【全自動運転の試験運用開始?!】シンガポールの鉄道・バス業界

2018年における公共交通機関の利用者数は過去最大の7.54百万人となり、公共交通機関の利用者数はここ14年連続で増加しています。

今回は、そんなシンガポールのの鉄道・バス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

シンガポールで全自動運転シャトルバスの試験的運用が開始〜鉄道・バス業界事情〜

2019年7月29日、ComfortDelGroグループの完全子会社であるComfortDelGroBus Pte Ltdは、National University of Singapore(NUS)と共同で、完全全自動運転のシャトルバスのトライアル運転を開始すると発表。

このシャトルバスは「NUSmart Shuttle」と呼ばれ、1.5ヶ月の試運転の後、NUSにおけるKent Ridgeキャンパスにて実際に人を乗せてトライアル運転が行われる。最大12人を乗せ、トライアルの初期段階では月曜から金曜の午前10時20分から午前11時20分まで、午後2時20分から午後3時20分までの間、20分間隔で運行する。初期段階においては雨天の場合は欠航し、危険回避のためのオペレータが搭乗することになっている。

NUSmart Shuttle で使用されるバスは、EasyMile Business Development & Partnershipによって現在、世界230箇所でサポートが行なわれている。

シンガポールのSMRT、ROCを集約し事業を効率化〜鉄道・バス業界事情〜

2019年4月24日、インフラ担当調整大臣および運輸大臣(Coordinating Minister for Infrastructure and Minister for Transport)は、 SMRTの鉄道オペレーションセンター(Rail Operations Centre、ROC)をKim Chuan Depotに正式に開設したと発表した。ROCは、南北、東西、およびサークルラインの運用管理センター(Operations Control Centres、OCC)で構成されている。

また、今年後半には、現在Bishan Depotにあるメンテナンスオペレーションセンター(Maintenance Operations Centre、MOC)がROCに組み込まれる予定である。

新たに設立されたROCにより、SMRTは主要な運行ネットワーク操作が1カ所に集約され、リアルタイムの状況把握と統合された指令系統となり、サービスの質を向上させることが可能となる。

シンガポールのGrab、Invescoから300百万USDの出資〜鉄道・バス業界事情〜

2019年6月27日、東南アジアを代表する企業となったGrabは、世界的な大手投資運用会社であるInvescoからの3億米ドルの追加投資を発表した。この資金調達により、同社は2018年6月から今年末までに総額65億米ドルを調達し、東南アジアのテックカンパニーとしての地位を固めつつあると言える。

Invescoによる投資総額は7億300万米ドルになり、この地域に対するGrabへの期待が反映されている。InvescoはOppenheimerFundsの買収を完了している。OppenheimerFundsは2018年7月に4億300万米ドルをGrabに初めて投資している。

Grabはスマートフォンのアプリを使ったタクシーを利用するスタートアップカンパニーとしてスタートしたが、近年にはビジネスを多角化しており、GrabFood、GrabPayやGrabShuttleなどのバスサービスも開始している。

シンガポールのEDB、自動運転バスで事業者を公募〜鉄道・バス業界事情〜

2019年1月7日、経済開発庁(Economic Development Board、EDB)は陸運庁(LTA)と共同で自動運転バスの事業者の公募を開始したと発表。

政府は「Smart Nation」を掲げ、様々な政策を打ち出している。AIの研究やビッグデータの活用などとともに自動運転車(autonomous vehicle、AV)の研究開発もそのイニシアチブの1つとなっている。

LTAとEDB関係各社に協働の呼びかけ(Call for Collaboration、CFC)を開始し、ビジネスプロポーザルの提案を募集している。Punggol、TengahおよびJurong Innovation Districtにおける自動運転のバスとシャトルのパイロットテストがその内容である。また、 AV研究開発、製品開発、商品化されるプロダクトを確立することも視野に入れている。

まとめ:シンガポールの鉄道・バス業界

公共交通機関の利便性の向上および運賃の安さを背景に自家用車やタクシーの利用が抑えられ、公共交通機関へのシフトが鮮明になっています。このような中、今後もシンガポールの鉄道・バス業界は多くのビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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