【デジタルを活用した業務の効率化が話題】中国の人材サービス業界

デジタルの発展に伴い、人材獲得のプロセスや勤務状態、研修などHR管理の効率化が積極的に行われています。

今回は、そんな中国の人材サービス業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

人瑞人才科技、香港にて新規株式上場

人材サービスの人瑞人才科技が、2019年12月13日に香港証券取引所への新規株式上場を果たした。上場に際しては、フランスパリバ(アジア)証券やUOB(香港)などが主幹事を務めた。同社は、香聘プラットフォーム、瑞聘システムなどの体系化したヒューマンリソースソリューションを提供している。

同社は特に、中国のニューエコノミーを担う企業向けのサービスに注力をしている。同社が抱える顧客のうち、ユニコーン企業としてはバイトダンス、モバイク、小紅書があり、テクノロジー企業としては、テンセント、ネットイース、平安金融成都、QUNAR、DHL成都などがある。2019年は25の企業顧客と関係を構築し、平均3年のパートナーシップ関係を持つ。

同社が手がける人材マッチングプラットフォームは、アカウント数が180万、月次アクティブユーザー数が141万人となっており、膨大な人材候補を抱えている。

出典:http://www.renruihr.com/web/news/detail?uid=20191213104452675U00000000000784

51job、2019年第3四半期決算を発表

アメリカ・ナスダック市場に上場するインターネット求人サービス大手の51job(前程無憂)は、2019年11月14日に第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比3.6%増の989百万人民元、グロスマージンは69%、営業利益は256.7百万元、調整後一株当たり純利益は4.44元であった。

売上高のうち、オンラインリクルートメントサービスの売上高は、前年同期比2.4%減の633.4百万元であった。減少の要因として、マクロ経済の状況悪化や、雇用需要の軟化が挙げられた。また、同社は第3四半期の特殊要因として、第4半期に行われるキャンパスリクルートメント向けの準備費用が嵩んだことを指摘している。

ビジネスの見通しとして、同社は、第4四半期決算における売上高を1080百万元〜1120百万元のレンジで見積もっている。さらに同社は、直近で、テクノロジーを活用したHRサービスを提供する企業への投資も行っている。

出典:https://ir.51job.com/ir/php/2019/PrsReleaseq11142019.php

malaysia-human-resource

有才天下信息技術、2019年中期報告書を公表

2019年9月12日の発表によると、人材紹介サイトの狩聘(LIEPIN)を運営する有才天下信息技術は、2019年中期報告書を公表した。同社は、AIなどのテクノロジーを駆使した人材紹介事業を手掛ける企業で、香港証券取引所に上場している、

2019年上半期の売上高は、前年同期比23.1%増の712百万人民元、粗利は570.5百万元、純利益は70.4百万元であった。中国経済の成長や先行きの不透明性にともなう下降圧力など、強弱入り混じるなか、利益成長が大きく加速した。

同社は、人材紹介プラットフォームの運営にあたり、テクノロジーを活用している。人工知能、自然言語分析、ユーザーグロース、ユーザーバリューについて、イノベーションを推進し、企業やヘッドハンターが人材を獲得するプロセスをより効率で有効なものとすることに注力していくとしている。

出典:https://event.liepin.com/t/1529398793014/files/2019%20中期報告.pdf

米ADP、iHCM2ソリューションを提供

2019年7月31日の発表によると、全世界でヒューマンリソース(HR)の管理ソリューションを提供する米ADP(ナスダック上場)は、中国市場において、ADPiHCM2を新たに提供する。ADP iHCM2は、新たに開発されたクラウド型総合HR管理システムである。このシステムは、企業のコスト削減、人材への待遇向上、統一運営が可能などの利点がある。ADPの給与領域におけるノウハウと人材管理分野でのテクノロジーを結合させたものである。

ADP iHCM2は、給与システム、人材採用、勤務状態、業績、研修などを精密に管理するものであり、HR管理、報告、アナライズの有効な手段である。

ADP iHCMは、アジア太平洋地域においては、既に中国とシンガポールで先行して提供されており、今後、香港や東南アジアでの提供が予定されている。ADO iHCM2は、ADP iHCMという単一のクラウドプラットフォームに基づくものであり、トップレベルのデジタル安全基準に適合したものである。

出典:https://www.adpchina.com/insights-and-resources/press-releases/2019/ihcm-2/

万宝盛華、蘇州国際科学技術人材パークと戦略提携

2019年7月1日の発表によると、万宝盛華グレイターチャイナ(ManpowerGroup)は、蘇州国際科学技術人材パークと戦略提携を行い、どのように国際性のある高級人材を集め、ヒューマンリソースの有効的な開発・活用を行うかについて確認した。最上級の人材を集め、中国のインターナショナル企業への就業につなげることが最重要の目標である。蘇州国際科学技術人材パークは、万宝盛華以外にも、中智やrandstadなど国内外の有力人材紹介企業29社と同様の提携を結んでいる。

蘇州国際科学技術人材パークは、「十四五」計画にしたがって、最上級人材1000人以上の紹介、2000回以上の企業へのサービス提供、20000人以上へのサービスの提供を目指している。

万宝盛華グレイターチャイナは、大株主に米ManpowerGroup Inc,(ニューヨーク証券取引所上場)を持ち、香港連合取引所メインボードへ上場している。1997年からグレイターチャイナ市場での20年におよぶ総合ヒュマンリソースソリューション企業として、今回の戦略提携に注力していく方針である。

出典:http://www.manpower.com.cn/sc/about_news_details.php?id=56395

まとめ

中国経済の先行きが不安視される声もある中、各人材サービス会社はデジタルによる業務効率化などのトレンドをおさえて持続的な成長を続けています。これらの時流に乗ることが人材サービス業界において欠かせないポイントになるでしょう。

中国に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


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目次(全15ページ)
Ⅰ 中国におけるビジネス事情 ・中国は世界第2位の経済大国 ・中国の外資規制は緩和傾向にある ・中国の就労ビザは3つのランクがある ・中国のカントリーリスク ・最も注目すべき中国の「一帯一路」政策 ・今後の製造分野におけるロードマップ「中国製造2025」 Ⅱ 中国の業界トレンド ・中国の食の最新トレンド ・中国の製造業におけるビジネスチャンスとは? ・最近の中国における医療・介護分野の動向 ・中国の教育分野では通信教育がトレンド Ⅲ 中国でビジネスを成功させるために


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