【国内企業のグローバル化を後押し】台湾の会計事務所業界

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昨年より海外資金の国内への送金に関する条例が変わるなど、会計面でも台湾企業のグローバル化を進める動きが強まっています。

今回は、そんな台湾の会計事務所業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

台湾の2020年資本市場の発展動向とは?〜会計事務所業界事情〜

2019年12月17日の発表によると、勤業眾信聯合會計師事務所は、「2020年臺灣資本市場發展趨勢與展望(2020年の台湾における資本市場の発展動向と展望)に関する記者会見を行った。2019年の台湾の資本市場では、35社の企業が新規上場を果たし、調達した資金の総額は280億台湾ドルに達した。

各企業の資金調達平均額は8億台湾ドルであり、昨年の平均額3.9億台湾ドルから大幅に増え、成長率は105パーセントとなった。35社のうち上位5つの銘柄は、185億台湾ドルを集め、全体の65パーセントを占める。

同社は、2020年に台湾の資本市場に影響を与える主な要因として、米中貿易戦争、選挙による経済の不透明性などを挙げている。将来的に産業統合の促進、台湾の特徴的な資本市場の構築、国際基金との繋がるという目標の実現を期待していると述べた。

出典:https://www2.deloitte.com/tw/tc/pages/risk/articles/pr20191218-ipotop5-conference.html

海外資金管理運用及び課税法に関する台湾KPMGの見解〜会計事務所業界事情〜

海外資金の国内への送金管理、運用および課税に関する条例「境外資金匯回管理運用及課税条例」(還流海外資金の管理運用及び課税に関する条例)が2019年8月15日に行政院により施行された。

これは、国際経済情勢の最近の変化に対応するために、台湾企業がグローバルな投資に関われるように支援し、適切な税制上の優遇措置を提供することで、海外にある個人および企業資金を台湾に戻すように促すものである。

KPMGの税務および投資部門の執行副最高経営責任者である林嘉彥は、「この規則の規定によって、優遇措置のある、2019年8月15日から2021年8月14日までの2年間で、個人の海外資金(中国大陸を含む)の扱い方に大きな影響を及ぼすだろう」とみている。個人、もしくは営利事業者が国税局の許可を取得した上で、海外資金、もしくは再投資の収益を専用口座に送金して預け入れた場合、還流資金条例で定められている優遇税率の適用を選択することができる。

出典:https://home.kpmg/tw/zh/home/media/press-releases/2019/09/tw-kpmg-offshore-capital-law-become-effective.html

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台湾の金融監督管理委員会、会計士の研修方法改正へ〜会計事務所業界事情〜

2019年12月12日の発表によると、会計士の専門的なサービスの質と能力、およびマネーロンダリング防止とテロ対策の規則、業務に対する会計士の理解を改善するために、金融監督管理委員会は、「会計士のための継続的な専門家研修方法」の第3条と第5条、及び第10条について考慮し、改正することに決定した。

会計士はマネーロンダリングの防止とテロに関連する法律、そしてその実施方法について継続的に専門的知識を深める必要がある。(修正条文第3条より)

会計士は、マネーロンダリング防止およびテロ対策に関連する法律および実施方法に関する専門的なトレーニングを少なくとも3時間受ける必要がある。会計士会全国連合会の教育委員会、全連会専門教育委員会によって承認された会計事務所、組織によって実施される。この修正条文は2020年1月1日より施行される。

出典:https://www.fsc.gov.tw/ch/home.jsp?id=96&parentpath=0,2&mcustomize=news_view.jsp&dataserno=201912120001&dtable=News

台湾の安永聯合會計師事務所がフォーラムを開催〜会計事務所業界事情〜

現在、スマート製品と人工知能が日常生活で広く使用されているように、ロボット工学、人工知能、ビックデータ技術、ブロックチェーンなどの新しい技術はビジネスや私たちの生活に多大な影響を与えている。

そんな中、2019年12月10日の発表によると、デジタル革命の波が押し寄せる中、ビジネスは変革の段階にあり、台湾のデジタル変革を推し進めることが重要な課題となっている。企業は優位性を獲得し、チャンスを掴むためにはどのような新興技術の活用が必要かを考える。

上記の課題について安永聯合會計師事務所と台灣玉山科技協會が共同で「2019玉山安永科技論壇:驅動智能大未來-數位轉型的現況與契機(2019玉山安永テクノロジーフォーラム:デジタル革命の現状と機会」を開催した。

出典:https://www.ey.com/tw/zh_tw/newsroom/ey-event-technology-forum-2019

台湾の資誠聯合會計師事務所がセミナーを開催〜会計事務所業界事情〜

2019年10月22日の発表によると、資誠聯合會計師事務所は「管理與税務數位創新-邁向管理新紀元(管理と税制のデジタルイノベーション-管理の新時代に向けて)」というセミナーを開催し、同社の経営コンサルタントと税務管理分析のスペシャリストを招き、データ主導のビジネス決定と税務管理について議論した。

このセミナーでは、企業の税務と管理の効率化や意思決定能力を向上させるために、同社の財務および税務に関する実践事例を含む資料を公表。デジタル自動処理及び分析ツールを有効に活用できるよう支援した。

資誠創新諮詢公司の代表取締役である盧志浩は、「グローバル化や新技術といった新しい環境に直面し、企業は競争力を高めるために状況に応じ、大量の内部・外部の情報を迅速に把握、管理し意思決定することが必要である。適切な技術を使用することで、効率的に行うことができる」と述べた。

出典:https://www.pwc.tw/zh/news/press-release/press-20191022.html

まとめ:台湾の会計事務所業界

会計事務所の利益は緩やかな上昇になっているが、台湾の資本市場の成長やグローバル基準の会計を目指す取り組みが行われるなど、まだまだ会計に関するニーズは増えていくでしょう。

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