ベトナムでは、直近10年間初婚年齢はほとんど変わっていません。特に女性の初婚年齢は平均23歳と非常に若くなっています。
今回はそんなベトナムの冠婚葬祭をテーマに、最新情報をお届けしていきます!
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ベトナム・ダナンで結婚式を挙げるべき6つの理由〜冠婚葬祭トレンド〜
リゾート地として有名なダナンだが、近年は結婚式の開催場所として海外のカップルからも人気を集めはじめている。人気の理由としては、美しいビーチがあること、ユニークな建築様式のホテルやリゾート施設が豊富なこと、アジア主要都市への直行便が発着する国際空港があり交通の利便性が良いこと、近隣には街自体が世界遺産に登録されたホイアンのような観光名所があること、食事が美味しく地元の人々も暖かいこと、サービスの質が高い割には価格が手ごろであること、が挙げられる。
冬のベトナムで結婚式を挙げる際の注意点〜冠婚葬祭トレンド〜
温暖な南国のイメージが強いベトナムだが、北部の冬は寒冷な気候である。その一方、冬場は結婚式を挙げるカップルが多いシーズンでもある。ベトナムで冬季に結婚式を行う際の注意点として次の5つが紹介されている。
1. カンバス(会場の周りを囲う布)で風を防ぎ、会場を暖かく保つ。
※ベトナムでは、屋外仮設テントのパーティー会場も多い。
2. 布地が何層にもなっている、羽毛のコートと組み合わせるなど、暖かいドレスを選ぶようにする。
3. 冷めやすいシーフードは避け、スープなど暖かい料理を選ぶ。
4. 会場の装飾には赤色、金色などの暖色を多く利用する。
5. オープンカーではなく、寒さを防げる車両を選ぶ。
ベトナムで美しい結婚式写真を撮るために〜冠婚葬祭トレンド〜
ベトナムでも、日本の前撮りのように結婚式前に写真を撮る習慣がある。写真撮影への力の入れ具合は日本よりも強く、公園や湖上のボート、あるいは観光地など屋外や遠方での撮影が一般的である。
美しい結婚写真を撮る秘訣は、フォトスタジオの選択(写真撮影の成否を決める要素の半分はこの点)、撮影時間は適切に(潮の満ち引きなど)、思い出の場所や好きな場所などのロケーション選択、フォトグラファーとの撮影アイディアの共有(どのような写真を撮りたいかを伝え、実現できるかも含めたアドバイスをもらう)といった点である。
ベトナムの服喪期間におけるタブー〜冠婚葬祭トレンド〜
葬儀や服喪の習慣は国によって様々であるが、ベトナムにおいては次のようなものが挙げられる。
①親を亡くした場合、子供は服喪期間中派手な色の服装をしていはいけない
※かつて一般的な服喪期間は3年だったが、こうした慣習も近年では緩みつつあり、1年程度とすることが多くなってきている
②服喪期間1回目のテト(旧正月)に親族・知人を訪問していはいけない
③親を亡くした際の服喪期間中は、結婚をしてはいけない
※近年はさほど厳密には求めなくなっている点だが、家によっては厳格に守るところもある
まとめ:ベトナムの冠婚葬祭トレンド
ベトナムのお葬式では、両親など自分より目上の身内がなくなった場合、黒い布でできた四角いバッジをつける習慣がありました。現在は、「家族がなくなった人は運が悪い」とみられるようで、バッジをつける人が少なくなっています。このように現地の習慣とトレンドを理解することで今後もビジネスチャンスにつながるのではないでしょうか。
ハノイ在住のベトナム人。名古屋大学で文部科学省奨学金の日研生として留学経験有り。日越の翻訳、通訳などが得意で、日本語教師の経験有り。ハノイで日系IT企業に入社後、主に総務・人事、日本親会社との取引業務を約3年経験し、その後長野県で日本企業で勤務。