【地方都市の家電ニーズが急増】中国の家電量販店業界

貧困層が比較的多く暮らしている地方都市も近年の発展により、生活水準が改善されてきています。これにより家電の需要も大きく伸びており、今後も更なる成長が見込まれています。

今回は、そんな中国の家電量販店業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

潜在性を秘めた地方開拓へ!蘇寧電器

蘇寧グループの副総裁は、2021年までに蘇寧電器の加盟店を12000店に増やすことを発表した。特に地方都市では広大な未開拓市場が広がっており、さらなる発展が期待されるとした。

各店舗で取り扱う家電製品の種類を増やすだけでなく、家のメンテナンスや家具、さらには酒類販売など幅広いサービスを提供することによって、地方に根ざしたサービスを提供し、地方に浸透していくことを戦略としている。

地方は客一人あたりの消費量が多いことや、リピーターが多いことに注目し、‘’私域流量‘’、つまりWeChatやQQの公式アカウントを使った時間や場所の制約を受けないマーケティング方法を積極的に活用して、顧客のニーズに合ったサービスを提供していくことを確認した。

出典:http://www.suning.cn/cms/latestNews/24101.htm

国美電器、地方小売店のGMVが339%に成長

国美電器の2019年の中間決算報告書によると、三級都市から六級都市までの地方都市における国美電器の総商品量(GMV)が前年に比べて339%の大幅な伸びを見せており、国美電器が掲げる生活に密着したサービスへ一歩近づいたといえる。

地方への転換戦略には、一級及び二級都市において、市場が飽和状態にあることと、ECサイトでの販売と量販店における販売のバランスをとる必要があるという背景がある。

山東省済南では、今まで空白だった55の県レベルの市場において60の家電量販業者を誘致して、地方都市でのさらなる発展を目指している。これからも、その業界トップレベルの知名度とサプライチェーンを生かして全国に浸透することを目標としている。

出典:https://help.gome.com.cn/news/5.html

ウェスティングハウスが中国市場に復帰

グループの戦略転換のために、一度は中国市場から撤退したアメリカの家電二位のウェスティングハウスが、中国市場に復帰した。ハイテク路線・スマート化を主な戦略としており、中国のキッチン家電業界の競争が一層激しさを増すことが見込まれる。

同社はインターネット制御可能なスマートガス湯沸かし器を発売した。2017年と比較し、2018年はガス湯沸かし器の小売市場の規模が13.8%増加した。2019にはさらなる増加が見込まれており、すでに国美電器・蘇寧電器などで発売されている。

新しい湯沸かし器の特徴として、WIFIに接続して遠隔操作ができるほか、故障の際には情報が自動的にクラウドで送信され、問題を診断し速やかに修理することがでる。さらに、一酸化炭素が基準を超える場合には、その場とリモートコントロールセンターで警報が鳴るようになっており、安全に配慮したものとなっている。

出典:http://www.gdeacc.com/info_detail.php?CateId=4&InfoId=502

ソーラーエネルギーの蓄電装置の家電化へ

ドイツのヴァールブルクGS Hub社が、長虹電器が製造したバッテリーを用いたソーラーエネルギーの蓄電装置を発表した。これからこのような蓄電装置が一般家電のようになり広まっていくことが期待されている。

近年、自然エネルギーの活用と省エネルギーが積極的に呼びかけられている中で、この蓄電装置は一般家庭でも歓迎されている。規格は、48V/200Ahで、大きさは加湿器より少し大きいほどのコンパクトなサイズである。

一層の普及に向けて、長虹電器はこの種の蓄電装置の研究開発に力を入れ、新エネルギーの先駆者となることを目指している。

出典:http://group.changhong.com/xwzx_255/mtbd/201912/t20191202_76469.html

五星電器、5G対応の携帯電話を発売

11月1日、北京や上海など国内50都市で5Gの商用サービスが開始したのに合わせて、5G対応の携帯電話が五星電器でも発売開始された。ファーウェイMATE30、Galaxy Note10+、小米9Pro、VIVOiQOOPro、VIVO NEX3 5G等が店頭に並んだ。

11月11日の大セールを前にして、ECサイトでの販売を除いた、量販店での販売額は前年同日の141%増となり、5000万RMBの販売促進手当を投入し、5Gサービスの開始というビッグチャンスをものにしようとしている。

5G回線は4G回線に比べて若干高く、最も安いもので、一カ月128RMB(2000円)となるが、通信速度は4Gより格段に速い。ハイビジョンの映画も2.3分でダウンロードするということで、五星各量販店には多くの客が列を成した。

出典:https://www.5star.cn/newsHtml/news/news0.html?151

まとめ

家電需要の大幅な上昇もあり、外資企業も積極的に進出してきています。各社はスマート家電や自然エネルギーなどトレンドを抑えた製品を発表しています。このようなトレンド商品を 成長段階にある地方都市の値段設定に合わせた 販売が成功のカギかもしれません。

中国に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


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目次(全15ページ)
Ⅰ 中国におけるビジネス事情 ・中国は世界第2位の経済大国 ・中国の外資規制は緩和傾向にある ・中国の就労ビザは3つのランクがある ・中国のカントリーリスク ・最も注目すべき中国の「一帯一路」政策 ・今後の製造分野におけるロードマップ「中国製造2025」 Ⅱ 中国の業界トレンド ・中国の食の最新トレンド ・中国の製造業におけるビジネスチャンスとは? ・最近の中国における医療・介護分野の動向 ・中国の教育分野では通信教育がトレンド Ⅲ 中国でビジネスを成功させるために


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