【地域による供給格差の改善】中国の水道業界

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急速な経済発展によって中国では給排水が増加しており、水の供給量は地域によって格差があります。これを改善すべく、慢性的に水不足に陥りやすい地域に豊富な地域から供給することやスマート技術を用いた改善など、様々な取り組みが行われています。

今回は、そんな中国の水道業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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2020年 中国の水道(建設・インフラ・環境)業界

中国科栄ソフトウェア、水サービス産業のデジタル変革を目指して〜水道業界動向〜

2020年1月9日、粤海水務の子会社である「科栄ソフトウェア」はTencent Groupと協力協定を締結した。両方は、スマート水事の分野で全面的な協力を実施し、共同で水事のデジタル変革とインテリジェント管理のアップグレードを促進すると述べていた。

粤海水務は粤海グループ傘下の大規模な国内総合水道事業者であり、全国の14の省と市町村で事業を展開し、60以上の水プロジェクトを運営している。「科栄ソフトウェア」は、粤海水務傘下のスマート水道サービスプラットフォームであり、業界をリードするインテリジェントな給排水技術を備えている。

契約によると、「科栄ソフトウェア」とTencent Groupはデジタルエコシステムを構築し、水事および水利業界のデジタル変革を促進する。両方は共同研究室を設立することにより、給排水、パイプネットワーク、水事エンジニアリング等の領域のスマート革新を実施する。新技術を探求し、国内の水事企業の管理能力を向上させることにも役立てると思われている。

出典:https://www.guangdongwater.com/gsdt/info_1211_itemid_13997.html

中国の李克強首相、「南水北調」計画の方針会合を主催〜水道業界動向〜

2019年11月18日の発表によると、李克強首相は、「南水北調」計画の方針会合を主催した。南水北調とは、水資源が慢性的に不足する北部に南部の水を引き入れるプロジェクト。水を輸送するルート別に東線、中央線などの複数の工程があり、中央線第一期の完工を終えた節目に会合を主催し、今後の方針を協議した。

李克強首相は「南水北調」の後続作業部会の会合において、「中央線及び西線の水利プロジェクトと関連プロジェクトへの投資を効果的に拡大することが、当面の最優先課題だ」と発言した。

目下の経済減速の環境下でも、長期的で有効な投資を通じて、プロジェクトを推進していくことを確認した。

出典:http://www.gov.cn/premier/2019-11/18/content_5453188.htm

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仏の水メジャーSuez、中国山東省の工業団地の汚水処理事業に参画〜水道業界動向〜

2019年9月11日、フランスの水メジャーSuez(スエズ)が、東営市(山東省)に位置する石油化学工業団地における汚水処理プロジェクトに参画することを発表した。

地元政府系投資会社と合弁会社を設立し、Suezが筆頭株主(41%)となり事業をリードする。

既に山東省の飲用水の90%の生産を担うSuezにとって、新たに工業水処理分野へ進出することは、急成長する中国市場への更なるコミットを示すものである。このプロジェクトにおいては2.6万㎥/日の汚水処理能力を持つ建設・運営する予定。

出典: https://www.suez-nws.com/zh-cn/news/press-releases/suez-nws-wins-industrial-wastewater-treatment-project-in-dongying–to-optimize-water-resources

中国水務、オリックス、東レが合弁で水道業界に参入

2019年2月22日、中国水務、オリックス、東レの3社は、中国での水事業における上水など多領域での協業を目的に、合弁で江西水麗を設立すると発表。

中国水務の中国国内における水事業ノウハウを基盤に、東レの膜ろ過技術を導入することで、水道から直接飲める水を供給できる設備の製造・販売を行う。

現地マーケットシェア、資本力、技術力など、3社の強みを結集した日中合弁事業という意味で、先駆的な取り組みと言える。

出典:https://www1.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2019/0221/ltn20190221287_c.pdf

中国政府、三段階の汚水処理の評価基準を発表〜水道業界動向〜

2019年8月28日の発表によると、国家発展改革委員会、生態環境部、工信部が連名で、「汚水処理及び再生利用業界にかかる清浄処理の評価基準体系」を発布した。

中華人民共和国環境保護法にて制定された汚水処理方針を貫徹するために、体系的な評価基準を制定した。

汚水処理の評価基準を等級別に、(I)グローバル先端水準、(II)国内先進水準、(III)国内一般水準の3つに分けて定義した。この基準は状況に応じて適宜改正されるものである。

出典:http://www.ndrc.gov.cn/zcfb/zcfbgg/201909/W020190919342210948293.pdfC

まとめ:中国の水道業界

改革開放以降の中国は都市化が加速し、水業界の重要性が高まっています。安全で安定した水の供給をするために課題は多いが、関連企業にとってはビジネスチャンスも多いでしょう。

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