【テック系不動産仲介の上場】中国の不動産仲介業界

中国で最大不動産プラットフォームを運営する会社がナスダック上場をするなど、不動産販売の方法にもテクノロジーの発展によって大きく変化が起きています。

今回は、そんな中国の不動産仲介業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

商業住宅の共同販売プラットフォームの構築へ

2019年8月21日、深セン世聯行と「58同城」、「同策」は、商業住宅を共同販売するためにPMLSプラットフォームを構築すると発表した。

今回協力する企業は、商業住宅の取引効率を向上するために、中国商業住宅販売・サービスプラットフォーム(PMLS)を共同で立ち上げる。これにより、取引業務の実際のニーズに応じて取引の効率を改善し、不動産業界の上流および下流のサービスチェーンを統合する。

長い間、情報のドッキングと透明性が不動産販売業界での難点であった。PMLSプラットフォームの設立は、不動産販売市場における情報の不一致、取引効率の低さ、セキュリティの低さ、サービスの不足などの難点を解決できるようになった。

出典:http://www.worldunion.com.cn/sldt/info_13.aspx?itemid=1645

我愛我家グループ、蘇寧グループと協力

2019年11月10日、我愛我家グループは蘇寧グループと協力協定を締結した。我愛我家グループの南昌市業務は「蘇寧ストア」に入り、南昌市の顧客に不動産取引サービスを提供する。

今回の協力内容としては、我愛我家グループは不動産取引量を拡大するように、蘇寧のオンラインプラットフォーム「易購」とオフラインプラットフォーム「蘇寧ストア」を利用する。これにより、不動産販売情報の展示を拡大し、コミュニティへの参入を増やし、さらに多くの顧客を見つける。また、南昌市の顧客へさらに専門的なサービスを提供できるようになる。

また、蘇寧グループも我愛我家グループの顧客へショッピング割引券を提供し、蘇寧アプライアンス、ホームリフォーム、ハウスキーピングなどのサービスを統合して完全なサービス産業チェーンを構築し、利益の最大化を目指している。

出典:https://000560.5i5j.com/news/show/127.html

房天下、2019年第3四半期の業績を発表

不動産ポータルサイト、不動産仲介を手掛ける房天下(Fangホールディングス)は、第3四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比11.8%増の67.6百万ドル、営業利益は168.4%増の26.7百万ドル、純利益は92.8%減の70万ドルであった。同社の経営陣は、第4四半期と2020年の業績について楽観的にみている。

売上高のうち、30百万ドルは不動産マーケティングサービス、19.4百万ドルは不動産登録サービス、14.1百万ドルはリード創出サービスからあがっている。同社CEOによれば、マーケティングサービスとリード創出事業の成長が業績を牽引した。また、最新のテクノロジーとデータドリブンなアプリケーションがこれらの事業を押し上げたとしている。

費用面で、販売費用が前年同期比10.7%減、一般管理費が7.1%減となったことも、営業利益を押し上げた。

出典:http://ir.fang.com/news-releases/news-release-details/fang-announces-third-quarter-2019-results-board-changes

合富輝煌、4つの面で房天下と協力

2019年10月16日、合富輝煌グループと房天下は、「データ・トラフィック・システム・ブランド」の4つの面で協力を開始すると発表した。

房天下は、「オフラインで宣伝」、「オンラインリソースの共有」、「システムドッキング」という3つの面に基づき、合富輝煌グループとオンライン・オフラインのデータリソースを共有できるようになる。これにより、合富輝煌グループの運営効率を向上でき、顧客の住宅購入体験も向上できるようになる。

房天下の「データ・トラフィック・システム・ブランド」リソースにより、合富輝煌グループの「市場カバー率・トランザクションスケール・サービスシステム・トランザクション効率」は新しい段階に達する。これにより、不動産業界はより柔軟にビッグデータアプリケーションを利用でき、顧客へより良くサービス品質を提供できると予想されている。

出典:http://hopechina.com/news-detail.htm?id=57

テック系不動産仲介のFangdd、ナスダック上場

FangDDNetwork Group(房多多)は、同社のADS(アメリカ預託証券)をナスダック証券取引所に上場するため、一株当たり13ドルのプライシングを設定した。合計で、7800万ドル規模の資金調達を行う。今回のIPOの引き受け主幹事はモルガン・スタンレー、UBS証券、CICCである。

FangDDは、モバイルインターネット、クラウド、ビッグデータなどのテクノロジーを活用することで、不動産エージェントのあり方に変革をもたらしている。同社は中国で最大のオンライン不動産取引プラットフォームを運営している。不動産仲介業者は、中国全土に200万あり、そのうちの45%である91万の業者がFangDDのプラットフォームに登録をしている。

上場の際に提出する目論見書によれば、同社の売上高は、主に、歩合の取引手数料、イノベーション活動、プラットフォームでの関連取引などからあがっている。

出典:https://ir.fangdd.com/news-releases/news-release-details/fangdd-announces-pricing-initial-public-offering

まとめ

不動産の商業住宅の売り上げ高は順調な成長を見せる一方で、不動産従事者の7割近くが3年以内に辞めるなど仲介業のプロ意識の低さや質の低下も指摘されています。今後は人材教育によって確かなクオリティーを持った不動産会社がさらに求められるでしょう。

中国に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


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目次(全15ページ)
Ⅰ 中国におけるビジネス事情 ・中国は世界第2位の経済大国 ・中国の外資規制は緩和傾向にある ・中国の就労ビザは3つのランクがある ・中国のカントリーリスク ・最も注目すべき中国の「一帯一路」政策 ・今後の製造分野におけるロードマップ「中国製造2025」 Ⅱ 中国の業界トレンド ・中国の食の最新トレンド ・中国の製造業におけるビジネスチャンスとは? ・最近の中国における医療・介護分野の動向 ・中国の教育分野では通信教育がトレンド Ⅲ 中国でビジネスを成功させるために


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