【新生児育児の補助金制度を解説】タイの保育サービス業界

幼稚園に通う生徒数は10年間で180万人から155万人へと減少しています。幼稚園は義務教育の一部となっており、生徒数の減少は少子化の影響を顕著に表しています。

今回は、そんなタイの保育サービス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

新生児育児の補助金制度開始

タイの社会開発・人間安全保障省(Ministry of Social Development and Human Security)は0-6歳の幼児のための補助金制度を改良し、総支援金額を36,000バーツから100,000バーツへと引き上げた。

タイ国家の20年国家開発戦略計画で言及されている幼児に対する補助金制度は社会の不平等を減らすための原則に基づいており、支援対象になる幼児は内務省による登録を行う必要がある。

社会開発・人間安全保障省の中の児童青少年局により補助金が管理される。保護者の収入ベースにより変動し、月間400バーツから600バーツを受け取ることができる。

外国人需要を取り込む!Bright Seeds

外国人幼児専門の幼稚園Bright Seedsは、タイ北部の観光都市チェンマイの外国人需要の増加をサポートするために「Bright Seeds International Kindergarten School」を開設し、英語主体の幼児教育を行う。

タイでは家族単位で移住する外国人が増加しており、 アメリカでもっとも認知されているInternational Preschool Curriculum (IPC)に準拠した授業を用意している。

100人の児童を収容するための8つの教室、1つの図書館、3つの活動室、1つの応急処置室が設置されており、学校でのコミュニケーションに英語を使用するほか、子どもたちがタイの文化を学ぶ機会も奨励されている。

thailand-childcare

全ての児童に教育機会の提供へ

2019年6月7日の発表によると、タイの社会開発・人間安全保障省、内務省、教育省が共同で児童発育センターを設立した。特に3-5歳児で学校に通っていない児童の教育面での標準的なケアを行うように援助する取り決めを作る。

タイでは3-5歳の児童の教育も義務教育の一部とみなされているが、15.3%の児童がそれらの期間に教育を受けられていない状況にあり、国家経済社会開発計画に沿ってすべての児童への教育機会の提供を目指す。

教育を受けることのできない理由としては貧困が挙げられる。児童発達センターでは食事の提供を含む公衆衛生基準を使用し、専門の保育スタッフにより児童の世話がなされる。

幼児向けRead-Aloud Workshop開催

SNSの利用率が日本よりはるかに高いという統計もあるタイでは、幼児期に動画サイトなどの情報に触れる時間が過剰に多いのではないかという懸念から健康増進基金(SSO)主催のRead-Aloud Workshop が各地で開催されている。

Read-Aloud Workshopでは、世界中に愛好家の多い絵本をはじめ、多くの幼児に有用な本の音読が行われる。言語教育や児童教育に役立つとされる教養が児童のために備えられる。

チュラロンコン大学教養学部とも連携しJim Trelease’s Read-Aloud Handbook“ (8th Edition) のタイ語版が使用され、実際の書籍による読み合わせや、動画サイトとの比較などが行われている。

まとめ

タイでは共働き世帯の急増などにはじまる社会構造の大幅な変化により、就学前教育や保育サービスの需要は拡大しています。そんな中、同国の保育サービス業界は今後も多くのビジネスチャンスを見つけられるのはないでしょうか。

関連記事

  1. thai-private-banking

    【ターゲットは富裕層】タイのプライベートバンキング業界

  2. singapore-taxi-taxiapp

    【新サービス続々登場】シンガポールのタクシー・配車アプリ業界

  3. thai-celemony

    【仏教の影響】タイの冠婚葬祭トレンド

  4. malaysia-childcare

    【政府が後押し!】マレーシアの保育業界

  5. thai-nursing

    【働き手の確保】タイの介護サービス業界

  6. thai-cosmetics

    【環境との共存】タイの化粧品業界

  7. vietnam-taxi-taxiapp

    【渋滞問題と向き合う】ベトナムのタクシー・配車アプリ業界

  8. malaysia-taxi-taxiapp

    【多様化するタクシー】マレーシアのタクシー・配車アプリ業界

ABOUT US

BIZLABマガジンは、東南アジア・中華圏で販路を拡大したい経営者、経営幹部、海外担当者向けに、役立つ情報を提供している専門メディアです。個別相談・調査サービス「BIZLAB」が運営しています。くわしくはこちら

人気記事

  1. singapore-private-banker
  2. singapore-pharmacy
  3. singapore-cosmetics
  4. malasya-fashion
  5. indonesia-supermarket
PAGE TOP