【今後の成長に期待】マレーシアの介護サービス業界

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介護サービス業は、「不名誉である」という保守的なイメージが根深く浸透しており、事業者や当事者が困難を強いられるケースも少なくありません。

今回は、そんなマレーシアの介護サービス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020

マレーシア初!オンデマンド在宅介護〜介護サービス業界事情〜

介護サービスを提供するHomageは、オンデマンド自宅介護を提供する介護サービスプラットフォームを発表した。まずはクアラルンプールとセランゴール州の一部エリアを対象とし、その後他州へ展開する。

同社はスマートテクノロジーを使用した独自のマッチングエンジンにより、病気の治療や言語など特定のニーズに応じてケア専門家と要介護者をリンクさせる。また、同プラットフォームはウェブとモバイルで利用することができ、リアルタイムで在宅ケアデータを24時間365日に渡って可視化させる。

同社はマレーシアでのケア専門家チームを拡大しており、2019年には100名の専門家を迎え入れ、3年間で1,000名体制を目指している。

住友商事、マレーシアのマネージドケア事業へ参入〜介護サービス業界事情〜

2019年4月4日、住友商事は、マレーシアの大手マネージドケア事業者のPM Care社およびHealth Connect Holdings社を子会社化、マレーシアのマネージドケア事業に参入したことを発表した。

同社は、マレーシアが高齢化や生活習慣病の増加など医療需要が高まっていることから、本事業を通じてマレーシアの企業・保険会社と医療機関を繋ぐ存在として、日本の先進的な医療技術・サービスの導入も見据え、より質が高く効率的な医療サービスを推進し、個人の健康管理向上を促進するとしている。

また、同社はマネージドケアの高度化を実現するプラットフォームの構築を視野に入れており、日本医療・介護の国際展開も検討している。

マレーシアのエコワールドが高齢化対応で提携〜介護サービス業界事情〜

不動産開発大手のエコワールドと高齢者介護を事業とするエイジドケアグループ(ACG)は、台湾の高雄医科大学病院(KMHU)と教育、研究、人材開発、人材交換において協力することを合意したと発表した。

マレーシアは2020年までに人口の10%以上が60歳以上となる高齢国家となることから、昨年9月にエコワールドとACGは『健康とウェルネス』に焦点を当てたエコサンクチュアリタウンシップをローンチしている。

今回の提携により、マレーシアの2社は高齢者ケアに関する意識を高め、コミュニティの健康とウェルネスの基準を高めることを目指す。エコワールドは健康とウェルネスの面でKMHUの専門知識を、ACGは介護の知識を獲得する。

シニア向けのリゾート開発とは?マレーシアのオーレリアン・ランド〜介護サービス業界事情〜

シニア向けリゾート開発を手掛けるオーレリアン・ランドは、2013年よりアクセシビリティ、モビリティ、やりがい発見、ヘルスケア、健康といった高齢者の課題を克服するシニア向けリゾート開発プロジェクトに取り組んでいる。

シニア・アクティブ・インディペンデント・ライフスタイル・リゾートをコンセプトとするオーレルサンクチュアリは、シルバー世代のニーズを満たすことを目的とした革新的な開発であり、50歳以上が入居可能となっている。

施設はパハン州ブキティンギに位置し、2棟が建設されている。各戸は1,006平方フィートと1,175平方フィートの広さで、2022年末の完成時に287世帯が入居できる。また、24時間の診療所や介護コーディネーターが常駐する。

2019

マレーシアのMIMSグループ、フィリピンの医療系人材派遣会社を買収〜介護サービス業界事情〜

メロリタグループは、マレーシア最大の医療系人材派遣会社であり、在宅介護用の看護士、理学療法士、介護士の派遣を行っている。2018年現在、同社は中東及び東南アジア6ヶ国において30超の医療機関にサービスを提供している。

同社親会社であるMIMSグループは、フィリピンのマカティ市に拠点を持つ医療人材紹介会社であるメディカル・スタッフィング・リソーシーズの99.92%の株式を取得したと発表した。

この買収により、同社はフィリピンの看護師だけでなく、アジアで活動する医療従事者の人材獲得も視野に入れる。今回の事業統合によって、MIMSグループのアジア太平洋地域及び中東全体の医療業界における地位強化を目指す方針。

マレーシアのプラブラン・ハルタナとUEM、日本の介護サービスモデルルームを公開〜介護サービス業界事情〜

マレーシアの不動産投資会社プラブラン・ハルタナ(PHB)と不動産開発大手UEMグループ、さらに日本メディカル・ケア・サービスは、共同プロジェクトとしてマレーシア初となる高級介護施設『レイ・セラヤ』のモデルルームを公開した。ショールームはグレンイーグルス病院に隣接しており、日本で開発された最先端介護サービスを紹介している。

レイ・セラヤはオーストラリア人の建築家によって設計され、運営は日本の大手介護業者であるメディカル・ケア・サービスが担う。

要介護者向けの介護棟と、自立して生活が営める高齢者向けの自立棟が提供される。要介護者向けでは、認知症、緩和ケア、デイケアサービスなど幅広いサービスが提供される。

malaysia-nursing(マレーシア 介護)

介護サービス業界牽引のACGとエコワールド、マレーシアの高齢者向け住宅をメディアに公開

エイジドケアグループ(ACG)は、マレーシア国内でデイケアセンター、老人ホーム、介護施設を含む高齢者向け製品・サービスを提供している。

同社は、マレーシアの不動産開発大手のエコワールドと、高齢者に優しい住宅『クラフトホーム』事業で提携しており、メディアによる視察を行った。『クラフトホーム』はエコサンクチュアリのパルケレジデンス内に位置し、12エーカーの広々とした緑豊かな環境の中に、プレミアムライフスタイルのための様々な施設を有している。

本事業において、ACGは年中無休のナースステーションを備えたケアハブ、毎月の医師による診察、高齢者と家族向けのウェルネスとケア・エコシステムを提供する。

日本貿易振興協会、マレーシアの介護ビジネスを分析〜介護サービス業界事情〜

日本貿易振興機構は、徐々に高齢化が加速するマレーシアにおける介護ビジネスの将来性について分析を行った。

2015年時点でマレーシアの高齢者(65歳以上)人口の比率は5.9%であるが、2030年までに9.7%へ上昇することが予想されている。マレーシアにおける介護ビジネスは市場拡大が見込まれているものの、施設運営にかかわるライセンス取得や介護士資格に関して制度が十分に整っているとはいえない。

また、マレーシア人の高齢者介護に対する考え方は依然として保守的であり、特にマレー系やインド系コミュニティの間では介護士の賃上げ運動などに対する根強い抵抗感が存在する。

まとめ:マレーシアの介護サービス業界

マレーシアの介護サービス産業は将来的な成長の可能性を多いに秘めたセクターとなっています。高齢化の影響を受け、今後も需要が見込まれる同国の介護サービス業界は、大きなビジネスチャンスが眠っているのではないでしょうか?

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