【今後の需要に期待】マレーシアの医療・福祉用具卸業界に注目!

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高齢者の増加に伴い、福祉用具の需要が見込まれながらも、輸入に依存しているマレーシアの福祉用具業界。

今回は、そんなマレーシアの医療・福祉用具卸業界に関する最新情報をお届け!

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2019

LKL、医療用ベッド製造で収益増加

2019年4月30日、医療設備を製造・販売するマレーシアのLKLインターナショナルは、2019年度の収益が前年比25.1%増となる3,718万リンギットを記録したと発表。全収益の82.28%は国内市場からであり、前年度から50.25%増加した。

医療・ヘルスケア向けベッドの製造は、市場全体が困難な状況であったが、2019年度は前年度比で17.45%増となる1,144万リンギットを記録した。対して医療周辺機器及び付属品製造は、前年度比2.25%増と僅かに増加して1,499万リンギットであった。

今後の見通しについては、同社グループは需要が堅調でないことから、国内外の厳しい競争の中で収益と利益率が低下する可能性を指摘している。同社は高品質製品に注力することで競争力を維持し、製品群を充実することを戦略としている。

医療用HAL下肢タイプ、マレーシアで認可取得

2019年10月15日、写真株式会社は、身体機能改善を目的とした装着型サイボーグである医療用HAL下肢タイプが、マレーシア医療機器庁から医療機器の製造販売承認を取得したことを発表した。

同社は、2018年11月に従業員社会保障機構(SOCSO)傘下にある国内最大のリハビリテーション病院に24台のHALシリーズを導入、サイバニクス治療を行っていた。同時に、マレーシア国内の一般医療機関においても医療用HAL下肢タイプが利用できるよう、SOCSO と協力して医療機器承認手続きを進めていた。

販売に際しては、マレーシア科学大学病院など複数の医療機関での導入が内定しており、10月より順次出荷が開始される。また、SOCSO傘下のPERKESO社との協力により、国内販売を展開する。

ネオリー・レハブ・サプライがジョホール進出

ネオリー・レハブ・サプライは医療用リハビリテーション製品の調達と供給で20年以上の実績を持っており、マレーシア政府機関や介護施設等へ車いすや病院用ベッド、便器、歩行補助具の販売を行っている。

同社は、これまでクアラルンプールとサバ州の2ヵ所にショールームを備えた店舗を展開していたが、2019年6月29日の発表によると、新たにジョホール州のタマン・ジョホール・ジャヤに新店舗を開設し、国内3店舗体制となった。

また、同社は自社ウェブページを通じて車いすや医療ベッド、病院用家具、失禁ケア製品、歩行補助具、リハビリテーション用具をオンラインでも販売している。

DKSH、香港に続きTAPA認証取得

2019年6月24日、アジアを中心とした市場拡大サービスプロバイダーのDKSHは、シャーラムにあるDKSHマレーシアの医療流通センターが施設のセキュリティ要件に関するTAPAのレベル『A』認証を取得したことを発表した。

今年1月には、DKSH香港のMapletree配送センターがヘルスケアサプライチェーンで同認定を取得しており、マレーシアはこれに続く取得となる。

同社のサプライチェーンマネジメント担当のローク・カ・ケオン副社長は、「当社は市場拡大の大手プロバイダーとして保管する商品を高レベルで管理しており、サプライチェーンセキュリティの重要性を認識している」と述べ、TAPA認定は同社のセキュリティー向上、及び顧客の厳しい要件へ取り組んでいる証であるとしている。

DKSH、ワッカー社と栄養・食品セミナーで商品紹介

DKSHは、法人を対象としてアジアを中心に包括的事業サポートサービスを提供する商社。DKSHマレーシアは1923年にペナンに設立され、2018年現在、消費財やヘルスケア、機能素材など多様な領域をカバーしている。

DKSHは、マレーシアでドイツのワッカー社と共同で栄養・食品セミナーを開催し、初めてワッカー社のCAVACURMINとHTEssenceを紹介した。同セミナーはマレーシア初の共同イベントで、アジア各国で高まる健康・栄養問題に焦点を当てている。

ワッカー社の特許である多段階合成法により製造される高純度のヒドロキシチロソール(HTEssence)は、栄養補助食品やスキンケア化粧品の製造業者に革命をもたらしており、DKSHがディストリビューターとなっている。

インターサイエンス、ハイドルとパートナーシップ

インターサイエンスは、科学・医療機器、病院インフラストラクチャおよび実験室備品のプロバイダーであり、東南アジアの7ヵ国で事業を展開している。医療向けでは、洗浄消毒器、血液保冷庫、保温キャビネット、モジュール型手術室システム 、滅菌装置、無影灯、手術台などを取り扱っている。

同社は、ドイツの高品質の実験機器メーカーであるハイドル・インスルメンツとパートナーシップを締結したことを発表した。さらに、ハイドル社は、インターサイエンスをマレーシア国内での製品とサービスの販売代理店に任命した。このパートナーシップにより、現地市場のカバレッジ拡大とアクセス性改善をもたらし、より良いサービスを提供することになる。

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LKLインターナショナル、 FKSメディカル・ケアとMoU締結

LKLインターナショナルは、マレーシア国内で医療・ヘルスケアベッド、車椅子やキャビネットなどの周辺機器及び付属品を提供している。

2018年9月26日の発表によると、同社は子会社のLKLアドバンス・メタルテックを通じて、FKSメディカル・ケアとMoUを締結、サヌウエーブ・ヘルス社の急性・慢性創傷治療に使用される高度な医療装置『dermaPACE』の市場開発で協力する。dermaPACEは体外衝撃波装置で、米国食品医薬品局の承認を経て糖尿病性足潰瘍治療に使用されている。

MoUのもと、FKSはdermaPACEをマレーシアで販売する責任を負い、FKSとLKLアドバンス・メタルテックは販売促進とマーケティングで協力する。MoUの期間は2年間となっている。

ファルマニアーガ、2017年の収益は6%増加

ファルマニアーガは1994年にマレーシアに設立された最大手のヘルスケアソリューション企業で、ジェネリック医薬品の製造・販売、及び医療製品・病院機器のディストリビューションなどを手掛けている。

同社の2017年の売上高は23億2,400万リンギットであり、前年から6%増加した。また、税引き前利益は7,310万リンギットで、前年から1.5%の増加となった。

ディストリビューション事業においては顧客満足度に重点を置いており、カスタマーケアコールセンターは93%が3回の呼び出しで応答することに成功している。またサービスレベルの改善によって、満足度調査では『非常に良い』と『良い』との評価が95%に達した。

まとめ

医療用福祉用具市場において、現在の主な顧客層は65歳以上の高齢者です。今後は、平均寿命の延伸による高齢化によりさらに多くの需要が見込まれるだろう医療用福祉用具市場では、まだまだビジネスチャンスが眠っているのではないでしょうか。

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