【エネルギー会社との提携】中国の海運業界

indonesia-shipping

昨年末に中国最大の海運会社が総合エネルギー会社との戦略的提携を結ぶなど、物流だけではなく海上資源など優位性を活かしサービスの幅を広げています。

今回は、そんな中国の広告代理店業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

福建海運集団、ハイエンド観光船へ投資

2019年12月22日の発表によると、福建海運集団は、ハイエンド観光船の「閩江之星」を建造するための投資契約の式典を福建省の福州台江客運埠頭で行った。発注先の建造業者は、無錫東方高速艇発展有限公司であり、発注投資額は、2600万人民元となる。また、2020年の下半期に福建海運集団への引き渡しが予定されている。

「閩江之星」は、212の乗客キャパシティを持ち、船の全長は40メートル、幅10メートル、最大吃水1.5メートル、最大航行速度9〜10ノットのスペックとなる。このスペックは、閩江航行に最適化されたものであり、船室内では、巨大な窓ガラスとジャスミンの花をモチーフにしたデザインも採用されている。

「閩江之星」は、主に閩江両岸の風光明媚な景色を遊覧するために用いられ、団体遊覧、サミット、飲食、娯楽など様々な機能を併せ持つことになる。近年、急増する旅行需要に応えて、福建海運集団は、福建省に根を張る国有系の企業として、閩江周辺の観光資源の開発に力を入れている。

出典:http://www.fjcts.cn/contents/view.php?aid=11455

山東海運、ノルウェー船級社と戦略提携

2019年9月19日、山東省系の国有海運企業である山東海運は、山東省青島において、海運能源とともに、ノルウェー船級社と戦略提携を行うことを発表した。三社の協議によれば、ISO認証、企業のリスク管理、リスクの識別とその評価、第三者認証などの分野で協力することを確認した。また、今後は、新船舶の建造、船舶の運行管理、海洋エンジニアリング、海洋資源開発、海洋再生エネルギー、漁業などの領域での協業を模索するとしている。

ノルウェー船級社は、リスク管理とリスク認証に関するソリューションプロバイダーとして、世界におけるリーディングカンパニーである。船舶サービス、リスク認証サービス、技術サービスなどの業務を手がけている。

山東海運は、山東省人民政府の批准によって設立された国有企業である。主に鉱物、エネルギー資源、食糧、化学品、雑貨の物流を手掛けている。また、鉱砂や液化石油の海運に関して、最大規模の船舶と輸送キャパシティを誇る。

出典:https://www.sdshipping.cn/document/1263.html

singapore-shipping

東方海外、2019年第3四半期の業績を公表

海運大手の東方海外貨櫃航運(OrientOverseas)は、2019年第3四半期の業績を公表した。第3四半期において、コンテナ貨物の総積載量は、前年同期比4.1%増の1781千箱、総収益は、5.8%増の1646229千米ドルであった。また、積載キャパシティは、前年同期比4.7%の増加、積載率は、0.4%の減少となった。

積載量の内訳別では、アジア/欧州ラインが前年同期比11.4%増の高成長を見せ、次いで、大西洋ラインの5.8%増、太平洋ラインの3.5%増、アジア内/オーストラリアラインの1.2%となり、全ての海運ラインで取扱貨物量の成長がみられた。収益成長への寄与という観点からみると、12%増の大西洋ライン、次いで、7.1%増の太平洋ラインが最も貢献した。

東方海外貨櫃航運は、香港に拠点をおく東宝海外(國際)の100%子会社。東方海外(国際)は、2017年に中国国有海運大手のCOSCOから買収されている。

出典:https://www1.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2019/1025/ltn20191025050_c.pdf

錦程物流、15年連続で中国国際貨物物流で第1位

2019年9月11日の発表によると、2019年の中国国際貨物物流トップ100企業評定において、錦程国際物流グループは15年連続で第一位となった。

錦程国際物流グループは常に「革新し、常に他の人の前を歩く」という企業精神を持って、電子商取引と集中購買のビジネスモデルを打ち出した。同社はインターネット革新サービスプラットフォームを構築し、業界内最大規模の24時間コールセンターを構える。

技術革新と情報技術、電子商取引に対する投入により、同社はオンラインとオフラインを結合する新たなビジネスモデルを構築した。これにより、最大限に取引先の物流輸送コストを削減し、貨物の流通効率を向上できた。

出典:http://www.jctrans.cn/news/company/87394.html

中国遠洋海運、国家電投と提携!目的は?

2019年12月9日、中国遠洋海運と国家電投は、北京で戦略協力枠組み協議を締結した。中国遠洋海運グループの董事長、国家電投董事長などが調印式に出席した。

国家電投は中国唯一の水力発電、火力発電、新エネルギー資産を持つ総合エネルギー企業集団であり、世界最大の太陽光発電企業である。中国遠洋海運は世界最大の総合海運物流グループであり、世界トップの総合物流サプライチェーンの構築に力を尽くしている。

双方は戦略的パートナーシップを構築し、市場と資源、航運物流、インフラ整備と投資、装備製造、科学技術革新応用、産業金融投資などの面で全面的な協力を展開し、それぞれの主要業務の優位性を活かしていく予定。共同効果を強化し、双方の高品質発展の促進を図る。

出典:http://www.coscoshipping.com/art/2019/12/9/art_6864_126218.html

まとめ

中国のコンテナ取扱量は年々増加していますが、国内貿易海運市場は上位3社で市場の8割を占めるなど 寡占市場状態にあります。海運業界においては、これらの会社との提携などが現実的な方法ではないでしょうか。

中国に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


東南アジアで350社を超える企業をサポートしている*BIZLAB(ビズラボ)が、現地でビジネスをするなら知らないと損する情報をまとめた【お役立ち資料】を作成しました。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

*ビズラボは東南アジア・中華圏で販路拡大したい企業様向けの月額定額制の個別相談・調査サービスです。1ヶ国あたり月額1万円の会員制で、現地調査員が常に100名以上稼働しているため、現地の知りたい情報を手軽に入手できます。現在の導入企業は350社を超え、現地でビジネスを成功させたい企業の必須サービスとなっています。シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア、フィリピン、中国、台湾の8か国に対応しています。


目次(全15ページ)
Ⅰ 中国におけるビジネス事情 ・中国は世界第2位の経済大国 ・中国の外資規制は緩和傾向にある ・中国の就労ビザは3つのランクがある ・中国のカントリーリスク ・最も注目すべき中国の「一帯一路」政策 ・今後の製造分野におけるロードマップ「中国製造2025」 Ⅱ 中国の業界トレンド ・中国の食の最新トレンド ・中国の製造業におけるビジネスチャンスとは? ・最近の中国における医療・介護分野の動向 ・中国の教育分野では通信教育がトレンド Ⅲ 中国でビジネスを成功させるために


無料ダウンロードフォーム
* が付いている項目は入力必須項目です
















※日本以外に居住されている方は、電話番号の先頭に国番号をお付けください。(例:シンガポール +65)

役職 *


中国への進出状況 *




関連記事

  1. malaysia-workers-education

    【生産事故の減少を目指して】中国の資格・社会人教育業界

  2. 【輸送需要、増加中】タイの陸運業界

  3. malaysia-trainbus

    【より便利な公共交通機関へ】台湾の鉄道・バス業界

  4. 【国内生産で需要に応える】マレーシアのバイク業界

  5. malaysia-advertisement

    【中国企業の海外進出による需要の増加】中国の広告代理店業界

  6. Thailand-school

    【小中学校でのAI教育】中国の学校業界

  7. 【国内ブランドを世界へ】中国のファッション業界

  8. philippines-warehouse

    【Eコマースの導入】フィリピンの倉庫業界

PAGE TOP