【福祉政策への対処】フィリピンの医療・福祉用具卸業界に注目!

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フィリピンでは障がい者や福祉に関するデータが慢性的に不足しており、福祉政策だけでなく公共・民間双方が運営する機関の意思決定に悪影響を与えています。

今回は、そんなフィリピンの医療・福祉用具卸業界に関する最新情報をお届け!

読了時間の目安:5分

2019

ISO 9001を取得、Rudolf Lietzm,Inc

フィリピンとベトナムに事業を展開する化学品卸企業のRudolf Lietzm,Inc は、1970年の進出以来、医薬品などの成分を事業者向けに販売している。

同社は2019年10月に、品質管理システムの国際規格、ISO 9001:2015 の認証を受けたと発表。この品質管理システムは、食品や飲料、医薬品、栄養補助食品、化粧品など、健康産業向けの高品質な原材料の販売と流通を対象としている。

今回の認証にあたっては、 TÜV Rheinland Philippinesが認証審査を行い、同社のマネージングディレクターが証明書を贈呈した。

30周年に向け新たな挑戦へ、PHAREX

PHAREXは、1973年にPascualLaboratoriesの医薬品卸子会社として設立され、独自の販売・流通ネットワークを活用することで事業を拡大してきた。同社は手頃なジェネリック医薬品を提供するパイオニアとして知られているが、 2019年5月17日の発表によると、純粋な医薬品研究から新しい使命に乗り出すとのこと。

同社は適切な食事をし、バランスの取れたライフスタイルを持ち、医師の指示に従い、適切なサプリメントを摂取する、といった態度から健康が始まると考えている。このような考えに沿い、自然な栄養補助食品を導入するとのこと。

同社の30周年に合わせ、自然由来の健康製品、Integraidを発売する。同製品は安全性と有効性を保証するために、科学的に研究されている。

アステラス製薬、第一三共に権利譲渡

2019年10月21日の発表によると、車椅子卸最大手で、医薬品・医療機器の製造も行うアステラス製薬は、 制吐剤「ナゼア注射剤・同OD錠」(一般名:ラモセトロン)、降圧剤「ペルジピン注射剤」(一般名:ニカルジピン)、「オルデカカプセル」(一般名:バルニジピン)の3剤に関するアジア6カ国での権利を譲渡するとのこと。

同社はアジア事業の選択と集中を加速する目的の元、譲渡を決定。譲渡額は96億円で、12月以降に第一三共のアジア子会社が製造元のLTLファーマから供給される対象製品の販売を開始し、20年12月までの譲渡完了を見込む。

アステラスは、ナゼアを韓国・タイ・フィリピン・インドネシア、ペルジピンを中国・韓国・台湾、オルデカを韓国で展開しており、3製品合計の昨年度売上高は50億円となっている。

医師と患者にメリットのあるスペクトルCTとは

東南アジアでトップクラスのシェア率を誇る、ヘルスケア製品・医療関連機器メーカーのフィリップスは、セブドクターズ大学病院でPhilips IQon Spectral CTを設置したとのこと。同製品は世界初の検出器ベースのスペクトルCTとなっている。

同製品は従来のDual Energy CTの課題を克服し、検査時間の延長や患者被ばくの増加をおさえ、撮影条件の制限やワークフローの変更を伴うことなく、スペクトラルイメージングと従来のCT画像が一度の撮影で得られる。

正しい検査結果を出すことで、医師は繰り返しCTスキャンを実施する必要がなくなり、患者はコストを節約することができる。

フィリピンとベトナムで事業を展開する化学品卸:Rudolf Lietzm, Inc

Rudolf Lietzm, Inc はフィリピンとベトナムに事業を展開する化学品卸企業。フィリピンへは1970年に進出して以来、医薬品などの成分を事業者向けに販売している。

同社は2018年3月8日、将来需要拡大が予想されているポリマーをベースにした賦形剤の開発と流通に関するイベントを、マニラ首都圏パシッグ市で開催した。

イベントへは同社と業務提携をした医薬品添加剤の製造大手、Corel Pharma Chemと技術開発者、製薬会社が参加した。同社はポリマーをベースにした賦形剤の販路拡大に向けて、フィリピン市場における流通・小売などにおいて役割を果たす旨を表明した。

新医薬品を開発、販売網を拡大する医薬品卸:PHAREX

PHAREXは1973年にPascual Laboratoriesの医薬品卸子会社として設立され、独自の販売・流通ネットワークを活用することで事業を拡大してきた。

同社は2018年5月31日、Philippine Heart Association (PHA)と協働で、高血圧症や糖尿病を抑制する新しい医薬品(Pharex Irbesartan)を開発したと発表した。

新医薬品の開発を祝う式典が開かれ、同社CEOのトーマス・マルセロ・アガナ氏は「フィリピン人の死亡原因として高血圧症や糖尿病などが挙がっていることから、新医薬品の需要は今後増加するだろう」と述べた。

philippines-medical-wholesale(フィリピン 医療用具卸)

医療・歯科用器具を取り扱う米系専門卸:JAGAS MedicaDenta Corp

JAGAS MedicalDenta Corp はメディカルとデンタル製品を取り扱う専門卸企業。同社は1995年米国メリーランド州に設立し、米国とフィリピンの市場に焦点をあてビジネスを開始。事業が成功したことを機に1997年フィリピンに支店をオープンした。

同社は2018年11月7日から11月9日にかけて、マニラ首都圏パサイ市のフィリピン国際会議場にて歯科協会が主催した〈The PDA Greater Luzon Convention 2018〉にブースを出展し、新製品のPR活動を行ったことを報告した。

歯科製品を取り扱うローカル医療器具卸:St. Patrick’s Medical Systems

St. Patrick’s Medical Systemsは1989年にデンタル製品を取り扱う卸企業として設立。フィリピン全土に独自の流通網を配備。

2018年7月10日、同社はマカティ歯科協会が主催した第52回年間コンベンションの年間授賞式に参加したと発表。また9月20日には、ミンダナオ島で開催された〈29th Mindanao Area Convention〉に参加し、製品のプロモーションを行った。

2018年11月22日、同社はX線を使用したコンピューター断層撮影を可能にする医療技術に関するセミナーを開催した。

まとめ

フィリピンの車椅子は、価格設定が基本的に高額であるため、ターゲット顧客は主に中間層や富裕層が多くなっています。今後は将来の高齢化を見通して、福祉用具の隠れた需要を発見していくことで新たなビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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