【環境に悪いバイク排除?】シンガポールのバイク業界

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他のASEAN諸国に比べ、交通インフラが整い、便利な公共交通機関があるため、シンガポールにおいてバイクは人々の生活必需品とまではなっていません。

今回は、そんなシンガポールのバイク業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

2020年 シンガポールのバイク業界

シンガポールLTAとSPF、クリーンなバイクの採用を促進へ〜バイク業界事情〜

国土交通局(LTA)は、持続可能な輸送セクターのためによりクリーンな車両の採用を奨励する取り組みの一環として、高性能の電動バイクの導入を促進するために、バイク登録制度を強化することを発表した。

2020年4月1日以降、定格電力が10kWを超える高出力の電動バイクは、LTAに登録して公道で使用することが可能。現在、シンガポールの公道では、定格出力が10 kW以下の電動バイクのみが許可されている。また、2020年4月1日から高速道路では最高速度50 km/ h以上の電動バイクが許可された。

さらに、シンガポールでの高出力電動バイクの導入を支援するために、 電動バイクの道路税を、Internal Combustion Engine(ICE)バイクの既存の道路税の構造と同じにしている。ICEオートバイが支払う燃料消費税の一部を回収するために、電動バイクには年間200ドルの追加税 が適用される。これにより、距離ベースの税を導入する準備が整うま で、ICEと電気自動車の扱いの平等が強化される。

出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/newsroom/2020/march/news-releases/Introduction_of_higher-powered_electric_motorcycle_regime.html

自動二輪車などの規制、シンガポールで〜バイク業界事情〜

LTAは小型自動車(安全)法案(SMV法案)およびアクティブモビリティ法案(AM法案)が議会で可決されたと発表した。SMV法案は、公共の道と消防の安全性を向上させるために、小型自動車の新しい輸入管理措置を導入している。

2021年第1四半期から、電動パーソナルモビリティデバイス(PMD)とパワーアシスト自転車(PAB)を輸入する全ての人は、これらのデバイスを持ち込む前にLTAから輸入承認を取得する必要がある。これは、個人にも適用される。LTAからの有効な承認なしに電動PMDおよびPABを輸入した個人または企業は、最高$ 10,000の罰金を科される場合がある。

またAM法案では、アクティブモビリティユーザーは、アクティブモビリティデバイスユーザーの速度制限や、歩道での電動PMDの使用を禁止 することが決定した。

出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/newsroom/2020/may/news-releases/Strengthened_active_mobility_regulations.html

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シンガポールで歩道におけるeスクーターの利用禁止へ〜バイク業界事情〜

2019年11月5日から、国土交通局(LTA)はすべての歩道での電動スクーター(eスクーター)の乗車を禁止すると発表。今後、eスクーターはサイクリングパスとパークコネクタネットワーク(PCN)でのみ乗ることができる。道路上でのパーソナルモビリティデバイス(PMD)を禁 止する現在のポリシーは残っている。

現在、シンガポールではeスクーターに関連する不正な行動や事件に関連する犯罪は引き続き増加傾向にある。これを考慮し、LTAは歩道でe-スクーターに乗っている人に対して、規制措置を施すよう動いている。 罰則者は有罪の場合、最高$ 2,000の罰金もしくは3か月の懲役、もしくはその両方が課される。

歩道のe-スクーター禁止が適用された後、e-スクーターユーザーはサイクリングパスとPCNを引き続き使用できる。現在、国内には約440 kmのサイクリングパスがあり、LTAはこのネットワークを2025年までに750 kmに拡大し、2030年までに距離を3倍にする予定。

出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/newsroom/2019/11/1/e-scooters_tobe_prohibited_on_allfootpaths_following_safety_review.html

シンガポールのScorpio、SWITCHとSFFにて新たなモデルを発表〜バイク業界事情〜

バイク業界ベンチャーのScorpioが、ビジネスの変革を促進するための5 つの主要セクターにわたる革新的なテクノロジーのショーケースである、Singapore Week of Innovation and Technology (SWITCH) とSingapore Fintech Festival (SFF)において、新たなモデルを発表した。

これには、リー・シェンロン首相と外務大臣のバラクリシュナン博士を招待し、初めて商品のデザインモデルを紹介した。 Scorpio ElectricのCEOであるMelvin Gohは次のように述べている。

「リー首相とバラクリシュナン博士に私たちのブランドを紹介できることを非常に誇りに思う。また、持続可能なモビリティの導入を加速するという目標に向けて、Enterprise Singaporeの緊密な協力とサポートに感謝している。アートとテクノロジーを組み合わせて、高品質でスマートな電動バイクを作り上げることができた。」

出典: https://scorpioelectric.io/news_room/scorpio-electric-at-sff-x-switch-2019-design-model-unveiling/

シンガポールのBoon Siew、バーチャルショールームを開始〜バイク業界事情〜

2020年5月20日の発表によると、Hondaの独占販売代理店であるBoon Siewがコロナ禍でショールームを訪問できない顧客に対して、バーチャルでのショールームの提供を開始した。Ubiにあるショールームをバーチャルで再現している。 

顧客が気になったバイクを選択すると、その製品情報を見ることができる。

また、営業担当者とリアルタイムでチャットして販売予約をすることも可能。

2019年 シンガポールのバイク業界

シンガポールでモーターバイクの交通事故が増加〜バイク業界事情〜

警察が発表した最新の統計によると、2018年は前年と比較すると多くのモーターサイクリストが事故に巻き込まれて死亡していることがわかった。一方、全体的な交通事故と死亡者数は減少しており、モーターバイクの事故の割合が増加していることが判明した。

モーターバイクが関連した事故の件数は、前年同期の4,270件から2018年には2.1%増加して4,358件となっている。また、モーターサイクリストを巻き込んだ致命的な事故の件数は、1年前の45件と比較して65件となっている。一方、2人乗りモーターバイクにおいての死亡事故は44件から61件と38.6%増加している。モーターバイクの死亡事故は2018年における死亡事故のほぼ半数を占めたことがわかっている。

モーターバイクの事故が増加していることを受けて、2019年にはモーターバイクの免許取得にはシミュレーションを使ったトレーニングを必須項目とすることを表明している。また、「Singapore Ride Safe」キャンペーンを開催することを発表している。

シンガポールのEDA、環境に悪影響のあるバイクの廃棄に補助金〜バイク業界事情〜

National Environment Agency(NEA)は、2003年7月1日より前に登録された、大気汚染に悪影響を与える古いオートバイを排除する意向を示した。

このようなモーターバイクに該当する所有者には、今後5年間で登録を解除するための最大3,500SGDの補助金を提供していく。またNEAは、2023年4月6日から大気汚染への悪影響を軽減するため、オートバイの排出基準を厳格化していく方針である。環境基準を満たさないオートバイは、2028年6月30日以降、シンガポールの道路での使用が許可されなくなる。

古いバイクはより環境に悪影響を与えることがわかっている。特に、2003年7月1日以前に登録されたものは、現在のオートバイと比較して、最大で約10倍のCOと30倍のHCを排出する。シンガポールにおいて、このような古いバイクは約20%を占めており、バイクから排出されるCOの約40%を占めていることが背景にある。

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HarleyDavidsonがシンガポール進出25周年!今後の展開とは?〜バイク業界事情〜

Harley-Davidson(HD)の正式な輸入ディーラーであるHarley-Davidson of Singapore(HDS)は、シンガポール進出25周年を記念するイベントを開催した。400百名以上が参加し、様々なオートバイクラブのメンバー、愛好家や業界関係者が集まった。

HDは歴史が長く、オートバイ業界の中でも認知度の高いブランドの1つであるが、中核の顧客はベビーブーマー世代であり、このような消費者の高齢化と若い新たなオートバイ購入者の期待に答えるため、この10年を費やしている。

その結果、Fat Boy、Road KingやUltra Glideなどを受け継ぎクラシカルなMilwaukeeを生産し、主要ラインナップに新たなテクノロジーを追加しただけでなく、115年の歴史の中で初となる新たな分野に乗り出している。エントリーモデルの小型バイクなどで顧客の裾野を広げようと試みている。

バイク業界大手のYamahaが発売、YNFが賞受賞!シンガポールにも展開

2019年7月17日の発表によると、Yamahaが発売したYNF(Yamaha Next Field)-01が世界的に有名な賞である「Red Dot Award: Design Concept 2019」を受賞した。

YNF-01は、大径タイヤや4輪独立サスペンションなど、さまざまな路面を走行でき、外出に最適な低速モビリティ4輪バイクである。頑丈な足回りを支えるコンパクトなフォルムと、乗る人を包むフレームデザインは、堅固さと自由さを兼ね備えている。

また、ドイツのDesign Zentrum Nordrhein Westfalenが主催するRed Dot Design Awardsは、世界で最も権威のあるデザイン賞の1つとして広く認められている。優れた品質のデザインは、製品デザイン、ブランドおよびコミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3つのカテゴリで毎年受賞者が選ばれている。

まとめ:シンガポールのバイク業界

世界的にみても、シンガポールの二輪車市場は小さいですが、今後もバイクファンを魅了する各企業の取り組みは注目され続けるでしょう。

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