【流行は長期投資へ】中国の証券業界

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最近になり、証券会社によって長期投資を促進するキャンペーンが行われたり、最大で30年の長期地方債権が発行されるなど長いスパンでの投資の見方が増えています。

今回は、そんな中国の証券業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

上海証券、各社との協定で長期投資に力を入れる

2019年12月18日の発表によると、上海証券は、海通、銀河、招商、天相、晨星、济安金信各証券会社、また、中国証券報、上海証券報、証券時報の各報道機関と協定を結んだ。短期的な業績ではなく長期的な投資及び業績を重視し、持続的な共同発展をしていくことを確認した。

協定の主な内容しては、年ごとの格付けを廃止し、3年またはそれ以上の業績によって格付けを決定することで、投資者の信頼を高めるとともに、業界内でのブランド価値を高めていくことを狙いとしている。

営業戦略として、基金に所属する各会社が、週ごとや月単位でのキャンペーンを廃止し、長期投資や定期定額購入のキャンペーンを積極的に推進することで、投資者が長期投資のリスクへの不安を克服し、長期収益の価値を認識できるようにするとしている。

出典:https://www.shzq.com/information/detail.html?pageId=uda_456919b86bbb45b8a379bebf6ce75a35&flag=0&listId=%E6%9C%80%E6%96%B0

5G技術の先駆者へ!联通と広発証券の5G戦略協力

2019年12月19日の発表によると、広発証券と通信大手広州联通は、次世代の5G技術の先駆者となるべく、5Gと金融科学テクノロジーを融合させ、将来の証券業界に一石を投ずることを目標として、共同で5G戦略協力計画を発表した。

計画内容としては、5Gと8KVRを組み合わせ、高速の通信速度を生かし、VR投資コンサルタントサービスやVRプライベートバンクという斬新なサービスを顧客に提供し、時代を先取りしたイノベーション研究室となることを目指している。

同計画は、今後さらに発展していくであろうユビキタスネットワークを先進的に活用することで、場所にとらわれず、すべての省・市においてさらにグレードアップした金融サービスを提供していくことを内容としている。

出典:http://www.gf.com.cn/article/detail/5dfb45ddf282c5b20b000861

投資者保護基金の適用拡大が認められる

証券の流動性に問題が生じた場合、証券会社は自助によるか、投資者の支援を求めるかしか選択肢がない現状だが、2019年12月27日の発表によると、国務院は投資者保護基金の適用拡大を認めることによって、市場で予期せぬ事態が生じたとしても、証券会社が流動性を保つことができるようにした。

具体的には、ある証券会社において市場に重大な影響を与える流動性リスクが生じた場合、証券会社が引き続き営業を続けることができ、かつ利息を払えるという条件で、投資者保護基金を一時的な流動性確保の手段として用いることができる。

証券会社は、投資者保護基金の活用以外に方策がないことを証明しなければならない。規定には、使用条件の厳格化と同基金の使用に関する指導及び監督の強化が規定されており、市場の早期の安定化を図ることを目的としている。

出典:http://www.csrc.gov.cn/pub/newsite/zjhxwfb/xwdd/201912/t20191227_368622.html

地方政府債券市場の高品質発展にむけて

2016年11月11日に、上海証券取引所は初の地方政府債券ー上海市政府債券を発行した。それ以来3年間、同取引所の地方債券発行は全国32カ省・市まで及び、発行規模も2017年の0.88万億元から、2018年に1.8万億元、2019年10月までに1.92万億元に達している。

地方債券種類から見ると、地方政府一般債券以外に、土地備蓄、有料道路、コミュニティイノベーションに用いる地方政府特別債券も迅速に発展してきた。投資主体から見ると、銀行、証券、保険、ファンド等各種金融機関と、工業商業企業、国外機関と、個人投資家も地方債券投資に参入している。

債券期限から見ると、超長期債券がより好まれる。今年10月まで、同所は15年、20年、30年期限が含まれる長期限地方債券を4502.8億元発行し、それらは市場の60%を占めた。そのうち30年期は38件、計2527億元が発行され、常態になりつつある。

出典:http://www.sse.com.cn/aboutus/mediacenter/hotandd/c/c_20191111_4945414.shtml

国泰君安証券、初の上場基金主マーケットメーカーになる

2019年9月17日の発表によると、国泰君安は、債券ETFに一次流動性サービスを提供する初の上場基金主マーケットメーカーになった。

2019年8月までに、国内債券ETF存続ファンドは計11個、ファンド資産規模は148.41億元で、比較的小規模で、流動性の強化も期待されている。上海証券取引所の上場基金主マーケットメーカー制度の推進のもと、今後国内債券ETFの個数と規模は大幅な増加が予想される。

国泰君安マーケットメイキングのオファーは独自で研究開発したスマート量的オファーシステムを使用し、債券ETFにおけるマーケットメイキング業務を積極的に行っている。今後も上場債券ファンドによりプロフェッショナルなサービスを提供する。

出典:https://www.gtja.com/content/events/news/bondetf_190917.html

まとめ

世界的に見てアナリストの数は減少傾向にある中、中国では2019年度に過去最高を記録するなど証券会社の発展はまだまだ続いています。また外資企業との競争力を高めるために、デジタルの活用や長期投資を推奨することによって持続的な成長を目指すなど今後も成長は止まらないでしょう。

中国に進出を検討している方も、すでに進出している方も必見!


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目次(全15ページ)
Ⅰ 中国におけるビジネス事情 ・中国は世界第2位の経済大国 ・中国の外資規制は緩和傾向にある ・中国の就労ビザは3つのランクがある ・中国のカントリーリスク ・最も注目すべき中国の「一帯一路」政策 ・今後の製造分野におけるロードマップ「中国製造2025」 Ⅱ 中国の業界トレンド ・中国の食の最新トレンド ・中国の製造業におけるビジネスチャンスとは? ・最近の中国における医療・介護分野の動向 ・中国の教育分野では通信教育がトレンド Ⅲ 中国でビジネスを成功させるために


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