【ECサイトの中核戦略】中国の倉庫業界

アリババを筆頭にECサイトを持つ各会社は物流のさらなる効率化を目指して、スマート技術を用いた倉庫の運用を積極的に行っています。

今回は、そんな中国の倉庫業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

中国EC大手京東傘下のJDロジスティクス、休眠倉庫の活用を進める〜倉庫業界事情〜

中国EC大手の京東(JD.com)傘下のJDロジスティクスは、物流のさらなる効率化のために、遊休倉庫資源の活用を進めている。中国全土の倉庫所有者は、JDクラウド倉庫に加盟することで、JDロジスティクスの先進的な倉庫管理システムと運営ノウハウを導入することができる。

自己保有倉庫は、資金、工事、土地選びなど多くの難題を抱えているが、JDクラウド倉庫は事業者・消費者の両方にとって有効なソリューションとなっている。

2019年、浙江省寧波に本拠地を置く中国物流(安吉)有限公司は、2019年にJDクラウド倉庫に加盟し、ローテクノロジーの不人気企業から、最先端の物流サービスプロバイダーへと生まれ変わった。3000平方メートル規模の倉庫は、JDのノウハウトブランドの恩恵を受け、B toBのみのビジネスモデルを脱却し、数十社の顧客を獲得している。

出典:http://www.jdwl.com/#/NewsDetail?id=124

中国のアリババ、傘下・菜鳥の株式を買い増し〜倉庫業界事情〜

2019年12月2日の発表によると、アリババ集団は、スマート物流を強化するため、233億元をかけて増資と既存株式の買い付けによって、菜鳥網絡(CAINIAO)の持ち株比率を51%から63%に引き上げる。アリババ以外の投資家も増資に参加する。

菜鳥は、倉庫運営や集配拠点運営を手がけるアリババの物流子会社。倉庫のようなハードウェアに、デジタル技術を掛け合わせた効率化運営が持ち味で、アリババのEC戦略の中核として2013年に設立された。

菜鳥によれば、2019年上期だけで、宅配一件あたり平均5時間の時間短縮を達成し、わずか6年でスマート物流の最大のプラットフォームとしての立場を確立しているとのこと。

出典:https://www.cainiao.com/markets/cnwww/cn-news-detail?spm=a21da.144546.0.0.79443045ibBdSB&id=1432

vietnam-warehouse

中国の蘇寧物流グループ、新たに物流センターを5つ開設〜倉庫業界事情〜

2019年7月20日の発表によると、蘇寧物流グループは、新しい青島城陽物流基地を開設した。さらに、南昌、長沙、石家荘、南寧の4つの都市にも小さな物流センターを設立した。6月9日の時点で、蘇寧物流グループの新しい5つの倉庫での出荷量は100,000件を超え、タイムリーな配送率は99.6%に達した。

南昌、長沙、青島、石家荘、南寧にある新しい5つの主要な物流センターの総貯蔵面積は200,000平方メートル以上であり、そのうち最大のものは長沙物流センターで、60,000平方メートル程となっている。現在、5つの新しい倉庫は100万レベルの在庫量を備えている。

これらの5つの主要な物流拠点の運用により、少なくとも5つの地域と40郡の利益の改善ができるとのこと。

出典:https://wuliu.suning.com/home/newsDetail.htm?id=90

倉庫業界初!フルーツ専用の倉庫物流センターが中国・成都蒲江で開始

2019年7月11日のニュースによると、申通快遞公司のフルーツ専用の倉庫物流センターが成都蒲江で始まるとのこと。フルーツ専用の倉庫物流センターは業界初。

同倉庫センターは、面積約28エーカーで、倉庫、包装、物流を統合している。エアコン完備の保管倉庫が20あり、それぞれが80平方メートルの面積を占め、160,000 kg /部屋の容量を持っている。30社以上のフルーツeコマース企業が申通快遞公司とサービス協力契約を締結した。

蒲江フルーツ貯蔵および物流センターのマネージャーである黄从林氏は、「現在、倉庫および物流センターの幹線直接エリアには、広州、深セン、杭州、上海、北京、鄭州、武漢、長沙、沈陽、南京、泉州などがある」と述べた。

出典:http://www.wl890.com/wuliujs/1562809960664.html?newsId=11073

中国京東物流の無人倉庫と物流ロボットとは?〜倉庫業界事情〜

中国科学院の「互联网周刊」と「eNet研究院」は共同で、2018年で最も革新的なテクノロジーリストを発行した。その中で、中国の大手物流会社である京東物流の無人倉庫と物流配布ロボットがそれぞれ8位と11位にランクインした。

無人倉庫は、2018年10月に完成した、保管、包装、仕分けの全プロセスを無人化した世界初の無人倉庫となっている。

物流配布ロボットは、完全に自動運転で障害物の回避、方向転換、迂回、帰還などを実現し、信号機を認識して待つこともできる。

出典:https://www.jdwl.com/#/NewsDetail?id=115

まとめ:中国の倉庫業界

大手ECサイトを持つ会社が倉庫に力を入れ始める中、各倉庫会社も専用の商材を扱うことや、テクノロジーを用いた無人倉庫など様々な特徴のある倉庫を発表しています。物流におけるニーズを正確に理解し、テクノロジーを用いるなど最も効率的な手段で解決できるサービスが求められるでしょう。

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