムマブのバイオシミラーを発売する可能性がある。

アメリカでのライセンス期間は2023年11月20日から開始予定。

philippines-medicine-manufacture(フィリピン 製薬)

フィリピンのGSK、協和発酵キリンとの戦略的商業化契約に署名〜製薬・バイオテクノロジー業界事情〜

2018年11月22日の発表によると、GSKは、協和発酵キリンとの慢性腎疾患に伴う貧血治療薬「ダプロシュタット」に関する日本での戦略的商業化契約に署名した。

契約条件に基づき、GSKは進行中の第3相臨床プログラムの完了と、日本における販売許可のための規制条件の提案を行う。

「ダプロシュタット」の販売は、協和発酵キリンが独占的に日本市場で行っている。

フィリピンのベーリンガーインゲルハイム、 獣医学のためのグローバルセンターを開設〜製薬・バイオテクノロジー業界事情〜

ベーリンガーインゲルハイムは、フランスのリヨンに獣医学(狂犬病や鳥インフルエンザ など)のワクチン研究開発のためのグローバルセンターを開設した。

施設の開設にあたって70百万ユーロを投資する予定で、獣医学用ワクチン市場におけるリーディングカンパニーとしての地位を強化する方針を固めている。

14,500平方メートルの敷地を誇るセンターでは200人以上の従業員を雇用し、最新鋭のテクノロジーを完備する。

まとめ:フィリピンの製薬・バイオテクノロジー業界

国民健康保険制度(PhilHealth)の拡大により、貧困層でもアクセスできる手頃な医薬品の需要が高まると考えられています。政府の政策に注目することで、フィリピンの製薬・バイオテクノロジー業界は今後、大きなビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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